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今日ご紹介するボードゲームは、2020年にフランスで発売された後、すごろくやさんが日本語版を発売し、面白いと話題になっていたゲームです。

「競り」を軸にした中量級ゲームとのこと。

「競り」ゲームと聞くと、クニツィア氏のモダンアート、ラー、アメンラー、メディチハイソサイエティや、世界的名作のビブリオス、ゲシェンクフォーセールなど、面白い作品が多数あります。
ただ、今日ご紹介するこのゲームは、「競り」がメインではなく「競り」を中心のシステムに添えた拡大&セットコレクションとのこと。

「競り」ゲーム自体が好きなので、これは触手が動く動く。

さて、どんなゲームでしょうか。
レッツプレイ!



ニダヴェリア(Nidavellir)

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すごろくや
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・所要時間:45分
・プレイ人数: 2人〜5人

ゲームの内容

「最強のドワーフ師団を作る!」がテーマの、競り&セットコレクションゲーム。

<プレイの流れ> ※3人プレイ

  • 各プレイヤーは、初期に0,2,3,4,5の数字が裏に書かれた5枚のコインを保持。
  • 各ラウンドの最初に、中央の3箇所それぞれに、ドワーフカードの山札から3枚を引いて並べる。
  • 全プレイヤー同時に、中央の3箇所に該当する個人ボード上のコイン配置スペースに、手持ちの5枚のコインを好きなように配置する。余った2枚は個人ボードの下側に配置。
  • 中央の3箇所について、順番に全員がコインをオープンし、数に高いプレイヤーから順に並べられた3枚のカードのうち好きなカードを獲得・自分の前に配置する。
  • その際、「0」のコインを配置したプレイヤーは、このラウンドで使用しない余ったコイン2枚の数字を合計し、その数のコインを、余ったコイン2枚のうち高い方のコインと交換できる。(=コインのパワーアップ)
  • 全3箇所のコインをオープン&カードを獲得したら、ラウンド終了。
  • ドワーフカードは5種族+中立1種族に分かれていて、5種類の種族を揃えるごとに、特殊能力を持った強力な英雄カードをストックから獲得でき、以降この能力が使える。
  • ラウンドを繰り返し、レベル1の山札が尽きたら、前半戦が終了。
    5種族それぞれの種族マークの数を数え、単独最多のプレイヤーは、その種族に該当する栄誉カードを獲得できる。
    その後、レベル2の山札でラウンドの準備をして後半戦へ。
  • レベル2の山札が尽きたらゲーム終了。
    5種族それぞれの得点方法に基づき得点を計算し、手持ちのコインの数の合計数の得点を加算し、総得点の高い人の勝ち。
  • 種族ごとの得点計算方式は下記
    • 戦士:
      「カードの数字」の合計が得点。戦士の種族マークの最多プレイヤーは、さらに保有コインの中で最大の数字分の追加得点。
    • 狩人:
      「種族マークの数」の2乗が得点。
    • 鉱夫:
      「種族マークの数」×「カードの数字の合計」が得点
    • 鍛冶職人:
      「種族マークの数」が増えるごとに「種族マークの数+1」の得点
    • 探検家:
      「カードの数字」の合計が得点。
ヨタくんのコレクションです↑

感想

●妻
これは面白い!
一つの色に特化するか、満遍なく色をゲットして英雄カードで稼ぐか迷うけど、、、今のところ私は後者パターンかな。
アプリで得点計算できるのも秀逸。
良いゲームだと思う。

●ヨタくん(7歳の息子)
すごく楽しいね!
英雄カードの中に、他プレイヤーがオープンした後にコインを置けるカードが合って、それがすごく強いから毎回とっちゃうね。
コインも強くしたいし、いいカードも欲しいし、色々悩むゲームだね。
全然飽きないよ!

●自分
「毎ラウンドコインを5枚個人ボードに配置するだけ」という、実にシンプルなルールでとっつきやすいゲームでありながら、色々悩ましく奥行きを感じる非常に良いゲームです。

競りゲームというと、「吊り上げ競り」を想像するけど、このゲームはそうではなく、一発入札形式の競りなので、競り自体はとてもシンプル。
ただ、種族カードを満遍なく集めて英雄カードを獲得することと、特定の種族カードを集めて得点をガンガン上げることとの間で終始悶絶します。

戦士と探検家以外のカードは枚数が少ないとあまり点数が美味しくない一方で、集めれば集めるほど得点がグングン伸びていくので、なるべく絞って集めたいけど、そうもいかず、、。
良い英雄カードは早くしないと先にとられてしまうので、どっちを選べばいいんだ~!!と、頭が爆発します。

前半フェイズの種族マジョリティもかなりのスパイスで、ほんと終始悩ましい。
中量級ゲームに置いて、万人受けするナイスゲームですね。



総合評価

  • 総合評価:8
  • 独創性:9
  • わかりやすさ:8
  • システム洗練度:8
  • 間延び感の低さ(起伏):8
  • リプレイ性:7
  • コンポーネントの魅力:8
  • 脳汁感(ジレンマ味わい度):9
  • テーマ再現性:7
  • 戦術の幅:8
  • ドキドキわくわく感:7
  • 手番ごとの成長感:8
  • 攻撃性の低さ:7
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~Fin~

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