・所要時間:30分
・今回の人数:4人(俺、妻、ちーちゃん、あっくん)
ゲーム内容
全員で協力してモンスターを討伐しつつも、タイミングを見て仲間を裏切って、自分がより多くの宝石を持ち帰るという、協力とブラフのゲーム!
- 全プレイヤーに、1~6の数字が書かれた武器カードのセットが配られる。
- 1ラウンドで4匹のモンスターと戦い、合計3ラウンドで終了。
- 各ラウンドの最初に、みんなで親指を立てて、「だーん・・・・GO!」と叫んで親指を下にする。
(ダンジョンに潜るぞ! の意味。任意で実行せよと説明書に記載)
- 各ラウンドでは、モンスターカードを1枚ずつ表にし、1匹ずつ戦っていく。
モンスターカードには「HP」と「もらえる宝石」が書かれていて、各プレイヤーはこの2つを見ながら自分の出す武器カードを決める。
※ 出すカードを周りに見せない。嘘をつくのはOK。
- 「聖の!」という聖なる掛け声で、全プレイヤーが一斉にカードを表にする。
- まず、全員の武器カードの数字を足した数(=パーティの総攻撃力)が、モンスターのHP以上かどうかをチェック。
HP以上なら勝利で、未満なら敗北。
※もし同じ数字の武器カードが2枚以上出た場合はそれらの攻撃力は0になる。
- 勝利した場合は、武器カードが他プレイヤーとバッティングしなかったプレイヤーのうち、最も武器カードの数字が低い人からもらう権利を得る。
宝石によって「最も低い人だけ」「1~2番目に低い人」「1~3番目に低い人」と、もらえる人が違う。
- 敗北した場合は、最も低い人が「パーン!」と叫び、それまでに得た宝石のうち最も多い1種類全てを捨てなければならない。
- 使用した武器カードは公開情報として表のまま目の前に置いておき、次からは使えない。
2匹目~4匹目も倒したら、ラウンド終了。
手札を回収し、次のラウンドへ。
- 3ラウンド終了とともにゲームセット。
宝石1つにつき1点で、3種類1セットにつき3点ボーナスももらえる。
得点合計の多い人が真の勇者となり、勝ち。
<好感度ポイント>
- みんなでわいわい相談しつつ、いつ出し抜くかの駆け引きが熱い!
- 基本的にみんな低いカードを出したい。
でも、他プレイヤーとかぶるとだめだし、みんなが低いカードを出してモンスターに負けると低いカードの人がパーンしちゃう。
よって、俺は今回このカードを出すから被らないで、とかの話し合いがまさに談合。
- ずっと真面目に出していて、「この人は嘘をつかない人だ」と思わせておいて、最も宝石がたくさんもらえるモンスターの時に突然裏切る快感!
感想
2019年当時
●妻
まぁ面白いんじゃない。
盛り上がるね。
●ちーちゃん(妻の友人)
楽しかった!
話し合いの嘘加減がえげつない!
●あっくん(ちーちゃんの夫)
面白かったです。
こういうゲームもあるんですね!
●自分
非常にバランスの良いバッティングゲーム。
場に出ている得点カードを見て、自分の手札から他プレイヤーとかぶらない中で最適なものを選んで出す、という基本システムは「ハゲタカの餌食」なんだけど、みんなである程度話し合いをしないとそもそもモンスターに勝てない、という点により、ハゲタカとだいぶプレイ感が違う。
ハゲタカは、ヒリヒリした駆け引きをシンプルに楽しめる傑作だけど、このゲームは、他プレイヤーとわきあいあいと協力する楽しさと、出し抜くドキドキが強く、まさにパーティーゲーム。
国産インディーズのパーティーゲームは、説明書を読んで面白そうでも実際やるとあまり盛り上がらないことも多かったです。
このゲームは高次元のバランスを感じ、脱帽しました。
説明書もまたいい感じで、軽いジョークが入っていてとても楽しい。
そして、説明書の通りにみんなでやると、これまた超楽しい。
遊び心に溢れた、良いゲームでした。
総合評価
- 総合評価:7
- 独創性:6
- わかりやすさ:8
- システム洗練度:7
- 間延び感の低さ(起伏):7
- リプレイ性:7
- コンポーネントの魅力:7
- 脳汁感(ジレンマ味わい度):7
- テーマ再現性:6
- 戦術の幅:7
- ドキドキわくわく感:7
- 手番ごとの成長感:6
- 攻撃性の低さ:6
~Fin~
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