ダーウィンズジャーニー(Darwin’s Journey)

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今日ご紹介するボードゲームはシモーネルチアーニ氏の新作

ルチアーニ氏といえば、ツォルキンバラージロレンツォイルマニーフィコニュートンマルコポーロの旅路など、数々の傑作を世に排出し続ける天才ボドゲデザイナー。

直近で遊んだティルトゥムも楽しかったので、もはや彼の新作を遊ばない手はないと判断。
加えて、今回はワーカーが成長するワーカープレイスメントとのこと。
何それ、絶対楽しいじゃん!

さて、どんなゲームでしょうか。
レッツプレイ!



ダーウィンズジャーニー(Darwin’s Journey)

created by Rinker
株式会社ケンビル
¥7,712 (2024/11/21 03:38:56時点 Amazon調べ-詳細)

・所要時間:60分〜120分
・プレイ人数: 1人〜4人

ゲームの内容

  • ワーカープレイスメントゲーム。
  • テーマは、「ガラパゴス諸島へ航海し、島々を探検して生物を見つけ、標本を学会に提出すること」
  • 全5ラウンド制。
  • 最初は4ワーカーでスタート。準備の時にワーカーに能力色をあてはめる。
  • 手番では、ワーカーをアクションスペースに派遣し、該当のアクションを実施する。
  • 各アクションスペースには配置可能なワーカーの能力色の種類と数が書かれている。
    また、能力色の合計数が一定数以上になったワーカーを配置することで、各アクションが強化される。
  • アクションの種類は下記。
    • アカデミー:
      ワーカーに新たな能力色を付与する封蝋チップを獲得できる。
    • 探索:
      自分の探検家コマを中央ボードの島上を進めて、止まったマスに従い、お金や勝利点などもらったり、追加アクションをできたり、標本を獲得したりできる。
    • 航海:
      自分の船コマを中央ボードの航路に上を進める。
      標本があるマスに止まると標本を獲得。
      一定以上進めると別の島に追加の探検家コマを送れるようになる。
      ラウンド終了時に、基準のマスまで進めていないと獲得勝利点が減るペナルティ。
    • 標本提出:
      集めた標本を中央ボード上の該当の標本配置マスに提出。
      配置マスの縦横の標本配置状況により、コイン獲得&標本トラック上の自分の標本コマを進める。
    • 交信:
      中央ボード上に3つある封筒スペースに、自分の手紙タイルを配置。
      ラウンド終了時に各封筒スペースをチェックし、マジョリティに応じた特典を獲得。
      個人ボード上の手紙タイルの山札が尽きると、そのスペースにある特典を獲得。
    • レンズ解放:
      新たなアクションスペースを開放し、一度無償でそのアクションができる。
    • 目的タイル獲得:
      中央に並べられた目的タイルから選んで獲得。
      目的タイルは条件を満たしたら裏返し、特典を獲得できる。
  • 5ラウンド終了時にゲーム終了。
  • 「進化論トラックの進行状況に応じた得点」「航海・探検で進んだ場所に応じた得点」「封蝋チップが一定以上進んだワーカーの得点」などを合計し、総得点の高い人が勝ち。
個人ボードはこんな感じです↑



感想

●妻
それぞれのアクションが繋がっていて、どのアクションをしても拡大していく感じが楽し過ぎる!
ガラパゴス諸島を探検して新種を発見するのも単純に楽しいし、何回やってもやりたくなるなぁ。

これはもっとうまくなりたい!

●ヨタくん(7歳の息子)

探検して、色んな場所にいる生物を捕まえるのが面白い!
標本を提出するとお金や得点がいっぱいもらえるから、たくさん提出した方がいいよ。
船をやるのも大事だと思う!
うーん。
たくさん大事なアクションがあるのが難しいところだね。

●自分
色んな得点要素があるので複雑かと思いきや、ゲーム全体はとても美しくバランス良く設計されていて、ルールも理解しやすいです。
ワーカーを強化し、探索で表を見つけて、標本提出でお金を稼いでいくのが中心の流れと思いきや、お金も手番もキツキツで、全てが思うように出来ず、取捨選択のジレンマが物凄いです。

「ワーカープレイスメントでワーカを強化する」というコンセプトはカヴェルナにもあったけど、あくまで一部のアクションで強くなる強化でした。
それに対し、このゲームでは、ワーカーの強化はデメリットのない真っすぐな強化なので、ガンガン強化していくのが気持ちよく楽しい。

また、1つ1つのアクションを実施した結果、ボーナスとして他のアクションができることが多いため、どのアクションをやっていくと良い形で繋がるのか先を見据えた一手が大切。
かなり戦術性も高いですね。

特殊アクションがゲーム事に変わることに加え、そもそも戦術の幅が広いため、リプレイ性も十分。

非常に洗練された近代の傑作。BGGとかでも上位に入ってくるんじゃないかな。



総合評価

  • 総合評価:8
  • 独創性:8
  • わかりやすさ:7
  • システム洗練度:9
  • 間延び感の低さ(起伏):8
  • リプレイ性:9
  • コンポーネントの魅力:8
  • 脳汁感(ジレンマ味わい度):9
  • テーマ再現性:8
  • 戦術の幅:9
  • ドキドキわくわく感:8
  • 手番ごとの成長感:8
  • 攻撃性の低さ:8
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~Fin~

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