ナショナルエコノミー・グローリー(National Economy Glory)

・所要時間:30分
・今回の人数:2人(俺、妻)

ゲーム概要

カードを使ったワーカープレイスメントゲーム。

  • 各プレイヤーは、2枚のワーカーカードと数枚の手札をもってスタート。
    中央には初期建物カード数枚を配置。
  • カードは全て建物カードで、ワーカーカードを配置する場所となる。
    建物カードにワーカーを置くと、「手札の建物カードを自分の場にプレイできる」「山札から建物カードを手札に1枚加えられる」「ワーカーを1枚増やせる」などの効果を得られる。
    建物カードをプレイする際は、カードに書かれたコスト分手札からカードを捨てる。
  • 手番では、ワーカーカードを、中央に並べられている建物カードか自分の場にプレイした建物カードに配置&効果発動できる。
  • 全プレイヤーが全てのワーカーを配置&アクションし終わったらラウンド終了。
    自分のもっているワーカーに対し、ラウンドごとに指定される賃金を支払う。
    支払えなければ建物カードを換金して支払う。
    それでも足りなければマイナス3勝利点になる罰金カードを受け取る。
    換金するために支払った建物カードは次のラウンドから中央の場に並べられ、全プレイヤーが共通でワーカーを配置できるようになる。
  • 既定のラウンドが終わるとゲーム終了。
    自分の場にある建物カードの勝利点が最も高い人が勝ち。



感想

2020年当時
●妻
うーん、、、。すごく苦しいゲーム。
前作メセナよりは少しお緩くなった気もするけど、やっぱりワーカーへの賃金がすごく負担。
借金するのが嫌いな性格だから、あまり得点が伸びなくて、窮屈な感じ、、、。

●自分
カードだけのワーカープレイスメントでここまで重量級な手ごたえを与えてくれるゲームは他にないでしょう。やりごたえ十分の秀作です。
終始ワーカーの賃金に苦しめられ続けるので、通常のワーカープレイスメントゲームのように、Aの場所に置き、そこで得た資源を使ってBをつくり、、etc、などという真っすぐな拡大再生産にできないことがこのゲームのポイント。
自分の場にプレイした建物カードを売ることすら計画に入れていくことが重要な超計画的ゲームです。キツキツの状態の中でギリギリ賃金を支払い、折角建てた建物も売り、常に悶絶し続けながらギリギリのラインでプレイをし続けて、最終的に大きな建物を建てて莫大な勝利点を得ていく、苦難の道を潜り抜けた先に快感が待っているドMゲームです。
普通にプレイしていけばどんどんやれることが増えていく拡大再生産ゲームでは手ごたえが足りない!というゲーマーは絶対に楽しめる作品。中毒性高いです。

総合評価

  • 総合評価:7
  • 独創性:7
  • かりやすさ:7
  • システム洗練度:8
  • 間延び感の低さ(起伏):8
  • リプレイ性:8
  • コンポーネントの魅力:6
  • 脳汁感(ジレンマ味わい度):8
  • テーマ再現性:6
  • 戦術の幅:7
  • ドキドキわくわく感:6
  • 手番ごとの成長感:6
  • 攻撃性の低さ:7
  • 8歳児と本気で遊べる度:1
  • 4歳児も楽しそう度:1
  • 備考:建物カードの美しさとワーカーカードの凛々しさ:10

~Fin~

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