こんにちは! ヒロです!
いつもブログを読んでくださりありがとうございます。
今日ご紹介するゲームは、鬼才フリードマンフリーゼ氏による、ワーカープレイスメント&デッキ構築ゲームです。
ドイツ語の原題「FREMDE FEDERN」は、直訳すると「他人の羽」。
意味は、「他人の功績を我が物とする」です。
アグリコラのワーカープレイスメントと、ドミニオンのデッキ構築など、ゲームとして完成度の高いシステムをパクり、最高のゲームを作ろうという、フリーゼ氏らしい遊び心あふれる作品です。
ちなみに、アグリコラとドミニオンの作者にきちんと許可をもらって作っているとのこと。
筋が通っていて素敵ですよね。
当初は世界の七不思議のブースタードラフトも入っていたのですが、発売前のテストプレイで、プレイ感がもっさりするので除いたとのこと。
あくまで、パクってふざけるのが目的ではなく、楽しいゲームを作るのが目的なことがわかるエピソードです。
長くなりましたが、遊んでみた結果をレビューします。
ラクラク大統領になる方法 (Copycat)
・所要時間:120分
・今回の人数:4人(俺、妻、ゆづ、ヨタくん)
ゲーム概要
- 各プレイヤーに初期のアクションカードを配布し、それぞれシャッフルして個人デッキに。
- 博士号カード(プレイヤー人数分)を一番下にし、その上に年代4、年代3、年代2、年代1の順に各年代ごとにシャッフルしたアクションカードを乗せて、山札を作る。
- 山札から年代1のカードをめくって中央ボードに並べる。
- 追加のアクションスペースになる「窓口カード」をシャッフルして山札に。
- 各ラウンドは、計画フェイズ→ワーカープレイスメントフェイズ → カード・勝利点獲得フェイズ → クリーンアップフェイズ の順に進行。
- 計画フェイズでは、各プレイヤーは自分のデッキから5枚引いて手札に。
- その後、手番順を決めるために、手札から1枚を同時に出す。
出したカードの数字が大きい人が先の手番順に。
- ワーカープレイスメントフェイズでは、各自3 つ持つワーカーを順番に一つずつ中央ボードのアクションスペースに派遣する。
アクションスペースに勝利点トークンが置かれていたらそれを全て獲得。
青(カード補充など)のアクションスペースのみ、即実施。また、青カード(カード補充効果)や紫カード(ワーカー追加効果)が手札にあれば、このフェイズで使用できる。
- カード・勝利点獲得フェイズでは、前フェイズでワーカーを置いた黄色(コイン)・緑色(勝利点)のスペースのアクションと、手札の未使用の黄色・緑色カードを全て使用して、中央ボードに並んだカードをコインを払って購入したり、勝利点を獲得する。
カードを獲得する際、そのカードの左隣りに赤色のカードがあったら、それも一緒に獲得。
赤色カードはなんの意味もない邪魔なカード。
- クリーンアップフェイズでは、ワーカーが置かれていないアクションスペースに勝利点トークンを1つずつ配置します。
- 中央ボード上のカードを補充し、ワーカーを回収し、窓口カードの山札から1枚オープンしてアクションスペースを追加する。
- 各プレイヤーは、このラウンドで使った全てのカードを捨札にし、デッキから新たに5枚を手札に加える。
- 上記を繰り返し、11ラウンドが終了するか、誰かの勝利点が95点に到達するか、全て(プレイヤー人数分)の博士号カードが購入されたら、ゲーム終了。
- 勝利点が最も高い人の勝ち。
感想
●妻
普通に面白い。
カードにテキストがないところとか、資源がコインと勝利点だけのところとか、プレイアビリティが以上に高いのもフリーゼっぽいね。
ドミニオンとかと違って拡張がないから、何回か同じプレイヤーで遊ぶと流石に飽きちゃうかな。
それでも、しばらく経つと遊びたくなるくらい面白いゲーム。
●ゆづ(10歳の娘)
すごく楽しかった。
ルールが分かりやすいのに、どのアクションを選ぶのかが悩ましいのがすごく良いね。
●ヨタくん(6歳の息子)
めっちゃ楽しい!!
どんどん強いカードが増えていくからワクワクするね。
漢字が読めなくても遊べるから楽ちんで好き!
●自分
流石はフリーゼ様ですね。
このゲームは結構前(ワーカープレイスメントが定着し、デッキ構築ゲームが流行り始めた頃)にリリースされてますが、その後にたくさんのフォロワーが、デッキ構築とワーカープレイスメントの融合ゲームを作っています。
よって、デッキ構築とワーカープレイスメントの融合という概念自体は今や珍しくないですが、このゲームの発売当初は、それこそ特許クラスに真似してはいけないオリジナリティの高いシステムだったと思われます。
そこにあえて手を出して、それぞれの作者の許可を得て、最高のゲームを作ろうとするフリーゼ様の精神性が本当にすごいと思いました。
そして、肝心のゲームの完成度もこれまた高いです。
ワーカープレイスメントの直感性と気軽さに対して、デッキ構築カードゲームのテキスト効果とコンボは脳の使い方やプレイ速度で若干の相いれなさがあるものですが、そこを繊細なカード構成や効果の調整で、違和感なく見事に調和させています。
他のシステムの抱き合わせとは感じないほどに自然に面白い1つの独立した楽しいゲームになっていて、のめりこめます。
普通に繰り返し遊びたい超面白ゲームです。
お見事!
総合評価
- 総合評価:8
- 独創性:7
- わかりやすさ:8
- システム洗練度:9
- 間延び感の低さ(起伏):8
- リプレイ性:7
- コンポーネントの魅力:7
- 脳汁感(ジレンマ味わい度):8
- テーマ再現性:6
- 戦術の幅:8
- ドキドキわくわく感:8
- 手番ごとの成長感:9
- 攻撃性の低さ:8
- 10歳児と本気で遊べる度:9
- 6歳児も楽しそう度:9
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