・所要時間:120分
・今回の人数:人(俺、妻、ゆづ、ヨタくん)

ゲーム概要

<テーマ>

「海底調査基地アクアスフィア」を舞台に、クリスタルを発掘したり大タコを捕獲していく、変則型ワーカープレイスメントゲーム

<準備>

  • 研究所ボードを中央に配置。
    • 開始スペースに各プレイヤーの技師コマを配置。
    • シャッフルして山札にしたプログラムカードの一番上に記載されている通りに、各種プログラムチップを配置。
  • 各プレイヤーに個人ボード、コマ、時間トークンを配布。
    • 14個のボットコマと6個の潜水艦コマをボード上に並べる。
    • ランダムに受け取った基礎研究タイルを、個人ボード近くに配置し、そのタイルに対応したアクション予約スペースにボットを1つ配置。
    • 時間トークンを受け取る。
  • 海底基地ボードを組み合わせて、中央に配置。
    • 初期配置カードに従い、海底基地ボードの各セクションに大タコ、クリスタル、プレイヤーの科学者コマ、潜水艦を配置。

<ゲームの進行>

◆ 全4ラウンド制。

◆手番では、下記3つから1つを選択して実施。

  1. アクションの予約
    • まず、研究所ボード上の自分の技師コマを次のスペースに進める。
    • その後、技師コマの進んだプログラムに対応する個人ボード上のアクション予約スペースに、ボッドを配置。
    • ※各ラウンドで1回、時間トークンを3つ支払うことで好きなアクション予約スペースにボッドを配置できる。
    • ※同時に予約できるアクションは2つまで。
  2. 予約したアクションの実施
    • まず、海底基地ボード上のどのセクションでアクションを行うか決め、自分の科学者コマをそのセクションへ移動する(任意)。その際、連絡通路に記載されている時間の数だけ、時間トークンを支払う。
    • 次に、科学者コマをそのセクション内の実施したいアクションの部屋に配置。
    • ※個人ボード上で予約したアクションの部屋にしか配置できないので注意。
    • その後、個人ボード上のアクション予約スペースに配置されているボッドをとって、海底基地ボードの科学者のいるセクションの真ん中に配置する。
    • ※ボッドを送り込んだセクションに既にボッドが置かれていたらそのボッドをそのセクションの倉庫へ移す。倉庫がキャパを超えたら、各プレイヤーのボッドを1つずつ残して後は持ち主の個人ボードに戻る。
  3. パスをする
    • やりたいアクションがなくなったらパス。
    • 全員がパスをしたらラウンドが終わり、中間決算へ。

◆ フリーアクションとして、いつてもアクション予約スペースのボットを戻して、時計マーカーを2つ獲得できる。

◆ アクション(7種類)の説明

  1. 研究所タイルの獲得。
    ※獲得した研究所タイルと対応する海底基地のセクションにボッドを配置できる。
  2. 時計マーカーを獲得する。
    ※アクションを行うセクションに時計マーカーがなくても2個はもらえる。
  3. クリスタルを獲得する。
  4. 大ダコを除去し、知識点を獲得する。
  5. 潜水艦スペースに潜水艦を配置し、ラウンドに応じた知識点を獲得する。
    ※コストとして時計マーカーを支払う。
    ※早く配置した方が支払う時計マーカーが少ない。
  6. 調査カードを獲得し、ラウンドに応じた勝利点をもらう。
    ※調査カードは、保有するプレイヤーの能力が上がる永続性カードや、中間決算時に得するカード、ゲームを通して一回だけ使えるカード、もらった時だけ一度使えるカードがある。
  7. 個人ボード上の、そのセクションで指定されるアクションスペースにボットを配置する。

◆中間決算

  • ラウンド終了時に中間決算を行う。
  • 以下を合計し、知識点トラットラック上の自分のマーカーを進める。
    • 海底基地に置いた潜水艦ごとに時計マーカーを1つ獲得
    • 海底基地の各セクションの中央に置かれているボッドを数えし、最多プレイヤーに6点。同時最多なら全員3 点。
    • 海底基地に送り込んだボット数に応じた知識点。
      ※潜水艦が既に置かれている列までしか得点対象にならない。
    • クリスタルの個数に応じた知識点。
    • 自分が中央にボットを置いたセクションに残っているロボットの数に応じたマイナス点。

※新しく得た知識点を加算すると一定の点数を越える場合、クリスタルを1つ支払う必要あり。

◆中間決算が終わったらラウンド終了。

  • 次のラウンドの準備として、
    • 海底基地ボード
      知識カードと研究所タイルと大ダコ、クリスタルを補充。
    • 研究所ボード
      新しいプログラムカードをめくり、研究所ボード上のプログラムチップを細配置。
    • 全プレイヤーの技師コマを開始スペースに配置。

◆4ラウンド目の中間決算を終えたら、最終決算。

  • 各プレイヤーの研究所タイルの種類に応じた知識点。
  • 余った時計マーカー1つで1知識点。
  • 潜水艦を全てのセクションに置けてたらボーナスで5知識点。
  • 研究所タイルを6枚揃えて完成させたらボーナスで5知識点。

◆ 上記を加算し、知識点が最も多い人が価値勝ち。



感想

●妻
悩ましいゲームだね。物凄く頭使う。計画した次の手番にそのアクションができるので、先を見越して計画をしっかり立てることが大切だね。
他のワーカープレイスメントと違いすぎて、慣れるまでアクションを間違えがちで、若干苛ついちゃったかな。

●ゆづ(9歳の娘)
計画して、次の時にアクションするのが珍しくて楽しかった!
やりたいことが色々あり過ぎて迷うゲーム。頭が良くなりそうでいいね!

●ヨタくん(5歳の息子)
ヨタくん、最初はよくワケが分かってなかったんだよ!何か、どうしてもやりたいアクションにいきなりボットを置いてやっちゃうの。そしたらパパが怒るから、ちょっと嫌だったんだよなぁ。でも、大ダコをたくさん倒して点数をいっぱいもらえるのが嬉しかった!

●自分
これは前評判で聞いてたよりシンプルなルールですね。手番で行うことが特殊なので慣れるまでがちょっとしんどいけど、慣れるとサクサク進んでいきます。研究所タイルと調査カードをもらうことでやれる事が増えていく成長感が楽しく、成長した結果大ダコを一度に沢山倒せるようになって知識点を大量獲得下時は超快感!
研究所タイルも知識カードもクリスタルも大ダコも、ラウンドの途中で補充されないため、早いもの勝ち的要素が多く、他プレイヤーの動向にかなり影響を受けます。インタラクションが強めではあるものの、攻撃要素はないので苦にならないレベルです。
1回目のプレイでは「なかなか面白いじゃん」という評価。加えて、「もう少し上手くやれそうなのでまたやりたい」という気持ちになれたので、リプレイ性も結構高めだと思います。

総合評価

  • 総合評価:7
  • 独創性:8
  • わかりやすさ:7
  • システム洗練度:7
  • 間延び感の低さ(起伏):7
  • リプレイ性:7
  • コンポーネントの魅力:6
  • 脳汁感(ジレンマ味わい度):8
  • テーマ再現性:7
  • 戦術の幅:8
  • ドキドキわくわく感:7
  • 手番ごとの成長感:7
  • 攻撃性の低さ:7
  • 9歳児と本気で遊べる度:7
  • 5歳児も楽しそう度:大ダコの謎の存在感がたまらない!

~Fin~

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