・所要時間:120分
・今回の人数:4人(俺、妻、ゆづ、ヨタくん)
ゲーム概要
<テーマ>
スペインのマヨルカ島を舞台に、小さな農園を大きな農園へと発展させることを目指す拡大再生産ゲーム。
【中古】ボードゲーム ラ・グランハ 英語版 (La Granja) [日本語訳付き]
<準備>
◆各プレイヤーは、下記を受け取る。
- 専用の農場ボード
- プレイヤーマーカー25個
- ロバマーカー4種類4枚
- 4枚の農場カード
- 初期資源として、1勝利点・1銀・1交易品
◆共通
- 中央ボードを設置。
- 中央ボードの屋根タイルスペースに、ラウンド番号ごとに屋根タイルを分けて配置。
- 屋根タイルをプレイヤー人数分数字ごとに分けて2から6裏向きで配置。1の屋根タイルは表向きで並べる
- 6か所の建物スペースのうちランダムで3か所に「建築順マーカー」と「1勝利点」を配置
- ダイス9個(4人プレイ時)
- 市場の中央部に手番順ごとの指定のマスにプレイヤーマーカーを1つずつ配置。
- 中央ボードの昼寝トラックの0のスペースにかくプレイヤーのディスクを配置。
<ゲームの進行>
◆6ラウンドで構成。
◆各ラウンドは、「農園拡張フェイズ」「ダイス収入フェイズ」「昼寝&出荷フェイズ」「得点計算&次ラウンド準備フェイズ」の順に進行。
- 「農園拡張フェイズ」では、
- 農園カードを1枚プレイ (必須)
- プレイしたカードは農場ボードの上下左右いずれかに差し込む
- 左なら畑に、上なら荷車に、右なら農場拡張設備に、下なら特殊能力を持つ助手になる。
- 右側(農場拡張設備)に配置するときだけコストとして資源を支払う。
- 農園カードを手札上限まで補充 (必須)
- 農場ボード右の設備があれば該当のものを獲得 (必須)
- 畑カードに空きがあれば農作物を生産。家畜が2匹以上いて空いている畜舎があれば1匹繁殖。(必須)
- 中央ボードから屋根タイルを購入し、農場ボードの指定の場所に配置。(任意)
- 屋根タイルの購入には現在のラウンド数に応じたコストがかかる
- 屋根タイルに書かれた特典は、以降自分の手番の時に(ゲームを通して)1度だけ使用可能。使ったら裏向きにする。
- 屋根タイルの配置場所に勝利点が書かれていたら獲得。
- 「ダイス収入フェイズ」では、
- 代表者が9個のダイスをふって、中央ボード左のダイススペースに出目ごとに分けて配置。
- 手番プレイヤーから順に、欲しい出目のダイスを獲得し、該当の収入を得る。(お金、農作物、豚、カード獲得orプレイ、無料加工、出荷、昼寝トラック進行など)
- 最後に残ったダイスの収入は、全員が獲得。
◆「昼寝&出荷フェイズ」では、
- 手元に残っているロバ&昼寝マーカーを1つ選び、全員で一斉公開。
- 手番プレイヤーから順に、出したロバ&昼寝マーカーに記載されている昼寝マークの数分、昼寝トラックを進める。
全員ディスクを進め終わったら、このタイミングで手番順がチェンジ。
以後、次ラウンド以降のこのフェイズで再び変わるまで、新しい手番順で進行。
- 新しい手番プレイヤーから順に、ロバ&昼寝マーカーに記載されているロバマークの数分、農場にある「農作物・家畜・食品・ワイン・肉・銀」を、農場ボードに配置した荷車か、中央ボードの建物スぺースのいずれかに出荷する。
※ 出荷 = 該当のものをストック戻し、自分のプレイヤー駒を荷車・建物スペースの同商品の描かれたマスに配置すること
- 出荷した結果荷車が満載になったら、交易品1つとカードに記載されている勝利点を獲得。
その後、市場の中で、獲得した勝利点と同じ数字のマスにプレイヤーマーカーを配置し、「隣接していて、今回の勝利点数字よりも低い数字のプレイヤーマーカー」を持ち主に戻し、戻した数の勝利点をGET。
- 出荷した結果、中央ボードの1ヵ所の建物スペースがいっぱいになったら、その建物スペースに対応する建物タイルを獲得し、農場ボードに配置。(能力UP)
建物タイルを獲得したら、そのラウンド数と同じ勝利手を獲得。
