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今日ご紹介するゲームは、ドイツ年間ゲーム大賞2003の受賞作、アルハンブラです。
タイルを購入して手元に配置していく箱庭&パズル系ゲームの不朽の名作。

ボードゲームをやり始めの初期に購入して遊んで楽しかったのですが、繰り返し遊ぶ間もなく次から次へと新作が我が家に押し寄せる中、一度手放してしまったゲームです。

以降、なかなか手に入る機会がなく、機が熟すのを待っていたのですが、メルカリにて拡張がフルで入ったBIGBOXが適正価格で出品されてたので、即購入。
目が越えた今でも楽しさを提供してくれますでしょうか?

アルハンブラ(Alhambra: Big Box)

・所要時間:60分
・プレイ人数: 2人~6人

ゲーム内容

  • 各プレイヤーに、スタートタイルを配布。
    全ての建物タイルを袋に入れて、そこから4枚を取り出して中央ボード上のスペースに配置。
    各ペースには、置かれている建物タイルを獲得するために支払うべき通貨の種類(色)が描かれている。
    建物タイル自体には、支払うべき通貨の数が書かれている。
  • 全ての通貨カードをシャッフルして、各プレイヤーごとに通過合計が20以上になるまで配布し、さらに、4枚のカードを中央にオープン。
    残りのカードの山札にし、前半部分に1回目の決算カード、後半部分に2回めの決算カードを入れ込む。
  • 手番では、以下の3つのアクションからいずれか一つを選んで実施する。
  1. 中央から通過カードを合計金額が5以下の範囲で複数枚獲得する。
  2. 中央ボードから、該当する通貨カードを指定の合計金額以上になるように支払って、建物タイルを1つを購入し、自分の配置済タイルに隣接するように配置する。
    獲得したけど配置したくない場合は、配置せずに自分の脇に改装用として置いておける。
    建物タイルを購入した際に、ピッタリの金額を支払えた場合は、追加でもう一手番を行える。
    ※ 建物タイルには4つの辺のうち、0~3辺に壁が描かれている。タイルを配置した結果、スタートタイルとの接続が途切れてしまう置き方は不可。また、壁のある辺が壁のない辺と隣接するように配置するのはNG。
  3. 脇に置いておいた建物の改装用タイルを配置したり、既に配置済みタイルと入れ替える。
  • 手番で通過カードを獲得したり、建物タイルをとった場合は、手番終了時に山札・袋から補充する。
    通過カードを補充した際に、山札から決算カードが出たら、即決算。
  • 決算では、建物タイルの色ごとに、各プレイヤーの配置タイル数を比較し、その順位に応じた得点を獲得。
    さらに、自分の建物の壁の連なりを数え、最大の連なり数分の得点も計上。
    袋から建物タイルがなくなったら、3回目の決算を行い、ゲーム終了。
    決算は後半に行くほど得点が高い。
  • 計3回の決算の得点合計が最も大きい人の勝ち。



感想

●妻
面白いね。
マジョリティ争いだから疲れるけど、よくできてる。
ちょっと昔のゲームって感じが強いかな。

●ゆづ(11歳の娘)
分かりやすくて楽しい!
自分が欲しい建物タイルをぴったりの値段で買えてもう一回手番ができると凄く嬉しい。
結構得意なゲームかも。

●ヨタくん(7歳の息子)
楽しいけど、ちょっと壁が難しくて、途中で間違えたりしちゃうんだよなぁ。
いい感じに街が作れると嬉しいよ。

●自分
完成度が高い、the タイル配置系マジョリティゲームですね。
後発の様々な街づくり系タイル配置ゲームに大きな影響を与えたことは疑うべくもありません。

他のプレイヤーの集めている建物の種類を確認し、ギリギリでマジョリティを制せるよう建物の種類をコントロールしながらも、ピッタリ通貨の複数手番を虎視眈々と狙うという、ジレンマの多いゲーム。

プレイ時間が少し長めな体感ではあるものの、わかりやすく切れ味の鋭い、殿堂入りのボードゲームって感じです。



総合評価

  • 総合評価:7
  • 独創性:7
  • わかりやすさ:8
  • システム洗練度:7
  • 間延び感の低さ(起伏):6
  • リプレイ性:7
  • コンポーネントの魅力:7
  • 脳汁感(ジレンマ味わい度):8
  • テーマ再現性:6
  • 戦術の幅:6
  • ドキドキわくわく感:7
  • 手番ごとの成長感:8
  • 攻撃性の低さ:6

~Fin~

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