ディクシット (Dixit)

「コミュニケーションゲーム」は好き嫌いが分かれると聞きます。
俺はどストライクで、めちゃぬちゃ大好物です。

テレストレーションやジャストワン、ゲスクラブやファーストコンタクト、コードネーム、インサイダーゲームなど、100%盛り上がる傑作ゲームを崇拝しています。

そんな数あるコミュニケーションゲームの中で、一際独特かつシュールで、不思議な体験をさせてくれるゲームをご紹介します。

ディクシット (Dixit)

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ホビージャパン(HobbyJAPAN)
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・所要時間:45分
・今回の人数:4人(俺、妻、ゆづ、ヨタくん)

ゲーム概要

<テーマ>

2010年ドイツ年間ゲーム大賞受賞!
漠然とした不思議なカード絵に名前をつけて他のカードと混ぜ、一部の人に当ててもらうことを目指す不思議なコミュニケーションゲーム

<準備>

  • 全てのカードをシャッフルして各プレイヤーに6枚ずつ配布し、手札に。
  • 残りのカードは裏向きのまま山札にする。

<ゲームの進行>

  • 手番プレイヤーは、手札から1枚のカードを選んで目の前に伏せ、ほのカードの名称を全員に伝える。
    「謎」「夕焼け」「ドッカーン」「悲しさ」「旅立ち」「いつか僕だって」など、どんな表現でもOK。
    ただし、全員がわかってしまう or 全員がわからないと得点できないので、一部の人に伝わるバランスの名付けをする必要がある。
  • その後、他プレイヤーも手札から手番プレイヤーが宣言した名称に近いカードを選んで伏せて手番プレイヤーに渡す。
  • 手番プレイヤーは目の前に伏せた自分のカードと、他のプレイヤーから受け取ったカードをシャッフルし、みんなげ見えるように中央に並べる。
  • 手番プレイヤー以外のプレイヤーは、一斉に手番プレイヤーのカードだと思うカードに投票トークンを配置。
  • 手番プレイヤーは、誰か1人でも当ててくれて、かつ、全員正解ではない場合、3点に獲得。
  • 手番以外のプレイヤーは、手番プレイヤーのカードを当てることができたら3点獲得。
    ただし全員正解の場合は2点のみに。
    また、不正解の場合も、全員不正解なら2点もらえる。
    手番以外のプレイヤーで、自分が出した投票カードに置かれた投票トークン1つに付き1点を追加で獲得。
  • 全プレイヤー山札からカードを1枚ずつ補充し、次のプレイヤーの手番に。
  • 上記を繰り返し、先に30点を獲得した人の勝ち。



感想

●妻
うーん。なんかフワッとしててイマイチ盛り上がりに欠けるゲームだね。
私はそれほど好きじゃないかな。
ヒロさん、これ好きだよね。

●ゆづ(9歳の娘)
楽しかった!
でもお題をつけるのが難しい!
そもそも慣れるまでお題をつけて発表するのが恥ずかしかったし、考えてつけてもわかり易すぎてみんなに正解されちゃうことが多かったよ。でも、いいお題を考えた時はすごく嬉しい!

●ヨタくん(6歳の息子)
楽しい!!
でも、ヨタくんのお題、みんなに当てられちゃうんだよなー。
みんなが当てると点数貰えないから嫌だな。でも、ヨタくんは他の人のお題を当てるの得意だよ!

●自分
このゲーム、好きです。
みんなが分かりそうだけど、他プレイヤーのカードにも同じようなものが1枚はありそうな絶妙なラインをついたお題を考えるのがとても楽しいです。他プレイヤーのお題も、その人の考えそうなことを想像して当てた時はめっちゃ快感です。
お題を考えるのが恥ずかしかったり思いつかなかったりするとつまらないので、人を選ぶゲームだと思いますが、仲の良いメンバーと遊ぶのには良いゲームだと思います。
何よりもトランプなど他の有名ゲームにはないシステムなので、ボードゲームの面白さの導入としても使えます。

総合評価

  • 総合評価:7
  • 独創性:10
  • わかりやすさ:7
  • システム洗練度:7
  • 間延び感の低さ(起伏):7
  • リプレイ性:8
  • コンポーネントの魅力:8
  • 脳汁感(ジレンマ味わい度):6
  • テーマ再現性:6
  • 戦術の幅:6
  • ドキドキわくわく感:8
  • 手番ごとの成長感:7
  • 攻撃性の低さ:9
  • 9歳児と本気で遊べる度:8
  • 5歳児も楽しそう度:6
  • 全カードに異なる絵が書かれているという贅沢。カード絵が独特かつ魅力的で、それ自体に芸術的な価値がありそう。

~Fin~

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