・所要時間:80分
・今回の人数:4人(俺、妻、ゆづ、ヨタくん)
ゲーム概要
<テーマ>
5つの大国を裏で操る秘密結社として、自分に都合の良い大国が優位になるよう戦争をコントロールしていく正体隠匿系陣取りゲーム。
株式会社ケンビル
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<準備>
- 中央ボードには、複数のエリアで構成される大国が5つ描かれていて、外周沿いには大国ごとの役職スペースがある。
- 各大国内の「旗マーク」が書かれたエリアに、マーク数分の旗キューブを配置。
- 「1」のラウンドマーカーを外周沿いの「スタート地点」に配置。
- 帝国カードを大国ごとに分けてシャッフルして指定の場所に配置。
- 各プレイヤーには、「個人ボード」「5つの大国トークン」「使者トークン」を配布。
- 各プレイヤーは、5つの大国の中で勝たせたい優先順位を決めて、大国トークンを裏向きで個人ボードの指定の場所に配置。
<ゲームの進行>
- まず、各プレイヤー順番に1つずつ使者トークンを好きな国の好きな役職スペースに配置。(使者の派遣)
- 各国順番に、低い役職スペースから順番に書かれたアクションを実施。
- 使者トークンが置かれていればそのプレイヤーが、置かれていなければ次の役職に使者トークンを置いてあるプレイヤーが、アクションを行う。
<アクションは下記など>
- 旗キューブの配置
- 旗キューブの移動
- 隣接スペースを攻撃
- 大国カードの獲得
- 旗キューブが置かれていないエリアは、元の大国の支配地のままだが、
- 旗キューブが置かれているエリアは、その色の大国の支配地となる。
- 全ての大国・役職のアクションが完了したら、次のラウンドマーカーと入れ替え、手札を5枚までに減らす。
- このタイミングで、希望するプレイヤーは、個人ボード上の大国トークンの位置を入れ替えることができる。
- ただし入れ替えたトークンは表向きに置くため他プレイヤーにばれる上、以降のラウンドで位置の入れ替え対象外になる。
- 手番がアクションを行うタイミングで大国カードをプレイして効果を発動可能。
- カード効果により、より強力なアクションを実行できる。
<勝利条件>
- 中央ボードの大国ごとの「都市アイコンが書かれたエリアの支配数」を確認。
- 全プレイヤー、個人ボード上の各大国トークンをオープン。
- スペースごとに「×4」「×3」「×2」「×0」「×-1」が割り当てられているので、
- 大国ごとに、「都市アイコンが書かれたマスの支配数」と「自分の個人ボード上のその大国の係数」掛けて合計点を算出。
感想
●妻
難しいけど面白かった。
自分がどの大国を勝たせようとしているのかバレずにやるのは結構難しいね。
どこまで我慢して正体を隠していくか、結構ドキドキした。
●ゆづ(9歳の娘)
難しいね!
自分が勝たせようとしているエリアがばれると、すぐ弱くされちゃうから、上手くやらないとだ。
●ヨタくん(5歳の息子)
ちょっと難しかった!
パパと一緒に青の国を勝たせようとしたのに、途中で青が勝てなくなったから嫌だったな。
●自分
面白かった。
正体隠匿系陣取り、という点でクランスに似てますが、プレイ感は結構異なりました。
使者トークンの置く位置でコントロールしたい大国がわかるため、誰がどの大国を勝たせようとしているのが結構わかりやすい。
利害が一致してそうなプレイヤーと、「この国を一緒に勝たせよう!」と協力し合いながら強化していく一方で、途中で出し抜くタイミングを見計らうドキドキのプレイ感。
大国カードの効果が協力で、勝てそうにない局面を一気にひっくり返す力があるため、最後まで気を抜けない。
途中で自分の大国トークンの位置を変えることができるのも面白い。
濃厚ながらプレイ時間が短い良作です。
総合評価
・総合評価:7
・独創性:9
・わかりやすさ:6
・システム洗練度:8
・間延び感の低さ(起伏):7
・リプレイ性:7
・コンポーネントの魅力:7
・脳汁感(ジレンマ味わい度):7
・テーマ再現性:8
・戦術の幅:7
・ドキドキわくわく感:8
・手番ごとの成長感:6
・攻撃性の低さ:5
・9歳児と本気で遊べる度:7
・5歳児も楽しそう度:7
・備考:協力と裏切りと秘密が合い混ざった独特の体験ができます。
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~Fin~
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