・所要時間:30分
・今回の人数:2人(俺、妻)

ルール概要

「王様と騎士チーム」VS「市民と暗殺者チーム」の非対称2人対戦ゲーム。

  • 「王様と騎士 チーム」は、大さまが出口にたどり着くか、暗殺者3人全てを倒したら勝ち。
  • 「市民と暗殺者 チーム」は、規定ラウンドが終わるまで、王様が出口にたどり着かないよう阻止するか、王様を暗殺したら価値。
  • ボード上の初期配置マスに国王、騎士、市民コマを置く。
  • 「市民と暗殺者 チーム」のプレイヤーは、12人の市民の中から3枚を秘密裏に暗殺者に任命。
    3名の市民カードを伏せて手元に置く。
  • 毎ラウンド、ラウンドカードを山札から1枚めくる。
  • ラウンドカードには、各チームが、そのラウンドで使用できるアクションポイントが記載されている。
  • まずは、「王様と騎士 チーム」がアクション。
    ラウンドカード記載の全アクションポイントを使ってアクションを実行。
  • 王様は移動のみ可能で、出口目指してひたすら移動させる。
  • 騎士は「移動」に加え、「市民コマを自分の入ったマスから押し出す」「暗殺者と判明した市民の抹殺」「市民の捕縛(捕縛できるラウンドとできないラウンドがある)
  • 続いて、「市民と暗殺者 チーム」がアクション。
  • 市民は「移動」のみだが、タイミングを見て「実は暗殺者」と公開したら暗殺者コマに置き換える。
    暗殺者は、「移動」に加え、「隣接している騎士を抹殺」「隣接している国王を攻撃」が可能。
  • 国王を2回攻撃すると暗殺成功。

◆勝利条件を満たした方が勝ち。

<好感度ポイント>

  • 「王様と騎士 チーム」でプレイすると、誰が暗殺者なのかビクビク行動するのがとても刺激的。
  • 「市民と暗殺者 チーム」でプレイすると、どうやってばれずに国王に近づいていくか、人狼的な正体隠匿感のドキドキが楽しい。
  • それぞれのチームが、「全く異なるアクション内容で全く異なる勝利条件」という極端な非対称なのに、ゲームバランスがしっかりしていて、どちらで勝つこともあるのが素晴らしい。
  • それぞれの陣営で全くプレイ感が違うので、次はあっちの陣営でやりたい、とリプレイ欲求が掻き立てられる。



感想

●妻
面白い!!
「市民と暗殺者 チーム」はかなり難しくない??
でもプレイ時間もほどいいし、何度もやれるくらい楽しい。

●自分
2人用ゲームで、お互いの条件がここまで違うゲームは初めて。
やる前は、「ゲームが成立するのかな」、と疑問だったけど、やってみてちゃんと勝負が拮抗することに脱帽。

個人的には、正体を隠して王様に接近していくスリルを味わえる「市民と暗殺者チーム」が非常に楽しく感じた。
正体隠匿系ゲームって、やっぱりすごく楽しいね!

平日の寝る前に妻と2人対戦することが多いので、30分以内でプレイ出来て、準備・片付けの負担が少なく、それなりに頭も使うゲームが好ましい。その点、このゲームは今後の貴重な選択肢になりそう。

それにしても、このゲームに登場する王様のしょうもない感じ、面白いです。
1歩ずつしか進めず、特に攻撃手段も持たないため、騎士がいないとすぐに追い込まれます。

また、設定上、全ての市民を疑わないといけないため、近づいてくるおばあちゃんにも疑心暗鬼になり、「ひぃ~~」といいながら逃げていきます。
市民カード・コマを見ると、全ての市民がそもそも怒り狂った表情をしてます。
ここまで国民に恨まれる王様ってやばいね。一体何したんだろう。。。。



総合評価

・総合評価:6
・独創性:7
・わかりやすさ:7
・システム洗練度:6
・間延び感の低さ(起伏):7
・リプレイ性:7
・コンポーネントの魅力:6
・脳汁感(ジレンマ味わい度):6
・テーマ再現性:6
・戦術の幅:6
・ドキドキわくわく感:6
・手番ごとの成長感:6
・攻撃性の低さ:2
・備考:このゲームに登場する王様のしょうもない感じが面白い…!

~Fin~

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