マルコポーロの旅路 (The Voyages of Marco Polo)

・所要時間:40分
・今回の人数:3人(俺、妻、ゆづ)

ゲーム概要

2015年ドイツゲーム大賞受賞!
マルコポーロとなり、ヴェネチアから北京を目指すダイスワーカープレイスメントゲーム

created by Rinker
アークライト(Arclight)
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  • 「北京を目指して旅をする」「得点になる都市を巡る」「商品やラクダを集めて、契約を達成する」などで、勝利点を得ていく。
  • 最初に各プレイヤーに目的地カードが2枚配られる。
    目的地カードには、到着すべき都市が2つ書かれている。
    合計4つの都市のうち、到着できた分だけゲーム終了時にボーナス得点がもらえる。
  • 各ラウンドの最初に全員手持ちのダイスを振って、このラウンドで使う目を決める。
  • 1人1つずつアクション(ダイスをやりたいアクションの場所に設置する)を行い、全員がダイスを使い切るまで繰り返し、使い切ったらラウンド終了。
  • 通常アクションは、
    1. 市場アクション:
      「黄金」「布」「胡椒」「ラクダ」の4つのマスがあり、置いたマスの商品を、ダイスの目に応じた数もらえる。
    2. 皇帝の恩寵アクション:
      3つの商品(黄金、布、胡椒)の内どれか1つとラクダ2つをもらえる。
    3. 旅アクション:
      • 移動したい距離を選び、その分のお金を払って旅をする。
      • 通る道にコスト(お金かラクダ)が書かれていたら、そのコストも追加で払う。
      • 都市に止まると自分の商館を置ける。
      • 都市は2種類ある。
      • 赤い都市(大都市)は、一番早く到着した人のみ先着ボーナスがもらえる上、その後、書かれている都市アクションも選択できるようになる。
      • 青い都市(小都市)は、到着した全員がボーナスをもらえる上、その後ラウンドが変わるたびに都度そのボーナスがもらえる。
      • ちなみに、商館は8個置くと5点もらえ、9個目を置くと更に10点もらえる。
      • 北京は全員の目的地なので、最初に入った人から順に大きめの点数がもらえる。
      • そのラウンドで最後に旅をした人が次のラウンドのスタートプレイヤーになる。
    4. 契約アクション:
      新しい契約タイルをもらえる。
      契約タイルは2つまで所有できる。契約は、特定の商品やラクダを揃えると達成でき、得点がもらえる。
    5. お金獲得アクション:
      5金をもらう。
  • 通常アクションは、先に人がダイスをおいていた場所でアクションをする場合、自分が置くダイス目の数の分、お金を払う必要がある。 (皇帝の恩恵アクションのみ、追加コスト不要)
    また、自分の色のダイスが置いてあるところのアクションをもう1回することはできない。
  • 通常アクションとは別に、手番の直前か直後に以下のフリーアクションを何度でもできる。
    1. ラクダを1つ払ってダイスを1つ振りなおす。
    2. ラクダを2つ払って1つのダイスの目を±1する。
    3. ラクダを3つ払って、黒ダイスがもらう。
      黒ダイスはもらったらすぐに振って、その目が追加ワーカーとなる。
      しかも、NOコストで他プレイヤーの場所における。
      自分がそのラウンドで置いた場所にも置ける。
      ※手番中、黒ダイスは1個しかもらえない。
    4. ダイス1個を3金に替える。
    5. 契約の達成をする
  • 上記を5ラウンドを繰り返す。
  • 最終得点として下記を加算し、最も大きな点数の人が勝ち。
    1. 余ったお金が10金1点
    2. 契約達成数が1位の人7点
    3. 北京の到着点
    4. 目的地カード達成点
    5. (北京に商館を置いた人だけ)余った2商品で1点
  • このゲームの最大の特徴は、キャラクターカード。
    各プレーヤーは、ゲームスタート時にキャラを選ぶ。
    このキャラクターカードが、いずれも基本ルールを壊す。
    超強力な能力を持っているため、キャラごとに戦略設計が異なる。
  • キャラクターの能力は下記など。
    • ダイス振る? いらんいらん。俺は好きなダイスを勝手に置くから。
      「ダイスを振らず、好きな出目を自由におけるラシードウッディーン」
    • サイコロ5個? いやいや、俺は6個振らせてもらうから。
      「毎ラウンド、追加で1つサイコロを使えるマテオポーロ」
    • 北京を目指す? ふん。俺はもう北京にいるぜ?
      「北京からスタートし、逆走してくるフビライハン」
    • 旅をできるのが1人1コマって誰が決めた? 俺は2コマ使うんだぜ。
      「プレイヤーコマを2個もち、2方向に移動ができるマルコポーロ親子」
    • 年に止まると商館を置ける? 俺は通り過ぎただけで商館を置けちゃうぜ。
      「都市に止まらず通り過ぎても商館をおけるギョームリュブリキ」
    • 他のプレイヤーと同じアクションだとコストを支払う? 嫌だよもったいない。
      「他プレイヤーのダイスが置いてあるアクションでも無料でできるベルケハーン」
    • つーか、地道に歩いて北京に向かうのとかだりーし。
      「毎ラウンド3金もらう上、移動時にワープできるプラノカルピニ」
    • 商品もらう時、ごっつぁんで1個もらいまーす。
      「他プレイヤーが市場で商品をもらう時、自分も常に1個もらうタブリーズ商人」



感想

2019年当時
●妻
面白い!
けど、上手くできなかったのでもう一回やりたい!
うちら、旅しなすぎじゃない?

●ゆづ(娘。7歳)
楽しい!
契約を達成するとたくさん点をもらえるので、そればっかりやっちゃう。

●自分
普通に超楽しいと思いました。
サイコロを振って仕分けるのはイスファハンと同じだが、やれる選択肢が多く、自由度が高いので、こちらの方が面白かったです。
加えて、キャラクターカードのハジケっぷりが笑えます。
普通のゲームだと、ゲームバランスにあまり影響を与えない程度の「若干得する」くらいの特殊能力が多いです。
が、このゲームはやばいです。ゲームの根本ルールを無視する頭のいっちゃっているキャラクターばかりです。
選ぶプレイヤーによって能力が全然違います。
でも不思議とこれでゲームバランスがとれているから、凄い!!
 
このゲームが人気があるの、わかるなぁ。
何か、ふとした時に思い出して、またやりたくなります。



総合評価

総合評価:7
・独創性:7
・わかりやすさ:7
・システム洗練度:8
・間延び感の低さ(起伏):7
・リプレイ性:7
・コンポーネントの魅力:7
・脳汁感(ジレンマ味わい度):7
・テーマ再現性:8
・戦術の幅:7
・ドキドキわくわく感:7
・手番ごとの成長感:7
・攻撃性の低さ:7
・7歳児と本気で遊べる度:5
・備考:冒険!旅!テーマがわくわくする!

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~Fin~

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