・所要時間:120分
・今回の人数:2人(俺、妻)
ゲーム概要
西フランク王国3部作の2作目!
個人ボード上でのワーカープレイスメントゲーム。
ケンビル(Kenbill)
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- 仲間を増やし、修道士や前線基地を中鬼送り、城壁を作り、外敵を倒したり仲間に加えたりして勝利点を稼ぐゲーム。
- 各プレイヤーには、個人ボード、コマ、聖騎士カード12枚(全プレイヤー同じ構成)を配布。
聖騎士カードはシャッフルして自分の山札に。
聖騎士カードには、「もらえる2つのワーカーの色」「そのラウンドのみ上昇するパラメーターの種類と上昇値」「特殊効果」などが描かれている。
- ゲームは全7ラウンド。
各ラウンド、「スタートプレイヤーの交代」→「中央にある王の依頼(援助)カード1枚・酒場カード指定枚数を公開」→「自分の手札から聖騎士カード1枚と、公開された酒場カードのうち1枚を選択」→「聖騎士カードと酒場カードに書かれた色・数のワーカーを獲得」→「アクションの選択・実行」→「ラウンド終了処理」のステップで構成。
- 「自分の手札から聖騎士カード1枚と、公開された酒場カードのうち1枚を選択」では、まず自分の聖騎士山札から3枚カードを引き、そこからこのラウンドで使いたいカード1枚を選び、次のラウンドに残したい1枚を山札の一番上に戻し、いらないカード1枚を山札の一番下に戻す。
- 「アクションの選択・実行」でできるアクションスペースは基本的に個人ボード上にある。
ラウンド中盤以降は中央に公開された王の援助カード上のアクションスペースも実行できるようになる。
アクションスペースは置くべきワーカーの色と数に指定がある。
- アクションは、下記など。
- 「食料をもらう」
- 「コインをもらう」
- 「仲間(特殊能力を保有)を1人増やす」
- 「実行済みのアクションスペース1つを再度できるように開放する」
- 「罪人(ジョーカー)コマを1つもらう」
- 「中央ボード上に修道士を送り込んでボーナスをもらう」
- 「中央ボード上に前線基地を送り込んでボーナスをもらう」
- 「城壁を建ててボーナスをもらう」
- 「赦罪してボーナスをもらう」
- 「外敵を倒してボーナスをもらう」
- 「外敵(ゲーム終了時勝利点)を仲間にしてボーナスをもらう」
- ボーナスをもらうアクションは、実行するための条件として「軍事力」「信仰力」「影響力」の3つのパラメーターのうちいずれか1つの条件数値が定められている。
また、ボーナスアクションを実行することで、3つのパロメーターうちのいずれかのパラメーターがかならず上がるように設定されている。
- 7ラウンド終了時に得点計算。
各パラメーターの数値に応じた得点、送り込んだ修道士・前線基地に応じた点数、実行した赦罪数に応じた点数、仲間にした敵による点数などを合計し、得点合計の高い人が勝ち。
感想
2020年当時
●妻
面白かった!
要素がかなり多いので覚えるまで何をやっていいかわからなかったけど、一度流れがわかると楽しくなっていくね。
重たいけど、終始集中してプレイできました。
●自分
前作の西フランク王国の建築家の雰囲気を継承。カード絵や美徳点、仲間カードや借金など前作と類似点もそれなりにあるが、ゲームシステム自体は結構異なります。
前作は中央ボードにひたすらワーカーを送り込むのでみんなで中央ボードをずっと見ているゲームでしたが、今作は個人ボード上に送り込んでアクションを実行していくため個人ボードを見ている時間が長くなり、ソロプレイ的な雰囲気は強まりました。
一方で、個人ボードやパラメーターがパワーアップしていき、できるアクションが増えていく拡大再生産性も強化されたので、ワクワク感が増しました。勝利点の獲得方法が多く、戦術性も大きいです。
ゲーム全体の要素が多めで、中量級だった前作から重量級になりましたね。ガツンとしてやりごたえを感じられます。
前作とはまた異なる楽しさをもったワーカープレイスメントです。
我が家の性質上、こちらの方が好みですが、若干複雑でプレイ時間が長いことから、出番はそれほど多くないかも。
総合評価
- 総合評価:7
- 独創性:8
- わかりやすさ:6
- システム洗練度:8
- 間延び感の低さ(起伏):7
- リプレイ性:7
- コンポーネントの魅力:8
- 脳汁感(ジレンマ味わい度):7
- テーマ再現性:7
- 戦術の幅:9
- ドキドキわくわく感:8
- 手番ごとの成長感:9
- 攻撃性の低さ:8
- 8歳児と本気で遊べる度:6
- 4歳児も楽しそう度:4
- 備考:中央ボードよりも個人ボードの方がずっと大きい珍しいコンポーネントです。
~Fin~
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