・所要時間:90分
・今回の人数:2人(俺、妻)
ゲーム概要
<テーマ>
舞台は4世紀のフランス北部、シャンパーニュ地方の都市トロワ。
プレイヤーは裕福な一族となって、人々を雇用してトロワの大聖堂の建築に寄与し、一族の名誉と影響力を高めていく。
<目的>
様々な活動をして、勝利点を稼ぎ名誉と影響力を勝ちとる。
<手番進行>
- まず全員でそれぞれの持ち数分のサイコロを振り、自分の街に置く。
- 自分の街のサイコロを使って、様々なアクションの中から1つを実施。
- アクションは、下記などがある。
- 「大聖堂を建築する」(=得点する)
- 「建物に労働者を派遣する(サイコロの数を増やす)」
- 「敵襲に対処する」(得点したりマイナスを防いだり)
- 「活動カードに労働者を派遣して特殊アクションができるようにする」
- 「活動カードに書かれた特殊アクションをする」
- 各プレイヤー順番に1アクションをして、全員パスしたらラウンド終了。既定のラウンド数実施したらゲーム修了。
- ゲーム中に獲得した小利点に、ゲーム終了時のボーナス(大聖堂や後援者カードボーナスなど)を加えて、最も勝利点が多い人が勝ち。
感想
2019年当時
●妻
活動カードに書かれている絵の意味が分からな過ぎてストレス。
なんか面白そうな感じがするけど、いちいち効果を確認しながらやっていく感じはよくない。
●自分
ダイスワーカープレイスメントの傑作として有名な本作。
お金を払えば人のダイスも勝手に使えるシステムが珍しい。
中央ボードにオープンされている9枚の活動カードがこのゲームの肝で、早めに特殊アクションを追加して実行していくと有利に進められる。
ルールを読んだときはかなり複雑な印象だったが、やってみるとわりかしシンプルだった。
ただ、肝心の活動カードの意味が全くわからない。
アクション内容を絵で表現しているんだけど、その絵が異常にわかりにくい。
色んなボードゲームでアクションを絵で表現しているけど、その大半は一度説明を受ければ記憶できるもの。
しかしながら、このゲームは一度聞いても絵と結びつきずらく、1回1回確認しながらやらなくてはならない。
いっそ自分でアクション内容を書いた和訳シールでも貼ってしまった方がいいくらい。
持論だけど、重いゲームはわかりやすさが命だと思う。
その意味で、ゲームシステムは非常に研ぎ澄まされてわかりやすい。
だからこそ、カードにもわかりやすさを追求してほしかったです。
さはいえ、絵のわかりにくさ以外は相当高いレベルで洗練されているので、ワーカープレイスメントが好きな人は楽しめる傑作には間違いありません。
繰り返しプレイして、絵を気にしないでプレイする環境であればおすすめです。
総合評価
- 総合評価:5
- 独創性:6
- わかりやすさ:5
- システム洗練度:5
- 間延び感の低さ(起伏):5
- リプレイ性:5
- コンポーネントの魅力:6
- 脳汁感(ジレンマ味わい度):6
- テーマ再現性:6
- 戦術の幅:5
- ドキドキわくわく感:6
- 手番ごとの成長感:6
- 攻撃性の低さ:5
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