こんにちは! ヒロです!
いつもブログを読んでくださりありがとうございます。
今日ご紹介するゲームは、牧場で羊を飼うという牧歌的なテーマに、洪水との戦いという緊迫したシステムを組み合わせた拡大再生産ゲームです。
箱庭系のインタラクションの薄いシステムに、洪水との戦いという協力&マジョリティのバチバチなインタラクションを加えた意欲作。
なかなか独特な味のあるプレイ感のゲームです。
ローランド (Lowlands)
・所要時間:90分
・今回の人数:4人(俺、妻、ゆづ、ヨタくん)
ゲーム概要
- プレイヤーは個人ボード、収入マット、境界駒、建物駒、ワーカーを受け取る。
ワーカーは、2、3、4の数字(アクション値)の3個。
- 中央ボードに、資源カードの山札、洪水カードの山札を配置。
- ゲームは3ラウンド制で、各ラウンドは「潮の変わり目」→「アクション」→「維持」→「アクション」→「維持」→「満ち潮」の流れで進行し、3ラウンド終了後に「高潮」が起こり、その後ゲーム終了。
- 「潮の変わり目」では、洪水カードをめくって、カードに書かれた数分洪水コマを中央ボードに配置。
その後、手札上限8枚まで手札を減らす。
- 「アクション」では、手番順に1アクションずつ行う。
自分のワーカーを、個人ボード上のアクションスペースに派遣し、そのアクションを実行。
アクションは、下記5つ。- 資源カードの獲得
- 建物カード、設備カードを獲得し、個人ボードに配置
- 堤防コマを中央ボードに配置し、堤防トラック上の自分のマーカーを進める。
- 家畜用の境界駒を個人ボードに配置
- 羊の売買
- 「維持」では、収入をもらい、羊を繁殖させる。
- 「満ち潮」では、中央ボード上の堤防駒の数が、洪水駒を防ぐだけあるか否かをチェック。
- 洪水駒が十分にあれば、堤防トラック上のマーカーの位置が最後尾のプレイヤーと自分のマーカーの位置との差分のお金を獲得。
その後、中央ボード上の価値トラックが右に進み、堤防の価値が下がって羊の価値が上がる。 - 洪水駒が足りなければ、堤防トラック上のマーカーの位置が先頭のプレイヤーとの自分のマーカーの差分の数の「堤防決壊トークン」を受け取る。
その後、価値トラックが左に1つ動き、堤防の価値が上がって羊の価値が下がる。
- 3ラウンド終了後の「高潮」では、高潮用建物カードの効果を発動した後に、再度堤防駒と洪水駒の数をチェック。
堤防駒が足りない場合は、ゲーム中に受け取っていた堤防決壊トークン1つにつき羊を1頭うという重大なペナルティが発生。
- 羊、堤防トラック上のマーカーの位置、建物カード、設備カード、お金、資源カードの勝利点を合計し、最も高い人が勝ち。(羊と堤防トラック上マーカーの勝利点は、中央ボード上の価値トラックの最終位置で決まる)
感想
●妻
面白かった。
ワーカープレイスメントだけど、自分のボードでやるから邪魔されないのが良いね。
●ゆづ(10歳の娘)
楽しかった!
羊を増やすか、防波堤を増やすかで迷うね!
●ヨタくん(6歳の息子)
楽しかった!
防波堤を最初に増やしてポイントをとりまくると、皆が慌てるから面白いよね!
●自分
ウヴェさん監修ということで、いわゆる拡大再生産的ワーカープレイスメントを想像していたのですが、やってみるとかなり独特なプレイ感でした。
個人ボードにワーカーを配置することで、ワーカーの置き場によるジレンマ・インタラクションがない代わりに、防波堤の進捗の差によってボーナスやペナルティがあるところが良いインタラクションになってます。
防波堤をみんなで置きまくると羊の勝利点単価が上がり、防波堤が足りないと羊の勝利点単価が下がって防波堤の勝利点単価が上がるという、羊と防波堤のシーソー関係が凄くよくできていて、両方をバランス良くやらないと勝てない。
洗練されたオリジナリティーを感じる好ゲームでした。
カードの種類が少なめなので、何回か同じメンバーで遊ぶと展開が似てくるので、拡張とかがでるともっとリプレイ性が上がりそうです。
総合評価
- 総合評価:7
- 独創性:9
- わかりやすさ:7
- システム洗練度:8
- 間延び感の低さ(起伏):7
- リプレイ性:6
- コンポーネントの魅力:7
- 脳汁感(ジレンマ味わい度):8
- テーマ再現性:8
- 戦術の幅:7
- ドキドキわくわく感:7
- 手番ごとの成長感:7
- 攻撃性の低さ:7
- 10歳児と本気で遊べる度:8
- 6歳児も楽しそう度:8
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