・所要時間:120分
・今回の人数:4人(俺、妻、ゆづ、ヨタくん)
ゲーム概要
電力会社を経営する拡大再生産ゲーム!
アークライト(Arclight)
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- 中央ボードはドイツマップとアメリカマップの両面仕様。
- 発電所を買って、発電所の稼働に必要な原料を書い、中央ボードのマップ上に建物を建てて、発電して収入を得ていく。
- 各ラウンド、「発電所競りフェイズ」→「資源購入フェイズ」→「建物配置フェイズ」→「発電収入・資源補充フェイズ」で構成
- 「発電所競りフェイズ」では、手番順に競売人になり、4枚の発電所カードから1枚を選択して競りに賭ける。
1枚競り落としたら、その人は以降競りに参加できない。
1枚競り落とされるごとに1枚補充。
全員が競売人をやったらフェイズ終了。
発電所カードには、最低落札価格と、必要な資源の種類と数、一回の発電で電力を流せる建物数が書かれている。
- 「資源購入フェイズ」では、手番の逆順に好きな資源を好きなだけ購入。
資源は買われるほど値段が上がる。
補充されるのは毎ラウンドの補充フェイズで、指定の数補充されるので、誰も買わない資源は値段が安くなっていく。
- 「建物配置フェイズ」では、手番の逆順に、自分の建物のある都市から新たに建物を置きたい都市の間の道路料金と、都市への建物配置料金の合計金額を支払って建物を好きなだけ建てられる。
最初(第一期)は他の人の建物がある都市には建てられないが、ゲームが進んでいく誰かが指定の数の建物を建てると第2期になり、同じ都市に2つまて建てられるようになる。
発電所カードが指定の数競りにかけられると第3期になり、同じ都市に3つまで建物を配置できるようになる。
いずれの場合も、同じプレイヤーが同じ年に配置するのは不可。
- 「発電収入・資源補充フェイズ」では、各プレイヤーが自分の保有する発電所カードの中で資源が足りているものを1カード1回ずつ稼働させ、資源を支払ってカードに書かれた数の自分の建物に電力を供給し、建物数に応じた収入を得る。その後、各期ごとに指定された種類・数の資源を中央ボードに補充。
次のラウンドへ。
- 次のラウンドは、建物数の多いプレイヤーが手番順が先になり、不利になる。
同じ建物数の場合は保有する発電所カードの中に、最低落札価格が最も高額なものを保有するプレイヤーが先になる。
- 以上を繰り返し、誰かが指定の数の建物を立てたらそのラウンドで終了。
最終ラウンドの発電収入フェイズで、最も多くの建物に電力を供給できた人が勝ち。
感想
●妻
流石フリーゼ。めちゃくちゃ面白い!
いい発電所は値段が高いから悩むね。建物も初めに建てると手番が不利になるのが絶妙。
●ゆづ(9歳の娘)
すごく楽しかった!
マップは、道路の値段が全然違うから、安い道路に囲まれた都市にたくさん建物を建てると有利だね!
●ヨタくん(5歳の息子)
難しいけど、楽しかった!
ヨタくの発電所太陽の光でただで発電できるから嬉しかった!
●自分
こりゃ面白いわ。
重くて難しいという噂だったので、大好きなフリーゼのゲームで唯一未プレイだったのですが、フリーゼ代表作の名に恥じない傑作ゲームですね。
発電所の競りのバランス、資源の金額変動による前半と後半で効率良い資源が変わること、収入を増やしたくて前半に建物を建てまくると手番が配不利になって結局コスト置がめちゃくちゃ高くなったりと、細かなところで実に絶妙なジレンマを放り込んできます。
ルールは全体的にシンプルで、直感的にも理解しやすいため、重量級ゲームの入口としても良いと思います。
総合評価
- 総合評価:9
- 独創性:9
- わかりやすさ:8
- システム洗練度:10
- 間延び感の低さ(起伏):8
- リプレイ性:8
- コンポーネントの魅力:8
- 脳汁感(ジレンマ味わい度):10
- テーマ再現性:9
- 戦術の幅:9
- ドキドキわくわく感:9
- 手番ごとの成長感:10
- 攻撃性の低さ:9
- 9歳児と本気で遊べる度:8
- 5歳児も楽しそう度:8
- 備考:これが鬼才フリードマンフリーゼだ!
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~Fin~
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