・所要時間:30分
・今回の人数:5人(俺、妻、ゆづ、ちーちゃん、あっくん)
ゲーム内容
魚を競って売りまくるリアルタイムスピード系競りゲーム!
- 各プレイヤーは30円持ってスタート。
- 親は魚売り場の競り人となり、「安いよ安いよ~」と言いながら、山札から1枚ずつ魚カードをめくっていく。1枚めくるたびに、買い手がいないか確認。
買い手がいなければ、次の1枚を捲る。
- 価格は何枚でも一律10ユーロで競り落とせる。
よって、基本的には待てば待つほど得。
- 競りは完全先着制。
競り人以外のプレイヤーは、欲しいタイミングで、中央に置かれたベルをならす。(チリーンと)その人がそれまで出たカードを10ユーロで総どり。
- 個人ボードには「魚を置ける場所」3つの箱と、ゴミ箱がある。
1つの箱には1種類の魚しか置けず、同じ種類の魚はその箱の上に積んでいく。
4種類以上持ってしまったら、積めない種類の魚カードを全てゴミ箱へ。
ゴミ箱の魚は終了時にマイナスになる。
- 競り人は、落札されたカードの枚数だけユーロをもらえる。
よって、たくさんカードがたまってから落札された方が得。
- 競り人は時計回りで1回交代でまわってくる。
- 競り人になった人は、競りの前に自分の魚1種類を売れる。
売る場合はその種類の魚全てを売る。
魚カードは、同じ種類を集めるほど加速度的に売値がUPするので、たくさんたまってから売る方が得。
「競り人が売った種類の魚」を持っている他のプレイヤーは、その魚を1枚捨てなくてはならない。(腐ってしまう)
- 山札から市場閉鎖カードが出たら終了。
- 個人ボードに残っている魚カードは半額で販売。
ゴミ箱に入っている魚カードの枚数分マイナスし、お金を最も多く持っている人が勝ち。
<好感度ポイント>
- 市場での競りを見事再現。
テーマとゲームシステムが一致している。
- チリーンと落札する時の快感がGOOD!
- どのタイミングで落札するかが悩ましく、ずっと緊張感が持続。
感想
2019年当時
●妻
面白いとは思うけど、ちょっとせわしないのであまり好みじゃないかな。
●ゆづ(娘。7歳)
早くベルを押すのが苦手でちょっと嫌だな。
●ちーちゃん(妻の友達)
こういうゲームもあるんですね。
面白かったです。
●あっくん(ちーちゃんの夫)
あまり待ちすぎると魚とれないですね。
もっと攻めないとかー。
面白かったです。
●自分
クニツィア氏のじっくりジレンマを感じる競りゲームとは一線を画す、スピード系競りゲーム。
早い者勝ちで落札できるゲームだと、「リッチモンド貴婦人」が似てるかな。
ただ、それよりもよりシンプルで、研ぎ澄まされている印象。
基本的には、「いつ落札するか」の判断と、欲しい時に誰よりも早くベルを押すことが全てのゲーム。
欲しい魚が割と共通するため、ベルを押すスピードが速い人が有利なことが多く、その意味でアクション性が高い。
その一方で、「4種類目の魚がゴミ箱に行く」「他の人が売った魚が腐る」の2つのシステムにより、自分のボードの3つの箱にどの種類の魚を置くのか、の選択が非常に悩ましく戦術性も高い。
何より、やっているアクションの内容が、魚市場の競りのイメージととても近く、ちゃんと競りに参加しているくらいのめり込める。
やっぱりボードゲームはテーマと一致していることが面白さの重要な要素だと思う。
その意味でも素晴らしいゲームです。
総合評価
- 総合評価:6
- 独創性:7
- わかりやすさ:7
- システム洗練度:6
- 間延び感の低さ(起伏):7
- リプレイ性:6
- コンポーネントの魅力:7
- 脳汁感(ジレンマ味わい度):7
- テーマ再現性:8
- 戦術の幅:5
- ドキドキわくわく感:7
- 手番ごとの成長感:5
- 攻撃性の低さ:5
- 7歳児と本気で遊べる度:6
~Fin~
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