カスタムヒーローズ (Custom Heroes)

・所要時間:30分
・今回の人数:3人(俺、ゆづ、妻)

ゲーム内容

ルールはシンプル大富豪!
ただし、カードが途中で強化されていくのが特徴。

  • 最初に、プレーヤーにヒーローカード(1~10までの数字。
    プレイ人数分を用意、混ぜて配布)と、強化フィルム1つと、パワートークン数個をもってスタート。
  • 手番では、場に出されたカードと同じ数字かそれ以上の数字を、同じ数字の組み合わせで、場にある枚数分出す。
    全員パスして自分の手番になったら、場を流し、新たなカードをプレイして再スタート。
    ※ 基本ルールは大富豪と一緒。ただし、8切り・Jバック・階段・革命などの特殊カードがない。
  • 自分の手番では、手札の好きなヒーローカードを強化フィルムを差し込んで(カード効果をパワーアップして)からプレイしてOK。
    強化フィルムは色んな種類があり、そのカードの数字をプラスマイナス1変更できるものや、数字を変更するカード(12になったりする)、一緒に出したカードの数と同じになるカードなど、いずれもかなり強力。
    一部の強力な効果を持つカードには、効果を発揮するためにプレイしたタイミングでパワートークンを支払う必要があるものも。
    ※ 一度強化フィルムに差し込んでカスタムしたカードは、次のラウンド以降その状態のままになる。よって、シャッフルされて配りなおされる際に、次は他プレイヤーのものになったりする。
  • 手札をなくした人から勝ち抜け。
    早く抜けた人ほど「勝利点」を多くGET。遅く抜けるほど、勝利点はあまりもらえない代わりに、「強化カード」と強化カードの効力発揮に必要な「パワートークン」を多くもらえる。 
    ※ 負けている人に有利なカードが回るところは大富豪と逆。
  • 全6ラウンド行い、勝利点を10点以上とった人が出たらその人の勝ち。

<好感度ポイント>

  • 強化フィルムにカードを差し込んでパワーアップさせるのが独特で楽しい。
    強化フィルムには武器などが書かれていて、ヒーローカードを差し込むと、ちょうど手に武器を持ったようになる。
    着せ替え遊びの感覚に似てるのかな。
  • 強化フィルムがずっと自分のものではないため、あまりに強いカードを早いタイミングでカスタムしてしまうと、次のラウンド以降不安定要素になる。
    ここだ、という絶対に勝ちたい時まで手元に留めておくなど、先を見据えた戦術が必要。
    わくわくする。
  • 基本ルールが大富豪をシンプルにしたものなのでとっつきやすく、初心者でもプレイしやすい。



感想

2019年当時
●妻
最初にやった時は、カードを強化するタイミングがよくわからず、運ゲーな感じが強くて面白さを感じなかった。
2回目にやった時に、勝ち方がわかってきて、楽しくなった。
またやってあげてもいいよ。←w

●ゆづ(娘。7歳)
カードをいつ強くしたらいいかが難しかった。
面白さは普通だった。

●自分
大富豪の面白さに、自分でカードを着せ替えて強くしていく面白さがシンプルに融合していて、とてもプレイしやすい。

フィルムにカードを差し込んで強化していくゲームは、これから流行っていく可能性を感じた。

大富豪と異なり、戦術の中で大きな割合をしめるのがカード強化になる。
もっている強化カードは非公開情報なので、予想外の強化カードを出されるとそれまで組み立てていた流れがひっくり返される。

良い意味で言うとゲームがダイナミックに動くということだが、悪く言うと、大富豪の計画的に手札を消化して周りを圧倒できる快感が薄れていると言える。
大富豪の面白さとは違うポイントでの面白さを感じるゲーム。

個人的にはやはり大富豪の方が面白いが、これはこれで面白かったです。



総合評価

・総合評価:6
・独創性:7
・わかりやすさ:7
・システム洗練度:6
・間延び感の低さ(起伏):6
・リプレイ性:6
・コンポーネントの魅力:6
・脳汁感(ジレンマ味わい度):7
・テーマ再現性:6
・戦術の幅:6
・ドキドキわくわく感:7
・手番ごとの成長感:7
・攻撃性の低さ:5
・7歳児と本気で遊べる度:6

~Fin~

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