・所要時間:30分
・今回の人数:3人(俺、妻、ゆづ)

ゲーム概要

ストラーダロマーナは、ローマ街道沿いを馬車を動かし、積み荷(キューブ)や販売先(タイル)を獲得していくゲーム!

  • 中央ボードには、左右に街が描かれ、それをつなぐようにいくつかのルートでローア街道が描かれている。
    ローマ街道はマスで別れていて、初期に街に配置された多数の馬たちは、各ターンローマ街道をそれぞれ進行方向に1〜3マス動いていく。
  • 手番では馬を選び、合計3マス分進行方向に進める。
    泊まったマスによっては、キューブやタイルを獲得できる。
    キューブやタイルは6色あり、同じ色のキューブとタイルを1セット揃えて初めて得点対象になる。
    また、タイルをとる際は、中央ボードにある同色のキューブの数だけコインをもらえる。
  • コインは、馬の特殊移動(普通は行けない真横のマスに移動するなど)の時に使う他、5枚集めると1勝利点チップと交換される。
  • いずれかの馬4頭が、スタートと反対の都市にゴールしたらゲーム終了。
  • 馬を動かす代わりに、先頭4位以内に入る馬を予測し、その馬の賭けタイルを獲得するアクションも可能。
  • ゲーム終了後、得点計算。
    持っているキューブ&タイルのセットの色の数(MAX6)×そのうち最大数の色のセット数(上限なし)が点数になる。
    ※セットにできなかったタイルとキューブは単価1点減点。
    また、掛けタイルをオープンし、当たっていたら3点、はずれていたらマイナス1点。
    これらに、ゲーム中に得た勝利点チップを加え、最も点数の高い人が勝ち。



感想

2019年当時
●妻
すごく面白い。
完成度の高いゲームだね。
一つ一つのアクションに意味があって、少しずつ積み上げていく感じが好きです。

●ゆづ(7歳の娘)
たくさんの種類のセットを作って、一つの色だけたくさんのセットを作ると点数が高くなるんだよ!
わかりやすくて面白かった!

●自分
とっても地味!だけど好みです。
無駄なアクションが一切なく、全てのアクションが勝利への一手、という意味で将棋的感覚でプレイできます。
タイルやキューブの引き運はあれど、大人数アブストラクトの趣と言って良いゲーム。

かなり僅差でゲームが進んでいくため、無駄な一手が致命傷に。掛けチップの3点をとる時ですら、命がけの戦いの緊張感。
素晴らしいゲームバランスです。

ルールもわかりやすいし、セットコレクションと賭け要素という亜種の組み合わせを実現している遊び心含め、高評価のゲームです。

唯一惜しいのは、ジレンマの少なさかな。
最適解があるので、選択のジレンマに襲われる機会が少なく、その意味でさくっとしている。
人によっては物足りなく感じるかも。

プレイ時間も短いし、ボードゲームが好きなら一度はぜひやってほしい、隠れた名作です。



総合評価

  • 総合評価:7
  • 独創性:8
  • わかりやすさ:8
  • システム洗練度:7
  • 間延び感の低さ(起伏):6
  • リプレイ性:6
  • コンポーネントの魅力:6
  • 脳汁感(ジレンマ味わい度):4
  • テーマ再現性:6
  • 戦術の幅:5
  • ドキドキわくわく感:5
  • 手番ごとの成長感:7
  • 攻撃性の低さ:7
  • 7歳児と本気で遊べる度:8
  • 3歳児も楽しそう度:3
  • 真面目ゲームに賭け要素を入れやがった:9
  • 学級委員長的ゲームバランス感:10

~Fin~

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