こんにちは!ヒロです。
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今日ご紹介するボードゲームは、原始時代がテーマの「メソス」というセットコレクションゲームです。
シンプルでジレンマ豊富な「オープンドラフト」というルールが面白そうと思って購入にいたったのですが、我が家が大好きなルチアーニ氏が監修に入っているゲームということで期待も高まっています。
ちなみに、テーマは地味ですね^▽^
でも、本ブログはボドゲの辞書的なものを目指しているので、今後もコツコツと地味なゲームもマイナーなゲームも色々と紹介していきたいと思っています!
話はそれましたが、早速レビューいってみましょう。
メソス(MESOS)
・所要時間:20~50分
・プレイ人数: 2~5人
ゲームの内容
<ゲームの進行>
- 全10ラウンドで終了。
- 各ラウンドでは、プレイヤーは以下の2フェイズを実行する。
- 提示トラック上にトーテム駒を置く:
手番順タイル上のトーテム駒の順番(上から下)に従って、各プレイヤーは自分のトーテム駒を利用可能な提示タイル(まだ他のトーテム駒が置かれていないタイル)に置く。 - アクションを解決する:
- トーテム駒を置いた提示タイル上に示されているアクションを解決する。
- タイルに示されている上段/下段から人物/建物カードを選んで得ることができる。
※食料トークンを3枚もたらすタイルA(5人ゲームでのみ使用)を除く。 - どちらの段であっても、プレイヤーはイベントカードを得られない。
- 複数のカードを得られる場合は、任意の順番で得られる。
- カードを得られるはずの段にカードがない場合は何も得られないが、獲得できるカードがある場合は、必ず得なければならない。
- アクション解決後、トーテム駒を手番順タイルの空いている一番上のスペースに置き、そのスペースが食料ボーナスをもたらす場合は、食料トークンを即座に得る。
- 最後に置いたプレイヤーは、食料トークンを1枚支払わなければならない。
食料トークンを1枚も持っていない場合は、2名声点を失う。 - 建物カードを得る時は、カードの左上に示されている食料コストを支払い、自分の部族に追加する。
※食料が足りない場合は獲得できない。
<人物カード>
- 人物カードを獲得した場合、そのカードを自分の手元にある同じ色のカードの列内に置いて、右上にあるアイコンが見えるようにし、自分の「部族」に追加する。
- 人物カードを部族に追加するのにコストはかからないが、「食料供給」イベント中、部族民すべてに食料を与えなければならず、食料が足りない場合は名声点を失う。
- 人物カードは、以下の6種類がある。
- 発明家:
ゲーム終了時、「部族内の発明家の数 ×持っている発明アイコンの種類数」に等しい名声点をもたらす。
※発明アイコンは全10種類 - 採集者:
「食料供給」イベント中、支払わなければならない食料トークンの数を3枚減らせる。 - シャーマン:
1~3つの★アイコンを持っていて、「シャーマンの儀式」イベント中、このアイコンが最も多いプレイヤーは名声点を得られ、最も少ないプレイヤーは名声点を失う。 - 建築者:
ゲーム中、建物カードの食料コストを、建築者カードの右上に示されている数だけ減らせる。
ゲーム終了時、各建築者カードの左下に示されている名声点を得る。 - 芸術家:
「洞窟壁画」イベント中、部族内の芸術家の数に応じて名声点を獲得/喪失する。
ゲーム終了時、プレイヤーは部族内の芸術家2枚ごとに10名声点を得る。 - 狩人:
肉アイコンがある狩人を部族内に追加するたびに、部族内の各狩人(肉アイコンの有無は問わない)ごとに食料トークン1枚を即座に得る。
肉アイコンがない狩人を追加した時は何も得ない。
「狩り」イベント中、プレイヤーは部族内の狩人の数に応じた食料トークンと名声点を得る。
- 発明家:
- 全プレイヤーが手番を完了したあと、以下を実行してラウンドが終了する。
-
- 下段にイベントカードがある場合、イベントを解決する。
※「食料供給」イベントがある場合は、それを最後に解決する。
イベントには、「食料供給」「シャーマンの儀式」「狩り」「洞窟壁画」の4種類がある。 - 下段にあるすべての人物/イベントカードを捨て札にする。
- 上段に残っているすべての人物/イベントカードを下段に移動させる。
- 部族デックから「プレイ人数+4枚」に等しい枚数のカードを引き、提示トラックの上側に置いて新たな上段を作る。
- 下段にイベントカードがある場合、イベントを解決する。
<ゲームの終了>
- ラウンド10の終了時、部族デックが尽きて新たな上段を作ることができなくなった時、ゲームは終了する。
- 見えている全イベント(上段にあるイベントを含む)を解決する。
通常通り、「食料供給」イベントは最後に解決する。 - ゲーム中に獲得した名声点に以下の名声点を加え、最も多くの名声点を獲得したプレイヤーがゲームに勝利する。
- 建築者による名声点
- 芸術家2枚ごとに10名声点
- 発明家の数×カード上にある発明アイコンの種類数に等しい名声点
- 建物による名声点(カード上に示されている名声点+ゲーム終了時効果による名声点)
感想
●ヨタくん(9歳の息子)
青と黄色カードを全然取らなくて負けちゃったから、青と黄色カードは大事だと思った。
テント(建物カード)をやると良い特殊能力が手に入るけど、やり過ぎると他のカードが取れなくて失敗しちゃうね。
●妻
マイナスを怖がっちゃいけないゲームだね。
やっぱりカードは獲得していかないと話にならない。
ついマイナスを取れなくて守りに入ってしまった私は、獲得カードも少なくて最後全然点数が伸びなくて笑った。
何だか地味なゲームだけどw、ジレンマも凄くて普通に面白かったよ。
●ヒロ
はじめは、ルールがやや複雑で把握しづらいと感じましたが、2回目以降のプレイで勝ち筋が多く見つかり、次回はもっと上手くプレイできるというワクワク感が増しました。
また、手番順によってカードを取れる枚数や場所が変わる仕組みが新鮮です。
リソースは「肉」と「勝利点」のみというシンプルな構成ですが、肉が不足すると大きくマイナス点がつく一方で、肉を使って建物カードを強化する必要もあり、悩ましい展開が続きます。
点数の入るタイミングが「途中」と「終了時」で分かれている点は、戦略の幅を広げているなと思いました。
そして、シュールで可愛いイラストが印象的です。
意図的に邪魔をする要素は少ないけど、欲しいカードを先に奪われると少しイラッとする場面もありますね。
全体として、新しさと可愛らしさを兼ね備えた、また遊びたくなるゲームです。
戦略性やオリジナリティを楽しめる一方で、ちょっとした悔しさを感じられる点も含めて魅力的なゲームだと思います。
総合評価
- 総合評価:7
- 独創性:7
- わかりやすさ:7
- システム洗練度:7
- 間延び感の低さ(起伏):7
- リプレイ性:6
- コンポーネントの魅力:7
- 脳汁感(ジレンマ味わい度):7
- テーマ再現性:8
- 戦術の幅:7
- ドキドキわくわく感:7
- 手番ごとの成長感:6
- 攻撃性の低さ:7
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