横濱紳商伝デュエル(Yokohama Duel)

・今回の人数:2人(俺、妻)
・プレイ時間:45分

ゲーム概要

ワーカープレイスメントの傑作「横濱紳商伝」の2人用ゲーム!

  • 手番では、10のエリアのうちの1ヵ所を選んで部下を派遣し効果を得る。
    これを交互に4回ずつ行い1ラウンド終了。これを4ラウンド行いゲーム終了。
  • 10のエリアは、「魚をとれる漁場」「お茶をとれる茶畑」「銅をとれる銅鉱山」「生糸をとれる製糸場」「資源とお金を交換できる中華街」「手元の舶来品チップを裏返して得点をUPできる税関」「お金をもらえる銀行」「教会カードをもらえる教会」「技術カードをもらえる研究所」「注文書をもらえる港」。
  • 各プレイヤーは、4枚の部下カード(パワーカード)があり、それぞれ1~4のパワーが書かれている。
    手番では、手持ちの部下カードの中で最もパワーが低いものを選んだエリアに派遣し、効果を得る。
    得られる効果はその部下のパワーに応じる。
    なお、この部下カードはラウンド終了時にお金を払うと1枚だけパワーアップできる。
  • 基本的には、港で注文書をもらい、そこに書かれた条件に合うように資源を集めて注文書を達成して舶来品や勝利点を得ていくのが王道。
    ただし、各エリアで追加パワーを得てアクション効果を高めるためには、自分の店舗・商館をそのエリアに置く必要があり、それにはお金が必要なので、中華街で資源をお金に換えたり銀行でお金をもらうことも重要。
    さらには、特殊能力や高い勝利点を得るために、教会や研究所に特殊カードをもらいにいったりもする。
  • 注文書を達成することでもらえる「追加パワーカード」は、部下のパワーを強めることができて強力。
    また、「注文書を3枚達成」など条件を達成すると得られる「お雇い外国人カード」はパワーが3の上、自分の手番とは別にもう1手番好きなエリアに派遣できるため超強力。
  • 4ラウンドが終わるとゲームセット。
    勝利点は、「達成した注文書カードの勝利点」「達成した注文書カードの枚数の多い方のボーナス6点」「技術カードの勝利点」「技術カードの工業値合計が多い方のボーナス6点」「教会カードの勝利点」「置けた自分の商館1つあたり5点」「置けた自分の店舗1つあたり1点」「舶来品チップ1枚1点」「裏向きの舶来品チップ1枚4点」「残ったお金2円ごとに1点」「資源チップ3つごとに1点」。
    勝利点の合計が高いほうが勝ち。



感想

2019年当時
●妻
これは面白い。
やっぱり横濱紳商伝はいいゲームだね。
プレイ時間が短いので本家よりも遊びやすくて嬉しい。
何度でも遊べるね。

●自分
横濱紳商伝と同じくめちゃくちゃ面白い。
横濱紳商伝の良い部分を残しつつ、よりシンプルでジレンマを増した印象。
10個しかないエリアは他プレイヤーが選んだらそのラウンドでは選べないので、欲しいエリアは先に選びたい。
しかしながら、パワーの低い部下から先に派遣しないとなので、先に選ぶと効果が薄い。。。
ここがとても悩ましい。

また、各ラウンド4回×4ラウンドの合計16回しか手番がないので、1回1回の選択が重く、選択ミスが致命傷になるので悶絶する。
すごく良い!

技術カードを得たり、部下カードをパワーアップさせたり、店舗や商館を置いたりすることで、1手番での基本効果が上がっていく成長感も心地よい。
拡大再生産系のワーカープレイスメントの傑作!

二人用ボードゲームでは、世界の七不思議デュエル、バトルラインと並ぶ超傑作だと思います。



総合評価

  • 総合評価8
  • 独創性:8
  • わかりやすさ:7
  • システム洗練度:8
  • 間延び感の低さ(起伏):8
  • リプレイ性:8
  • コンポーネントの魅力:8
  • 脳汁感(ジレンマ味わい度):9
  • テーマ再現性:8
  • 戦術の幅:9
  • ドキドキわくわく感:8
  • 手番ごとの成長感:9
  • 攻撃性の低さ:8
  • 7歳児と本気で遊べる度:7
  • 3歳児も楽しそう度:3
  • 備考:注文書を一気に複数枚達成した時の胸を締め付ける快感。

~Fin~

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