サンクトペテルブルク(Saint Petersburg)

こんにちは! 妻のエリです。
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今日ご紹介するボードゲームは、拡大再生産の名作「サンクトペテルブルク」です。

実は、ボドゲ初心者の頃に一度遊んだけど、手放してしまったゲーム。
再度ルールを読み漁り、改めて遊んでみました。

どんなゲームでしょうか。



サンクトペテルブルク(Saint Petersburg)

・所要時間:45~60分
・プレイ人数: 2人~4人

<ゲームの準備>

  • 4枚のシンボルカードをシャッフルし、下記の通り配る。
    • 4人プレイの場合:各プレーヤーに1枚ずつ
    • 3人プレイの場合:最年少プレーヤーに2枚、それ以外に1枚ずつ
    • 2人プレイの場合:各プレーヤーに2枚ずつ
  • 職人(緑)、建物(青)、貴族(赤)、拡充(多色)の4種類のカードをそれぞれシャッフルし、裏のままボード上の対応する山札置き場に配置する。
  • 紙幣(ルーブル)はボードの付近に「銀行」としてまとめておく。各プレーヤーは、銀行から25ルーブル(紙幣)ずつ受け取る。
  • 各プレーヤーは、対応するシンボルカードとシンボルコマを交換する。

<ゲームの流れ>  

  • 1ゲームは、複数のラウンドで、各ラウンドは、下記4つのフェイズで構成されている。
    • 雇用フェイズ:職人(緑)
    • 建築フェイズ 建物(青)
    • 影響フェイズ 貴族(赤)
    • 昇格フェイズ 拡充(多色)
  • 実行できるアクションは以下の通り。
    • カード購入:
      カード置き場からカード1枚ルーブルを支払って購入し、自分の場に置く。
    • カードの予約:
      カード置き場にあるカード1枚を予約する。
      この時点でルーブルを払わず、配置もせず、保持しておく。
      上限は3枚。
    • 手札の設置:
      予約で保持しているカード1枚をルーブルを支払い、自分の場に置く。
    • パス:
      手番中何にもしない事を選択できる。
      パスしたプレイヤーが再度自分の手番になったら、違うアクションを選んでも、パスを行ってよい。
      全員が連続してパスしたら決算に移行。

1.雇用フェイズ(シンボルコマ=金槌を持っているプレイヤーからスタート)

  • 職人カード(緑)をめくり、カード置き場の上段にプレイ人数に従って下記の通り並べる。
    ※第2ラウンド以降では、常に8枚になるように並べる。
    • 4人プレイ:8枚
    • 3人プレイ:6枚
    • 2人プレイ:4枚
  • 各プレーヤーはアクションを行う。
    ※最初のラウンドの雇用フェイズに限り、各プレイヤーは職人カード1枚を必ず購入し、フェイズ終了時にそれぞれ2枚の職人カードを持っていなければならない。
    最初の雇用フェイズでは、カードの購入以外のアクションは実行できない。
  • 雇用フェイズ終了時に各プレイヤーは、収入としてルーブルや勝利点を獲得する。(緑カードのみ対象)

2.建築フェイズ(シンボルコマ=聖堂を持っているプレイヤーからスタート)

  • カード置き場の上段に、新たな建築カード(青)を配置する。
    ここからは人数によらず、各フェイズ開始時に上段・下段あわせて8枚になるようにカードを置く。
  • 各プレーヤーはアクションを行う。
  • 建築フェイズ終了時に各プレイヤーは、収入としてルーブルや勝利点を獲得する。(青カードのみ対象)

3.影響フェイズ(シンボルコマ=胸像を持っているプレイヤーからスタート)

  • カード置き場にあるカードが8枚になるように貴族(赤)カードをめくって配置する。
  • 各プレーヤーはアクションを行う。
    ※カード置き場にあるカードなら、何色のカードでも購入や予約ができる。
  • 影響フェイズ終了時に各プレイヤーは、収入としてルーブルや勝利点を獲得する。(赤カードのみ対象)

4.昇格フェイズ(シンボルコマ=レベルアップを持っているプレイヤーからスタート)

  • カード置き場にあるカードが8枚になるように拡充カード(多色)をめくって配置する。
  • 各プレーヤーはアクションを行う。
  • 拡充カードは、すでに自分の場に置かれているカード1枚に対して差額分のルーブルを支払い、置き換える形で配置する。
    元カードは捨て札にする。

 ※昇格フェイズ終了時には決算がないので注意。

<ラウンドの終了>

  • カードの移動:
    カード置き場の上段に残ったカード全てを下段に移動する。
    下段にカードが残っていた場合(第2ラウンド以降)は、先に全て捨て札にしておく。
    下段のカードは、次ラウンドで購入や予約することができ、購入の際に1ルーブル安くなる。
  • シンボルコマの移動:
    各シンボルコマを時計回りで次のプレイヤー渡す。

<ゲームの終了>

  • ボード上の4つの山札(職人、建物、貴族、拡充カード)いずれかから最後の1枚を引いたらそのラウンドで終了。
    最終決算を行って最も勝利点の多かったプレーヤーが勝利。
  • 最終決算は以下など。
    • 貴族カード(貴族の種類数で点数が決まる)
    • 所持金(10ルーブルごとに1点)
    • 手元に残った予約済みカード(1枚ごとにマイナス5点)



●ヨタくん(7歳の息子)
めっちゃ楽しい。
ヨタ君は、まずは緑のカードでお金を稼ぎまくる仕組みを作ってから、他のカードを買うのが良いと思う。

●自分
面白いね!
どの色のカードの効果も捨てがたく、どの色も欲しくなるけどルーブルが足りない。。
いかにルーブルを稼いで、どこでルーブルを使うか、すごく悩ましくて面白い。
せっかくお金貯めてたのに、最後に良いカードが出なくて全然生かしきれない時もあったのが残念だったなぁ。
貴族カードは取れる時に取っておかないと、後で泣くことになるよね;

●夫
買い物に特化しているゲームなので、直感的でわかりやすいですね。
買い物って本能的に楽しいから、終始ワクワクが止まらないです。

昔のゲームだけど、さすがドイツゲーム大賞受賞作品。
まさに拡大再生産ゲームの名作という感じです。



  • 総合評価:7
  • 独創性:7
  • わかりやすさ:8
  • システム洗練度:7
  • 間延び感の低さ(起伏):7
  • リプレイ性:7
  • コンポーネントの魅力:6
  • 脳汁感(ジレンマ味わい度):7
  • テーマ再現性:7
  • 戦術の幅:7
  • ドキドキわくわく感:7
  • 手番ごとの成長感:7
  • 攻撃性の低さ:7

~Fin~

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