フィレンツェ (Firenze)

・所要時間:60分
・今回の人数:3人(俺、妻、ゆづ)

ゲーム概要

フィレンツェの塔建設を目指すセットコレクション&タイル配置ゲーム!

  • 中央に8階建ての塔が6つ(6色)描かれたボードを設置。
    そのすぐ下には、建築資材が4つ置かれたアクションカードが、6枚並べられる。
    ※建築資材は塔の色と同じ6色ある。
  • 各プレイヤーは、自分色の達成チップと、建築現場ボードと初期建築資材を用意。
  • 手番は、下記を繰り返す。
  1. 中央ボードに並んだ6枚のアクションカードのうち、好きなものをもらう。(上に載っている建築資材ごと)
    もらうコストは、一番左のカードは無料、右に行くにつれて1建築資材を追加で支払っていく。
    つまり、一番右のカードは5建築資材を支払う。
    支払う建築資材はもらうカードの左側の各カードの上へ。(スパイス方式)
       
  2. 自分の建築現場の上に、塔を建てる。(= 同色の建築資材を積み上げる。)
    2建築資材までは無料だが、3個以上積むとコストが発生。
    ※ 自分の建築現場の上にある「前のターンで積み上げた未完成の塔」で、「今のターンで建築資材を積めなかった塔」は倒壊し、建築資材の半分を失う。
       
  3. 自分の建築現場上の塔が3階以上になったら、中央ボードの同色の塔で空いている(まだ他のプレイヤーが未達)階に、自分色の達成チップを置ける。( = 達成。そのマスに書かれている得点をGET)
  • 自分色の達成チップがなくなった人が出たらゲーム終了。
    中央ボードの各塔ごとに見て、達成数が多いプレイヤーにボーナス点が入る。

<好感度ポイント>

  • ボードや建築資材駒が綺麗。
    雰囲気がある。
  • 資材を集めて手元で揃えて、規定数集まったら得点を得る、いわゆるセットコレクションの変化形だが、「連続して積んでいかないと塔が壊れる」「アクションカードに、塔や得点を失うマイナス系が多め」という2つのマイナス面での縛りが、プレイ間を引き締めている。
  • 塔の見た目が綺麗。
    自分の塔を大切に育てていく喜びがある。(倒壊する悲しみも)
  • 中央の塔の各階が先着1人しか得点できないため、狙いが被ると作戦を変更する必要が生じることも多く、それなりにインタラクションもある。



感想

2019年当時
●妻
うーん。
面白いとは思うけど、そこまで惹かれなかったなぁ。
細かいルールが多めだから初回プレイだと思い通りにできなかった。
次は勝つと思うけど。

●ゆづ(娘。7歳)
まぁまぁだった。

●自分
セットコレクションの変化形として、他にはない独特のプレイ感が良いと思う。

中央ボードのカードや建築資材の並びをチェックして、自分の建築現場の塔をどう伸ばしていくのかを長期的に考えていく必要があり、頭の体操になる。

アクションカードの中で他のプレイヤーを直接攻撃するものが2つあるので、直接攻撃NGの我が家ではその2枚を予め抜いてプレイした。
結果的にそれで良かったと思う。

それなりに面白くて良いのだけど、「超面白い!」とならない原因は、「達成感の少なさ」に起因する気がする。
自分の手元で塔を育てて、ある程度高くなってきたら得点するのだけど、得点をすると、中央ボードに達成チップを置き、手元の塔は崩してサプライに戻さないといけない。
せっかく塔を育てたのだから、その高さのまま得点になるシステムだったら、わくわく感が全然違ったと思う。
再集計は中央ボードに達成チップが並ぶだけの味気ないものになってしまった。

思うに、ボードゲームの面白さん一定割合は、「満足感」と「達成感」によると思う。
このゲームは、システムは優れているものの、満足感・達成感が薄いと感じた。



総合評価

・総合評価:6
・独創性:7
・わかりやすさ:6
・システム洗練度:6
・間延び感の低さ(起伏):6
・リプレイ性:5
・コンポーネントの魅力:7
・脳汁感(ジレンマ味わい度):6
・テーマ再現性:6
・戦術の幅:6
・ドキドキわくわく感:6
・手番ごとの成長感:6
・攻撃性の低さ:5
・7歳児と本気で遊べる度:5

~Fin~

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