・所要時間:30分
・今回の人数:3人(俺、妻、ゆづ)
ゲーム概要
名作「センチュリーシリーズ」三部作の第2弾!
スパイスを取引、もしくは収穫して勝利点を稼ごう。
★イースタンワンダーズ単体
- 各プレイヤーは個人ボードを受け取る。
個人ボードには、「取引所コマを置くスペース」「資源を置くスペース」あり、取引所コマが個人ボードから減れば減るほど、勝利点や特殊効果付きボーナスタイルをもらえます。
- 中央に、タイルを組み合わせたマップを作成。
各タイルには、「何色のスパイスを何色のスパイスに交換できるか」が書いてある。
また、マップの四隅には「港タイル」があり、その上に勝利点タイル(一定のスパイスを揃えた勝利点に交換できるタイル)を配置。
- 手番では、船コマを移動(基本1マス。
2マス以上の移動はその分スパイスを支払う)させた上で、下記のいずれかを実施。 - 「スパイス交換タイル」なら、その通りの交換をする。
加えて、交易所コマを置ける。 - 「港タイル」なら、記載のスパイスを支払って勝利点タイルをGET。
- ストックから黄色スパイスを2個もらう。
- これを繰り返して、誰かが4枚目の勝利点タイルを獲得したら、そのラウンドで終了。
- 勝利点タイルの数字、個人ボードの勝利点、ボーナスタイルの勝利点、黄色以外の資源コマの数を合計し、勝利点が多いプレイヤーが勝ち。
★大航海時代ルール (スパイスロード + イースタンワンダーズ)
- スパイスロードのカードを加える。
各プレイヤーは初期手札2枚をもってスタート。
中央の場に、補充用のカードを並べる。
- 手番では、下記を実施。
- 手札カードをプレイして、スパイスをもらったり交換したりする
- 中央の場から、補充用カードをもらう。
- カードを1枚捨て札にして船を動かし、「スパイス交換アクション+交易所設置」か「勝利点タイル獲得」を行う。
- 休憩して、プレイや捨て札にしたカードを手札に戻す。
※ イースタンワンダーズ単体の手番アクションのうち、「3.ストックから黄色スパイスを2個もらう」がなくなる。
<好感度ポイント>
- さすがはスパイスロードの続編。
ゲームシステムが安定していて安心して遊べる。
- 「スパイスを集めて勝利点タイルをとる」王道戦術以外に、「交易所を置きまくって得点する」という選択肢があるため、スパイスロードと比較し自由度が増した。
感想
2019年
●妻
- イースタンワンダーズ単体:
やっぱりスパイスシリーズだけあって面白いね。
スパイスロードより考えることが多くなった感じかな。
でも、何となくスパイスロードの方が好き。
多分このゲームは拡大再生産じゃないからだと思う。
- 大航海時代ルール:
ああ、全然こっちの方が面白いね。
スパイスロードとイースタンワンダーズのいいとこどりだ。
●ゆづ(娘。7歳)
面白かった!
でもスパイスロードの方が面白いと思った。
●自分
安定の面白さ!
良くも悪くもイメージ通りだったかな。
やるべき戦術の自由度から、逆に勝利への見通しが悪くなっていて、今自分が勝っているかどうかの現在地を把握しづらい。
それが面白さにもなってるけど、スパイスロードのようなヒリヒリした展開が好きな自分としては、ちょっと物足りない。
スパイスロードは、カードをビシバシ回転させて、どんどんスパイスやカードが増えていくワクワク感・拡大再生産感がとっても楽しかった。
今作はその縦に拡大していく感じの伸び感を削り取って、選択の自由の楽しさを増した感じかな。
選択肢が増えている分、次は別のやりかたでやってみたい、とリプレイ性も掻き立てられるため、良いゲームだと思う。
以上が、イースタンワンダーズ単体の評価になるけど、【大航海時代ルール】となると話は別。
スパイスロードの【カード回転・拡大再生産性】とイースタンワンダーズの【自由な戦術】が とてもよく融合している。
これは面白いし、スパイスロードの弱点である【戦術の狭さによるリプレイ性の低さ】を改善してくれます。
お見事!!!
総合評価
- 総合評価:
5点 ←イースタンワンダーズ単体。
7点 ←大航海時代ルール (スパイスロード + イースタンワンダーズ) - 独創性:8
- わかりやすさ:7
- システム洗練度:9
- 間延び感の低さ(起伏):8
- リプレイ性:7
- コンポーネントの魅力:7
- 脳汁感(ジレンマ味わい度):9
- テーマ再現性:6
- 戦術の幅:6
- ドキドキわくわく感:7
- 手番ごとの成長感:7
- 攻撃性の低さ:7
- 9歳児と本気で遊べる度:8
~Fin~
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