・所要時間:120分
・今回の人数:4人(俺、妻、ゆづ、ヨタくん)
ゲーム概要
<テーマ>
農場を拡大し、野菜・家畜をたくさん育てて、豊かに幸せに暮らすことを目指す箱庭系拡大再生産ワーカープレイスメントゲーム!
<準備>
◆各プレイヤーに下記を配布。
- 専用の農場ボード
- ワーカー5つ(初期で使う2つは農場ボードの家に配置)
- 柵15本
- 厩 4つ
- スタートプレイヤーは食料2、それ以外は食料3
- 職業カード7枚と、小さな進歩カード7枚。
※ブースタードラフトで最終的に自分がゲームで使える各8枚を確定させる。
※カード選択方法は色んな方法が推奨されている。
◆共通
- 中央に、アクションボードと大きな進歩カード置き場を配置。
- 大きな進歩ボードに大きな進歩カードを表向きで配置。
<ゲームの進行>
- 14ラウンド構成。
- 各ラウンドでは、全プレイヤーがワーカーを置ききるまで順番に1アクションずつ実施。
※アクション = アクションボードのアクションスペースにワーカーを配置し、書かれたアクションを実施。
※アクションスペースに置けるワーカーは原則先着1つのみ。
- ラウンドが進むごとに1アクションずつ増えていく。
- アクションスペースは、下記のようなものがある。
- 木材、レンガ、葦、石材、食料などがもらえる
- 畑タイルをもらって農場ボードに配置
- 小麦、野菜をもらう
- 持っている小麦、野菜を畑に植える。(1つの畑につき、小麦は+2個、野菜+1個になる)
- 手札の職業カード、小さな進歩カードをプレイできる。
- 大きな進歩ボード上の大きな進歩カードを獲得&即プレイできる。
※アクションスペースによっては食料を支払う必要があるものも。
- 自分の農場ボード上に部屋タイルを追加(=増築)したり、得点の高い部屋に改築する。
※家は、木材、レンガ、石、いずれか1種類の素材でできている必要がある。よって、改築する際は全ての部屋を一気に別の種類の部屋に換える。
- 柵を配置して牧場を作ったり、厩を建てる。
※柵を配置する際は、既にお帰れている柵につなげる必要がる。
- 家畜(羊、猪、牛)物を獲得する。
※動物は、家には1匹のみ、厩のある平原1マスには1匹、牧場(柵で囲ったスペース)は1マスあたり2匹、牧場に厩が1つあれば牧場の容量の2倍を飼うことができる。
- 次のラウンドのスタートプレイヤーになる
- 次のラウンドからワーカーを増やす (=このラウンドで子供を産む)
※ワーカーを増やすにはワーカー総数分の部屋の数が必要。
※ワーカーが使えるようになるのは次のラウンドから。
- 小麦をパンに加工。 など
- 4,7,9,11,13,14ラウンドの終了時に、収穫フェイズが発生する。
※収穫フェイズでは、畑に小麦・野菜が植えてあれば1つずつ収穫した後、ワーカー1つにつき2食料を支払い、同種2頭飼っている家畜が増殖して同種1頭追加される。
※支払えなかった食料1つにつき物乞いマーカー1つを獲得。物乞いマーカーはゲーム終了時に1つにつきマイナス3点になる。
- 14ラウンド終了時にゲーム終了。
<得点計算>
◆以下を合計して、最も得点が高い人が勝ち。
- 小麦、野菜、羊、猪、牛 → 手元・農場(畑含む)に持っている数に応じた得点 ( or マイナス点)
※羊が8匹以上増えても、通常は得点になりません - 自分の農場ボードで何も置かれていないスペースごとにマイナス1点
- 牧場(策で囲まれたスペース)の中の厩1つごとに1点
- レンガの部屋タイル1つごとに1点、石の部屋タイル1つごとに2点。
- ワーカーは1つごとに3点。
- 職業カード、小進歩カード、大進歩カードの得点。
感想
●妻
ゲーム準備のカードドラフトが最高に楽しい!
以前「ファミリーバージョン」をやった時はただ食料が苦しくてそんなに楽しいと感じなかったけど、今回は全然印象が違った。めっちゃ面白いねこのゲーム。
私たちのボドゲ力が増したのもあるけど、やっぱりこのカードの効果があるのが良いと思う。
毎回登場するカードが変わるし、カード効果を前提に計画するから他の人とアクションが被らなくなるのも良いね。
●ゆづ(9歳の娘)
羊とか牛とかどんどん育てて増えていく感じがすごく楽しいの。
私は動物を増やすのが好きすぎてそればっかりやっちゃっていつも点数が低いんだよね。
だから次は他のアクションもやって勝ちたい!
●ヨタくん(5歳の息子)
動物をいっぱい飼えて楽しかった!
その動物たちをお肉に領して食料が大丈夫になるのが嬉しかった!
●自分
面白すぎます。
自分のボード上で部屋や畑や牧場を増やしていく快感、小麦や野菜や家畜を育てて増やしていく快感、職業カードや進歩カードをプレイすることでやれることが増えていく快感。全てのアクションが「成長」に直結していて、RPGでゲームが進むにつれてレベルが上がってのめり込んでいくあの感覚に似ています。これぞ拡大再生産ですね。
やれるアクションの選択肢は多いけど、基本的な方向性がしっかり決まっているので変に迷ったり混乱することもない高次元のまとまり方をしています。ファミリーバージョンも面白かったけど、カードがある本家は、各プレイヤー間の戦略性に微妙な違いが出るし、ゲームをするたびに違う展開になるなど、遥かに面白いと感じました。
カードも最初に枚数固定で配布され、特に増えないので、「ゲーム途中で新たに登場したカードを逐一確認する手間」がないのも素晴らしいです。このあたりは、ドミニオンやサンダーストーンの長所と同じですね。
ウヴェ氏のゲームはどれも名作で素晴らしいけど、本作はその中でも最高峰に成長感・拡大再生産感を感じる内容で、このことが「すぐにまた遊びたくなる麻酔のような中毒性」につながっています。
あらゆるボードゲームの中で最高峰だと思います。長い間大ヒットとして人気があるのもうなづけます。
総合評価
・総合評価:9
・独創性:8
・わかりやすさ:8
・システム洗練度:10
・間延び感の低さ(起伏):9
・リプレイ性:10
・コンポーネントの魅力:10
・脳汁感(ジレンマ味わい度):7
・テーマ再現性:10
・戦術の幅:9
・ドキドキわくわく感:9
・手番ごとの成長感:10
・攻撃性の低さ:9
・9歳児と本気で遊べる度:9
・5歳児も楽しそう度:8
・備考:ウヴェさんのゲームの小麦駒って、何気にゲームごとにサイズが違うんだよね。
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