・所要時間:120分
・今回の人数:4人(俺、妻、ゆづ、ヨタくん)
ゲーム概要
<テーマ>
中世ヨーロッパの都市オルレアンを舞台にした、バッグビルドの拡大再生産ゲーム。
<主なコンポーネントと準備>
◆共通
1.中央ボード上の・・・
- 指定の場所に、技術力チップ配置。
- 人物トラック&発展トラックのスタートマスに、各プレイヤーのキューブを配置。
- 指定の場所に、市民チップ13枚を配置。
- 街道マス上に、商品チップをランダム配置。
- MAPのオルレアンに、各プレイヤーの商人コマを配置。
2.砂時計タイルの山札と、建物タイルの山札を中央ボードの近くに配置。
3.市役所ボードを中央ボードの横に配置。
◆各プレイヤー
・プレイヤーボード、袋、コイン、商館コマ、「農夫/船乗り/職人/商人」のチップ1枚ずつ。
<ゲームの進行>
◆各ラウンドは、「砂時計」「国勢調査」「人物配置」「アクション」「イベント」の順で進行。
「砂時計」
- 砂時計タイルの1番上をめくる。砂時計タイルは18枚あり、18枚目がめくられた時 = 18ラウンドが最終ラウンド。
- 砂時計タイルには、そのラウンドの「イベント」で発動する効果が書かれている。
「国勢調査」
- 農夫トラックを確認し、単独で最も進んでいるプレイヤーは1コインをもらい、単独最下位プレイヤーは1金を支払う。
「人物配置」
- 自分の袋から「騎士トラックの進行レベルに応じた数」の人物チップを引いて、個人ボードの市場スペースに並べる。
- 袋から引く数を減らして、その数分を配置済みアクションスペースから市場スペースに戻してもOK。
- その後、市場スペースにある人物チップを、任意のアクションスペースの指定のマスに配置。
- アクションスペースのマスによっては置ける人物チップが指定されているマスがある。
- 修道僧チップはジョーカー的にどのマスにも置ける。
- 使わずに市場スペースに残した人物チップは、後のラウンドで使用可。
- 既に配置しているチップを市場スペースに戻すことも可。その場合は
「アクション」
- 各アクションスペースにあるマス全てが埋まったら、そのアクションの実行ができる。
- スタートプレイヤーから順に、実行可能なアクションを1つ実行するかパスをする。
- アクションは下記。
- 農夫チップの獲得 (ボーナス:農夫トラックの進行とそのマスに書かれた商品チップの獲得)
- 船乗りチップの獲得 (ボーナス:船乗りトラックの進行とそのマスに書かれた数のコイン
- 職人チップの獲得 (ボーナス:職人トラックの進行と技術力チップの獲得)
- 商人チップの獲得 (ボーナス:商人トラックの進行と建物タイルの獲得)
- 学者チップの獲得 (ボーナス:大学トラックと発展トラックの進行)
※最初に発展トラックの市民チップが配置されたマスに到達した人は市民チップ獲得
- 騎士チップの獲得 (ボーナス:騎士トラックの進行)※最初に騎士トラックの市民チップが配置されたマスに到達した人は市民チップ獲得
- 修道僧チップの獲得 (ボーナスなし)
- 中央ボード上のMAPの水路を通って自分の商人コマを移動させ、途中に置いてある商品チップを獲得
- 中央ボード上のMAPの陸路を通って自分の商人コマを移動させ、途中に置いてある商品チップを獲得
- 中央ボード上の自分の商人コマがいる街に商館を建てる (街ごとに先着1つの建物のみ建設可)
- 発展トラックの進行
- 市役所ボードに人物チップを派遣し、「コイン」や「発展トラック進行」を得る。
※市役所ボードには初期に保有する自分の人物チップは派遣できない。
※市役所ボードに派遣した自分の人物チップはゲーム終了まで戻ってこない。
※市役所ボードの各事業スペースを最初に満たしたプレイヤーは、市民チップ獲得
「イベント」
- そのラウンドの砂時計タイルに書かれた効果を全プレイヤーに発動。
- 効果は、
- 「発展トラックの進行レベルに応じたコインを獲得」
