・今回の人数:3人(俺、妻、ゆづ)
・プレイ時間:120分
ゲーム概要
田舎の村に駅を設置し線路を敷き、マンションや工場、オフィス、ショップ、公園などを建て、住民をを勤務先まで電車で運んで収入を得て、都会へと発展させていく街づくりゲーム。
- 各ラウンド「建設フェイズ」「出勤準備フェイズ」「運行フェイズ」「生産フェイズ」の4つのフェイズで構成。
3ラウンド行ったら「終電フェイズ」という特殊フェイズを最後に行い、ゲーム終了。
- 「建設フェイズ」では、「駅・線路」「マンション」「工場」「オフィス」「ショップ」「公園」「電車改良」などを指定の資源とお金を支払って建築。
なお、建築に必要なお金は土地代と建物代だが、駅に隣接した土地は土地代が高くなる。
各建物にはそれぞれ特徴がある。
マンションを建てると住民が増加し、工場は収入と資源、オフィスは収入と勝利点、ショップは多額の収入がもらえる、など。
全員がパスをしたらフェイズ終了。
なお、建物は増築が可能で、増築するごとに強化(マンションは出勤フェイズでの住民コマの数が増え、工場などは運航フェイズで配置できる住民の数が増える)。
また、「駅」を建てた場合、自動的にNPCのマンションが隣接土地に建てられる。
- 「出勤準備フェイズ」では、駅とマンションに1つずつ住民コマを配置。
- 「運行フェイズ」では、自分の電車駒を使って駅から駅へと住民を乗せて移動し、移動先駅に隣接する勤務建物(工場・オフィス・ショップ)に住民を配置。
移動の際に通過した線路や駅の数だけ収入を得る。
最初は住民1コマしか電車に乗せられないが、建築フェイズで電車改良を行うとMAX3人まで載せられるようになる。
- 「生産フェイズ」では、住民が配置された建物が稼働して収入や資源を入手。
住民が無事出勤したマンションも、収入をGET。
NPCの勤務建物やマンションが稼働条件を満たしたら、自動的に改築される。
- なお、ゲームスタート時に経営計画カード(個人目標カード)が1枚配布され、ゲーム中にこれを達成すると即座に勝利点がもらえ、次の経営計画カードを山札からもらえる。
- 3ラウンド終了後、「最後の建設フェイズ」(これを終電フェイズと呼ぶ)を行い、ゲーム終了。
中央ボード横に置かれている都市計画カード(共通目標カード)のボーナス点などを加え、勝利点が最も大きい人が勝ち。
感想
2020年当時
●妻
ルールが複雑目なので最初はプレイしづらく感じたけど、途中で理解してからは凄く面白くなった。
最後の方がお金が増えまくってやれることが増えて楽しかった。
ちょっとプレイ時間が長過ぎるかな。
●ゆづ(8歳の娘)
難しかった。
どうやったら上手くお金をもらえるのかが良く分からなかった。
●自分
駅を建てたらNPCのマンションが隣接スペースに建つことや、住民が全て勤務先に迎えたマンションは(家賃収入がちゃんと入るから)収入が入るという設定、企業の経営計画と都市計画を両立するために奔走する感じなど、1つ1つ現実世界を忠実に再現していて、すごく丁寧に作りこまれていると感じました。
ボードゲームは再現性・直感性がすごく大事だと思うので、その点本当に素晴らしいです。
最初は駅もなく低層階の建物ばかりだったのが、ゲーム後半には高層マンションや高層オフィスが立ち並ぶ都市に変貌していく感じは、シムシティ的な快感があります。
プレイ時間はかなり長めですが、後半は都市の発展が加速して収入も増えやれることが増えてくるので、「まだ終わらないで」と思いながらプレイしてました。
都市計画の点数が非常に高く、最後の得点計算が若干大味に感じましたが、全体的にボードゲームの楽しさを詰め込んだ完成度の高い良作だと思いました。
癖になる何かがあります。
感想
- 総合評価:7
- 独創性:8
- わかりやすさ:6
- システム洗練度:7
- 間延び感の低さ(起伏):7
- リプレイ性:7
- コンポーネントの魅力:7
- 脳汁感(ジレンマ味わい度):7
- テーマ再現性:9
- 戦術の幅:7
- ドキドキわくわく感:8
- 手番ごとの成長感:8
- 攻撃性の低さ:7
- 7歳児と本気で遊べる度:6
- 4歳児も楽しそう度:2
- 備考:マンションとオフィスを高層化したくなる度:10
~Fin~
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