オラニエンブルガー運河(Oranienburger Kanal)

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今日ご紹介するボードゲームは、ワーカープレイスメント&パズル要素のある「オラニエンブルガー運河」という1~2人用のゲームです。

昨年末から、パッチワークロクスレイのロビン、クアックサルバーデュエルなど2人用ゲームを買い漁っております。
しかもこのゲームは我が家が大大大好きウヴェさんの作品ということで期待して遊びました。
早速レビューいってみましょう。



オラニエンブルガー運河(Oranienburger Kanal)

・所要時間:45~90分前後
・プレイ人数:1~2人

※以下は2人用ゲームの概要です。
<ゲームの準備>

  • アクションボードをテーブルの上に置く。
  • 使いたい「建物カードデッキ」(AまたはB)を選び、そのデッキに含まれるカードを「緑」、「橙」、「青」の色別に分けて山にして、個別にシャッフルする。
    その後、その山から、「緑」9枚、「橙」7枚、「青」8枚を裏向きのままランダムに選び 、「アクションボード」の指定されたエリアに裏向きに置く。
  • 「アクションボード」の上にある「緑」の「建物カード」の山から4枚引いて、「アクションボード」の下側に1列に並べる。
  • 全ての「ターラー(コイン)」と「名声トークン」を「アクションボード」の横においてサプライとする。
    4種類の「経路タイル」(小道、道路、線路、運河)を同様に横においてサプライとする。
  • 「アクションボード」の7つの「アクションスペース」のうち上段の4つのスペースにそれぞれ1ターラーを置く。
  • 各プレイヤーは、「サプライボード」、「産業ボード」、「プレイエイド」をそれぞれ1つ受け取る。
    「サプライボード」の「資源ホイール」を回転させて、長針上の小さい矢印が示されている矢印に重なるようにする。
    「資源コマ」を1セット受け取り、「サプライボード」のシンボルに対応するように置く。
    ※資源数は「資源ホイール」に描かれている数字分を所持していることになる。
  • 「産業ボード」のどちらの面を使用するか決める。
    ※初心者は印刷済みの経路がある面の使用を推奨。
  • 先手プレイヤーは、「赤いディスク」を受け取る。
    「金のアクションディスク」1枚、「銀のアクションディスク」4枚を受け取り、「金のアクションディスク」が一番上になるように重ねる。

<ゲームの進行>

  • 各ラウンド中、プレイヤーは最初に「アクションフェイズ」を実行し、その後「次ラウンドのための準備」を行ってラウンドを終了する。
  • アクションフェイズ:
    • 先手プレイヤーは、7つの「アクションスペース」のいずれかのスペースに全ての「アクションディスク」を置き、そのアクションを実行する。
    • 後手プレイヤーは一番下のディスクだけを残してアクションディスクの山を取り、空いている任意のアクションスペースに移動させて対応するアクションを実行する。
    • 以上を交互に繰り返し、合計5アクション(先手3アクション、後手2アクション)を実行する。
      ※「アクションスペース」には必ずディスクを置く必要があるが、一部又は全部のアクションを実行しなくてもよい。
      ※「アクションスペース」に1ターラーがあった場合は受け取る。
    • アクションの内容は、「資源の獲得・生産」、「建造物や経路(小道、道路、線路、運河)、橋の建設」「造物の効果の発動」などがあり、名声点を獲得していく。
  • 次ラウンドの準備:
    • 「アクションボード」の下側にある「建物カード」が4枚になるように、「緑」の建物カードから引いて並べる。
      「緑」の建物カード山が尽きた場合は、「橙」の建物カードを引いて並べ、以降は5枚並ぶようにする。
      「橙」の建物カードの山が尽きた場合は、「青」の建物カードを引いて並べ、以降は6枚並ぶようにする。
    • 各色の「建物カード」が尽きた場合、そのスペースのアクションが実行できるようになる。
    • 「資源ホイール」の回転:
      「アクションフェイズ」終了後、各プレイヤーは無料で「資源ホイール」を矢印の方行に1スペース回転させることができる。
      ※「木材」、「粘土」、「鉱石」の3種類の資源が1個以上ある場合のみ。
      ※最終ラウンド終了時でも実行可能。
      ※自動的には回転しない。
    • 「アクションボード」の上段にある4つの「アクションスペース」に1ターラーずつ置く。
      下段で使われなかったスペースにも1ターラーを置く。
    • 現在の先手プレイヤーは「先手ディスク(赤)」を相手に渡し、「アクションディスク」を全て回収し、「金」の「アクションディスク」を一番上にして重ねる。

<ゲームの終了>

  • 上記ラウンドを繰り返し、「青」の「建物カード」の山が尽きたら、最終ラウンドが開始される。
  • ゲーム終了後、以下得点を合計する。
    • 「産業ボード」の上の「建物カード」の名声点の合計
    • ターラーの合計
    • 「名声トークン」に示されている数の合計
    • 「鉄」・「レンガ」の資源の合計
    • 「木材」・「粘土」・「鉱石」の資源の内で、最も少ない資源の数
    • 「道路タイル」「線路タイル」「運河タイル」の数の合計
  •  空いている「経路タイル」の数をカウントし、先に算出した得点から減算し、最終的に一番高い点数のプレイヤーが勝利。



●ヨタくん(9歳の息子)
良い点数で良い効果のカードは条件が厳しいけど、よく考えて組み立てて、効果もうまく発動できると嬉しかった!

鉄とかの高価な資源をもらうためには基本資源を減らさないといけないけど、基本資源がなくなるのも困るし、色々考えて増やさないとね。
ジレンマがあって面白いよね。

 


我らがウヴェさんの名作「グラスロード」、「ブラックフォレスト」などに採用されている「歯車ギミック」が私は凄く苦手なんですが、このゲームの歯車は大丈夫だったのでストレスがなかったです!笑

おそらく歯車が自動的に動かないから、資源管理も分かりやすいんだと思われます。

同じ2人用だけど、シンプルルールのパッチワークとかとは違って、ちゃんと頭を使ってがっつり遊びたい時に重宝するゲームですね。

●夫
濃厚なプレイ感ながら1時間弱で終わるから、ボードゲーム愛好者にはちょうど良い2人用ゲームだと思う。

ルールはシンプル過ぎず複雑過ぎず、ジレンマが適度でそこそこ拡大再生産し、それなりにワクワクするコンポーネント、絶妙にちょうど良いところをついてるような感じ。
ウヴェさんが、ボドゲ愛好者向けにドストライクでハマるゲームにしたいという野心で作ったのかなと勝手に想像しています^^

個人的に今までにやった2人用ゲームでは最高部類に面白いので、長く遊びたいと思ってます。

 



  • 総合評価:7
  • 独創性:7
  • わかりやすさ:7
  • システム洗練度:8
  • 間延び感の低さ(起伏):8
  • リプレイ性:7
  • コンポーネントの魅力:7
  • 脳汁感(ジレンマ味わい度):7
  • テーマ再現性:7
  • 戦術の幅:7
  • ドキドキわくわく感:7
  • 手番ごとの成長感:6
  • 攻撃性の低さ:7

~Fin~

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