- 「自分の商館1軒につき1コインを獲得」
- 袋から人物チップを1枚引いて破棄。
※ 自分の初期人物チップを引いたら破棄しなくてOK。 - 「食料(商品の中で小麦、チーズ、ワイン)を1枚捨てる。
※ 食料がないプレイヤーは5コインを支払う。
※ コインも払えなければ拷問。 - 「保有する商品チップ」3枚につき1コインを支払う。
※ コインを払えなければ拷問。
- 拷問を受ける場合は、下記いずれかを足りない数分支払う。
- 商品チップ
- 建物タイル
- 技術力チップ
- 商館(建設済みでも未建設でもOK)
- 袋から人物チップを1枚 (自分の初期人物だったら引き直す)
- 発展トラックの後退 (最も近いコインマスの1マス手前まで)
<ゲーム終了条件と勝利条件>
- 18ラウンド終了でゲーム終了。
単独で最も商館を建てたプレイヤーがいたら市民チップ1枚獲得。
- 下記得点を計上し、総得点が高い人が勝ち。
- 1コイン = 1勝利点
- 商品の得点 (布5点、羊毛4点、ワイン3点、チーズ2点、小麦1点)
- [建設済みの商館+市民チップの数]×[発展トラックの進行レベル]
感想
※初めてプレイした感想※
●妻
最高に面白い。
早く自分の番にならないかわくわくして、全然飽きなかった。
超楽しかったので、またやりたい。
●自分
数あるゲームの中でも、最高傑作の1つだと思う。
言わるバッグビルドゲームの代表格だが、grovesやキングスポーチなど他のバッグビルドと比較して明らかに頭一つ抜けている。
純粋な拡大再生産ゲームとしても、プエルトリコクラスにわくわくする。仲間、商館、建物など、自分専用のものがラウンドを経るごとにどんどん増えていく喜びがやばかった。最終ラウンドは、まだ終わらないでほしいと本気で思ったほど。
要素は多いのに、全てが同じ方向に向かって行くので、複雑さは全く感じない。それと、仲間の設置効果が、どの選択肢も非常に意味がありわくわくするもの。よって、次はあれやりたい! と、ポジティブな気持ちで進んでいく。
我が家において、過去やった数々のゲームの中で間違いなくトップ3に入る超傑作でした。
ボードゲーム好きならぜひやってほしい!!
※数回プレイした後の感想※
●妻
最高に面白い!!
何回かやって慣れてきたので、アクション計画がみんなスムーズで、プレイ時間が短くなったね。
切れ味が良くてほんと面白いわ。
●ゆづ(9歳の娘)
これ、面白いね!
ルールもシンプルだし、どんどん仲間が増えていくのも楽しい。
私はMAPに駒を置きまくったけど、コインや商品チップが少なかったからそこで最後に1位になれなくて悔しかったな。
●ヨタくん(5歳の息子)
すっごく面白いゲームだね!
ヨタくんは、商品チップを集めて、発展トラックをMAXにしたけど、あまり商館を建てなかったからボーナスが足りなくて負けて悔しい!
●自分
文句なしに面白い!!
子供たちが成長したので、アクション計画もサクッと終わり、間延びせずにガンガン手番が来る感じが最高です。
何度目かのプレイの今回は、商館を建築しまくる「ゆづ」と、市民チップ&発展トラックの「ヨタくん」、バランス型の「妻」と、それぞれ戦術が分かれていたのに、最後の得点計算ではかなり競って緊張感のある勝負になりました。
子供たちの成長も感じられて嬉しい。
やっぱりこのゲームは総合的に最高峰だなぁ。
総合評価
・総合評価:10
・独創性:9
・わかりやすさ:8
・システム洗練度:10
・間延び感の低さ(起伏):10
・リプレイ性:10
・コンポーネントの魅力:8
・脳汁感(ジレンマ味わい度):10
・テーマ再現性:9
・戦術の幅:10
・ドキドキわくわく感:10
・手番ごとの成長感:10
・攻撃性の低さ:9
・9歳児と本気で遊べる度:9
・5歳児も楽しそう度:9
・備考:全てにおいて完璧なボードゲームです。
~Fin~
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