クリニック:デラックス・エディション (Clinic: Deluxe Edition)

・今回の人数:3人(俺、妻、ゆづ)
・プレイ時間:120分

ゲーム概要

病院のオーナーとなり、病院設備を充実させ、医者や看護師を雇い、患者を受け入れて治療して稼ぐゲーム。

  • 中央ボードに必要資材を揃え、各プレイヤーに個人病院ボードとアクショントークンを配布したらスタート。
    ラウンド、「アクションフェイズ」「実務フェイズ」「管理フェイズ」の順に実施。
  • 「アクションフェイズ」では、手元のアクショントークン(3種各2枚ずつ)から1枚を選択して同時に出す。
    アクションは「設備建築」「医者や看護師の雇用」「患者の受け入れ」の3種。
    • 「設備建築」では、治療室や手術室、駐車場、ヘリポートなどをお金を支払って個人病院ボードに配置。
    • 「医者や看護師の雇用」では、中央ボードから所定の金額を支払って医師・看護師・用務員を雇用。
    • 「患者の受け入れ」では、中央ボードにランダムで登場する患者から所定の数選択し、個人病院ボードの待機室に案内する。
  • 各プレイヤーがそれぞれ1つずつアクションを解決したら、次のアクショントークンを選択し、再度同時出し&解決。
    3回目のアクションが解決されたら、各プレイヤーの個人病院ボードの待機室にいる患者や、雇った医者・看護師・用務員を、治療室など適切な部屋へ移動させる。
    各駒の移動歩数をカウントし、移動歩数カウンターに計上。
    ゲーム終了時、移動歩数が多ければ多いほどマイナス点となる。
    この移動が終了したら、「アクションフェイズ」終了。
  • 「実務フェイズ」では患者を治療して収入を得て、人件費と設備維持費を支出する。
    医師駒は4色あり、患者駒の色(重症度)に対応している。
    赤色の医師は原則赤色の患者のみ治療が可能。
    看護師は、色の違い医者でもその患者を治療できるようにする役割。
    各治療室をチェックし、適した医師・看護師と患者を配置できていたら、その患者は治療済みとなり取り除いて収入を得る。
    その後、個人病院ボード上の医者・看護師・用務員・病室・駐車場などの数に応じた金額を支払う。
    このラウンドの収入から支出を引き、残ったお金を3金あたり1勝利点に変換できる。
    変換しなければそのまま次のラウンドで使える資金になる。
  • 「管理フェイズ」では、中央ボードの駒やタイルを補充したり、個人病院ボード上の医師のレベルや患者の重症度を変更したりなど、次のラウンドへの準備を行う。
    これが終わったら次のラウンドへ。
  • 以上を繰り返し、6ラウンドが終了したがゲーム終了。
    これまでの得点に、適切に配置された治療室のボーナスなどを加え、総得点が最も高い人が勝ち。



感想

●妻
覚えなくちゃいけないルールがすごく多くて、ちょっと面倒で、プレイしにくかった。
もういいかな。

●ゆづ(8歳の娘)
楽しい!ルールを覚えちゃえば、やることは意外と簡単だよ。
やる度に上手にできるようになってきて嬉しい。
またやりたい。

●自分
病院設備を充実させ、医師や看護師を雇い、患者を治療して収入を得て、それをもとに更に優れた病院設備や医師を充実させ、と、骨子のしっかりした拡大再生産ゲーム。

ただ、病院設備の配置条件や、医師・患者の移動歩数ルール、実務フェイズ・管理フェイズでの処理に細かい内容が多く、1つ1つの把握に時間がかかって大変だった。

コンポーネントが魅力的なので頑張ってプレイしてみたところ、かなり面白いゲームでした。
最初の頃は収入がカツカツだけど、重症度の高い患者を治療できるようになると一気に収入が増え、病院経営が健全化していく感じがとてもワクワクしました。

プレイ時間が相当長く、普通にやると120分以上はかかりますが、ずっと考えながらプレイするので間延び感はなかったです。
個人的に結構気に入っているゲームです。



総合評価

  • 総合評価:7
  • 独創性:8
  • わかりやすさ:6
  • システム洗練度:7
  • 間延び感の低さ(起伏):7
  • リプレイ性:7
  • コンポーネントの魅力:8
  • 脳汁感(ジレンマ味わい度):7
  • テーマ再現性:8
  • 戦術の幅:7
  • ドキドキわくわく感:7
  • 手番ごとの成長感:9
  • 攻撃性の低さ:8
  • 7歳児と本気で遊べる度:7
  • 4歳児も楽しそう度:3
  • 備考:個人病院ボード上の医師がラウンドを経るごとにレベルが下がっていくシステムの謎(過労で腕が鈍るから?):100

~Fin~

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