・今回の人数:4人(俺、妻、ゆづ、ヨタくん)
・プレイ時間:60分
ゲーム概要
2006年ドイツ年間ゲーム大賞受賞!
ドイツを舞台に郵便配達路を計画していくゲーム。
- ドイツの22の都市が描かれた中央ボードを中央に配置。
22の都市カード×各3枚を全てシャッフルして山札にし、中央ボードの所定の場所に6枚を表向きで配置。
また、3~7の馬車カードをプレイヤーの数だけボード脇に配置。
また、ボーナスチップを所定の場所に配置。
- 手番では、下記の流れでアクションを実施。
- 「オープンになっている6枚or山札の都市カードのうち1枚を手札に加える【必須】」
- 「手札から都市カード1枚をプレイ(自分の前に配置)する【必須】」
- 「3枚以上のカードが自分の前に配置されていた際、郵便網の完成を宣言してボード上の各都市に自分の郵便局駒を配置し、馬車カードやボード上のボーナスチップを獲得する【任意】」
- 都市カードをプレイする際、既にプレイ済みの都市カードとボード上で隣接する位置にある都市カードしかプレイできない。
手札のどのカードもプレイできない場合は、プレイ済みカード全てを捨てて、新たにプレイし直す。
また、郵便網の完成を宣言してボード上に郵便局駒を配置したら、プレイ済みの都市カードは全て捨て札にする。
- 各手番では、下記のいずれかを選べる。
- 「ボードにオープンされている6枚の都市カードをリセットして再度6枚山札から並べなおす」
- 「手札に加える枚数を2枚にする」
- 「プレイする手札を2枚にする」
- 「郵便網の完成を宣言して駒を置く際、+2までの馬車カードをもらう」
- 勝利点は、プレイした都市カードの枚数に応じてもらえる馬車カード(3枚出したら3の馬車カード、4枚出したら4の馬車カード・・・)と、郵便局駒を所定のエリア全てに置くことによってもらえるボーナスチップのみ。
- 上記を繰り返していき、「保有する20個の郵便局駒を全てボードに配置」or「7の馬車カードを獲得した」プレイヤーが現れたら、そのラウンドでゲーム終了。
「馬車カード」と「ボーナスチップ」の勝利点から、手元に残ってしまった郵便局駒の数をマイナスして、最終的な勝利点が最も高い人が勝ち。
感想
2020年当時
●妻
ルールがとてもシンプル!
でも、郵便局駒をいつ置くかの判断が悩ましくていい感じだね!
他プレイヤーを邪魔する要素が少なくて、カードの引き運が重要なところは、麻雀ぽくて好き。
●ゆづ(8歳の娘)
面白かった!
どの都市に駒を置くか先まで考えてカードをもらわないとすぐリセットになっちゃうのが難しいね。
でも、思った通りに駒を置けると嬉しい!
●ヨタくん(4歳の息子)
楽しかった!
ヨタくん、最後まで自分でできたよ!
隣同士になる都市のカードをたくさん集めて出すと強いよ!
●自分
ドイツ年間ゲーム大賞2006を受賞した名誉あるゲームなのに、「ソロ感が強すぎる」「プレイ感が淡泊」「カードの引き運の要素が強すぎる」などのマイナス評価がとても多い謎のゲームでした。
しかしながら、いざプレイしてみたら全然面白かったです。というか、すごく好きな部類のゲーム。
カードの引き運は強いけど、他プレイヤーのとった手札を確認してなるべく重ならないものを選んでいく確率論的な戦術や、先着順で勝利点の高いボーナスチップをどうやって他プレイヤーよりも先に獲得していくのかの駆け引き要素、さらには、なるべく多くの郵便局駒をいっぺんに置くために都市カードを1枚でも多く出したい気持ちと、出せなくなった瞬間バーストしてしまう恐怖から逃げたい気持ちとの度胸試し感。
ボードゲームを楽しくする「確率論」「他プレイヤーとの心理戦」「度胸試し」が根本的なゲームシステムに添えられ、さらにはボード上に増えていく自分の郵便局駒を見て感じる充足感もあり、普通に完成度の高い素晴らしいゲームだと思いました。
食わず嫌いをせずに遊んでみて良かったと思わせてくれた好ゲームです。
総合評価
- 総合評価:7
- 独創性:8
- わかりやすさ:8
- システム洗練度:7
- 間延び感の低さ(起伏)77
- リプレイ性:7
- コンポーネントの魅力:7
- 脳汁感(ジレンマ味わい度):8
- テーマ再現性:7
- 戦術の幅:6
- ドキドキわくわく感:7
- 手番ごとの成長感:8
- 攻撃性の低さ:8
- 7歳児と本気で遊べる度:9
- 4歳児も楽しそう度:7
- 備考:ボードとカード絵が醸し出すアンティークな雰囲気:10
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