ブラス:バーミンガム(BRASS:BIRMINGHAM)

・所要時間:90分
・今回の人数:2人(俺、妻)

ゲーム概要

ブラスバーミンガムは、世界的に超人気作!
産業革命時代のイギリスを舞台とし、綿花や鉄、石炭を出荷して得点を稼ごう。

created by Rinker
Roxley Games
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  • 中央ボードに、都市カード&建物カードを混ぜた山札、ワイルド都市カードの山札、ワイルド建物カードの山札、商人タイル、ビール樽コマ、石炭キューブ、鉄キューブを、それぞれ指定の場所に配置。
  • プレイヤーは個人マットに建物タイルを配置し、£17と自分の色の船・鉄道タイル、都市・建物カード山札から8枚のカードを受け取る。
  • 得点トラック、収入トラックに各プレイヤーの色の得点マーカーと収入マーカーを置いたらゲームスタート。
  • ゲームは,運河時代と鉄道時代の前後半に分かれ、若干ルールが異なる。
    それぞれの時代の終わりに得点計算が行われる。
  • 中央ボードには25の都市があり、それぞれの都市には建物タイルと同じ絵がいくつか描かれている。
  • 手番では、2つのアクションを行う。
  • アクションは下記。
    ※同じアクションを2回やってもOK。
    • 「カードを1枚出して、指定の都市に、自分の建物をコストを支払って配置する」
    • 「カードを1枚捨てて、船(前半)・鉄道(後半)タイルを都市間の運河(前半)・線路(後半)に配置する」
    • 「カードを1枚捨てて、鉄キューブを支払って、個人マット上のレベルの低い建物タイル1~2枚を取り除く」
    • 「同じ建物マークが書かれた商人と接続されている場合、カードを1枚捨てて、中央ボードに配置した自分の建物を好きなだけ、その数分ビールを支払って販売し、その建物タイルを裏返す」
    • 「カードを1枚捨てて、収入レベルを3つ下げて、銀行から£30借金する」
    • 「カードを1枚捨てて、さらに手札から2枚捨ててワイルド建物カード1枚+ワイルド都市カード1枚を受け取る」
    • 「カードを1枚捨ててパス」
  • 都市カードで建物を建てる際は、その都市に書いてある建物なら好きなものを建てられる。
    ただし、運河(前半)時代は1プレイヤー1都市1建物の縛りがある。
    建物カードで建てるときは、自分のネットワークに繋がる都市にしか建てられない。
    自分のネットワークとは、自分の建物がある都市およびそこから自分の運河・鉄道タイルで繋がっている都市のことを指す。
    建物を建てる際のコストは、「お金」「炭キューブ」「鉄キューブ」のいずれか。
    お金は毎ラウンド収入に応じてもらえる。
    炭キューブは炭鉱所タイルを、鉄キューブは鉄工所タイルを建てるとその上に書かれた数置かれる。
    お金は手元から普通に支払う。
    炭キューブは、建物を置こうとしている都市に接続(誰のものでも良いので運河・鉄道タイルで繋がっている)していて最も近い都市にある炭鉱所タイル上のものを無料で使える。
    ない場合、中央ボード外周にある炭商人と建物を建てようとしている都市が接続していれば有料で買える。
    鉄キューブは、その都市に接続していなくても、ボード上の鉄工所タイルの上にある鉄キューブを無料で使えるし、無い場合は市場から自由に買える。
  • 建物を売る際のコストはビールのみ。
    ビールはビール醸造所を建てるとその上に指定の数置かれる。
    コストとしてビールを支払う場合、売り先の商人タイルがビールを持っている場合はそれをそのまま使えるが、それがない場合、自分が建てたビール醸造所の上のビールなら繋がってなくても自由に使え、他のプレイヤーが建てたビール醸造所の上のビールはその都市と繋がっていれば無料で使える。
  • 炭キューブ、鉄キューブ、ビールコマが上から全て取り除かれた建物タイルは裏返されて得点になり、収入UPボーナスももらえる。販売された建物も同様に裏返されて得点&収入UP。
  • アクションが終わったら手札が8枚になるよう山札から補充。
    全プレイヤーの手番が終わったらラウンドが終了。
    次のラウンドは使ったお金の少ない人から手番を実施。
  • 毎手番2枚ずつ山札が減っていき、山札と手札が全てなくなったラウンドで運河(前半)時代が終了し、得点計算。
    得点は、中央ボード上で裏返っている自分の建物タイルと、自分の運河・鉄道タイルからもらえる。
    得点計算後、中央ボード上のレベル1の建物と、運河タイルは全て撤去。
    ビール樽コマを中央ボード上の指定の場所に補充し、使ったカード全てをシャッフルして山札を作り、カードを8枚受け取ったら鉄道(後半)時代がスタート。
  • 鉄道時代のほとんどのルールは運河時代と同じだが、「1プレイヤーが1つの都市に好きなだけ建物を建てられる」「運河タイルは£3で置けたが、鉄道タイルは£5と炭キューブが必要。£15・炭キューブ・ビールを払えば2つ同時に置くことも可能」などが変更となる。
  • 鉄道時代の得点計算が終わったらゲーム終了。
    勝利点が最も高い人が勝ち。



感想

2020年当時
●妻
うーん。最初からしばらくの間ずっと意味が良くわからなかった。
なぜ建物を売るのにビールが必要とか、直感的に分かりにくいことが多いなぁ。
炭、鉄、ビールを使う場合、それぞれルールが違うからイチイチややこしいし。
最後の方でようやくわかってきたら少し面白くなってきたからまたやってもいいけど、あまり私は合わないゲームかな。

●自分
世界的な超人気作なので、難しいという噂を聞きつつもチャレンジ!
案の定、ルールの把握に非常に苦労しました。

大まかな流れは、「コストを払って自分の建物タイルを置き、その建物タイルを裏返すことで収入を上げ、勝利点をもらう」で、骨子がしっかりしているので大枠の理解は問題ないが、細かなルールが多すぎていちいち処理の際に確認しないといけず、プレイアビリティが悪い印象。
細かなルールというよりは、例外処理が多いからかな。

一方で、たくさんの細かなルールによって、とても繊細にゲームバランスを整えている意図も感じられました。
ゲーム自体は非常に面白く、「どの都市にネットワークを広げるか」「まず炭鉱所を建てて、それを生かしてあの建物を建てつつ炭鉱所を裏返して収入を上げよう」など、先材を見通して計画的に1つ1つプレイを積み上げていく感じがとても好み。

盤面にどんどん自分のネットアークが広がっていくのを見てワクワクしながらやれるので、一度やってルールを完全理解しさえすれば、2回目以降は相当楽しくなる。
戦術選択肢も多いので、リプレイ性も高そう。

初プレイ時のハードルが非常に高く、一度やってしまえばスルメゲーな印象の、ザ・ゲーマーズゲームでした。



総合評価

  • 総合評価:7
  • 独創性:9
  • わかりやすさ:4
  • システム洗練度:7
  • 間延び感の低さ(起伏):7
  • リプレイ性:7
  • コンポーネントの魅力:7
  • 脳汁感(ジレンマ味わい度):8
  • テーマ再現性:7
  • 戦術の幅:8
  • ドキドキわくわく感:7
  • 手番ごとの成長感:8
  • 攻撃性の低さ:8
  • 8歳児と本気で遊べる度:3
  • 4歳児も楽しそう度:1
  • 備考:ボード・カードの雰囲気クール度:10
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~Fin~

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