また、その建物スぺ―スを埋めたのが自分が初めてだった場合、置かれている1勝利点も獲得。
さらに、まだ未公開の建物スペースがある場合は、そのスペースで次の建築順マーカーが置かれているスペースを解放し、1勝利点を獲得。
※建物タイルは、もらった瞬間に即表面の得点を得た後、裏面にして農場ボードに配置。以降、書かれた特典・能力を得る。
- 農場ボード右側の追加出荷能力の数に応じて追加で「1銀を支払って1出荷」を行える。
- 「得点計算&次ラウンド準備フェイズ」では、
- 中央ボードの市場に置かれている自分のプレイヤーマーカー数分の勝利点。
- 昼寝トラック上の自分のマーカーの場所に応じた勝利点。
- お昼寝トラック上の各プレイヤーのディスクを、手番順を変えずに全員手番順になるよう配置。
※同じスペースの場合は上に置かれているプレイヤーが先の手番になる。 - 次のターン用の屋根マーカーを表にする。各プレイヤーボードの技術マーカーを裏に向ける。
- また、各プレイヤーは手番中に下記のフリーアクションを好きなだけ実施できる。
- 交易品を消費して、「4銀貨を獲得」「2つの異なる農作物を獲得」「豚を1匹獲得」「カードを1枚獲得orプレイ」「農作物・家畜を2つまで無料で加工」のいずれかを実施。
- 農作物・家畜の購入・販売 (買う時は高く、売る時は安い)
- 農作物・家畜の加工 (有料で)
- 6ラウンド終了でゲーム終了。
- 自分の農園上の売却可能な農作物・豚などを全て売却して銀にする。
- その後、銀5つごとに1勝利点に変換。
- ゲーム中に獲得した勝利点に合算し、総得点が高い人が勝ち。
感想
●妻
色んなゲームの良いシステムが入っていて、説明を聞いただけでワクワクした。
要素が多い分、何を優先したら良いかの判断が難しい!
全体的に悩ましくて楽しいすごく好きなゲームだよ。
●ゆづ(9歳の娘)
私は動物を育てるのが好きなので、豚を増やしたかったんだけど、
豚小屋を増やさないといけないのが苦しかった!
あと、豚が2頭いないと繁殖できないから、使いたい時に使えないのが悩ましかった!
でもすごく考えることが多い楽しいゲームだったよ。
●ヨタくん(5歳の息子)
農場とか畑をパワーアップさせるのが楽しかった!
小麦とかぶどうをたくさん出荷できて、点数をいっぱいもらえるのが嬉しかった!
●自分
カードとボードのギミックが素敵ですね。要素がめちゃくちゃ多いのでルールの把握が大変でしたが、プレイしてみると非常に良くまとまっていて楽しかったです。
農場・豚小屋で農作物・豚を生産・繁殖し、加工して料理・ワイン・肉にして出荷して勝利点を稼ぐ、というゲーム全体を通しての見通しが明確で、没頭できます。
農場設備・畑・助っ人・屋根タイル・建物タイルなど、個人の農場ボードをパワーアップさせる要素が多いので、後半に向けてやれることが増えていきとてもワクワクできます。
全て同じトークンを使って、配置場所次第で野菜になったり豚になったりするシステムは凄いです。
これにより、同じ駒を移動させるだけで価値を変えることができるので、1つ1つのアクションが効率的です。要素が多いわりにシンプルに感じるのはこういう工夫によるものですね。
ただ、個人的には野菜や豚は駒にしてもらった方が楽しく感じるので好みによりますが。
全体的に相当高いレベルでまとまった名作だと思います。
総合評価
・総合評価:8
・独創性:9
・わかりやすさ:7
・システム洗練度:9
・間延び感の低さ(起伏):7
・リプレイ性:8
・コンポーネントの魅力:7
・脳汁感(ジレンマ味わい度):8
・テーマ再現性:7
・戦術の幅:8
・ドキドキわくわく感:8
・手番ごとの成長感:9
・攻撃性の低さ:7
・9歳児と本気で遊べる度:8
・5歳児も楽しそう度:7
・備考:こういう優れたゲームシステムを考えられるデザイナーを心から尊敬します。
【中古】ボードゲーム ラ・グランハ 英語版 (La Granja) [日本語訳付き]
~Fin~
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