バヌアツ(Vanuatu)

・所要時間:90分
・今回の人数:4人(俺、妻、ゆづ、ヨタくん)

ゲーム概要

南の国バヌアツを舞台にしたワーカープレイスメントゲーム

  • 中央ボードは島タイルと海タイルで構成。
    最初は1つの島タイルと2つの海タイルからスタートし、ラウンドが進むたびにタイルが2枚ずつ追加されていく。
    最初の島タイルに全プレイヤーの船駒を配置。
    海タイルには「財宝」「魚」「商品」が描かれているので、描かれている数分財宝駒、魚駒、商品駒を配置。
  • 各ラウンド、「タイルを2枚配置し、観光客タイルをめくってその数の観光客駒を用意」→「協力者タイルから1枚選ぶ」→「アクションスペースへのワーカー配置」→「アクションスペースから1つを選択してアクションを実施」
  • 協力者タイルはアクションを強化する様々な能力を持っていて、各プレイヤーはラウンドごとに選んだ協力者1人の能力を使える。
  • 「アクションスペースへのワーカー配置」では、スタートプレイヤーから順番に自分のワーカー2つを9つのアクションスペースのいずれかに設置。既にワーカーが置いてあるスペースにも置ける。
    一巡したら再度2つずつ置き、一巡したら最後は1つずつ置く。
  • 「アクションスペースから1つを選択してアクションを実施」では、スタートプレイヤーから順番に、自分の駒が最も多く置かれているアクションスペースから1つを選び、そのアクションを実施。駒が同数の場合はスタートプレイヤーに近い人が優勢。
    を実施したら、そのアクションスペースのそのプレイヤーの駒は全て取り除く。
    これにより、次に駒数の多いプレイヤーもそのスペースのアクションができるようになる。
  • アクションは、下記の9つ。
    • 「中央に残っている休憩タイルから1枚選び、そこに書かれている特典(スタートプレイヤーマーカー、金、勝利点)を得る」
    • 「金を支払って船駒を海タイル上で移動させる」
    • 「自分の船が隣接している島の売店スペースが空いていれば、金を支払って自分の売店駒を配置する」
    • 「自分の船が隣接している島に観光客を配置し、その島の売店数分の金をもらう」
    • 「自分の船が隣接している島に商品駒が残っていたら、商品を1つ選んでその色に応じた金を支払い勝利点を得る」
    • 「自分の船が隣接している島の砂絵スペースが空いていれば、砂絵マーカーを配置して勝利点をもらう」
    • 「自分の船が隣接している島に財宝駒が置いてある海タイルに自分の船があれば、財宝駒の数分の財宝タイルをもらう」
    • 「魚駒がおいてある海タイルに自分の船があれば、魚駒の数分の魚タイルをもらう」
    • 「自分の船が隣接している島に自分の売店があれば、手元の魚タイルを売って金をもらう」
  • 金は10金に達すると強制的に5勝利点に好感されてしまう。
  • 8ラウンド行ったらゲーム終了。
    ゲーム中に獲得した勝利点に、「財宝タイルの数字×2の勝利点」「各島の観光客数×自分の売店数の勝利点」などを加え、最も勝利点の高い人が勝ち。
  • 最も多くの繁栄を手にしたプレイヤーが勝利となります。



感想

2020年当時
●妻
かなり難しかった。
やり方によっては全然アクションができないラウンドもあるので、かなりキツキツなゲーム。
南国テーマでボードが美しいのは好み。

●ゆづ(8歳の娘)
なんか難しかった。
やりたいアクションができなくなるのが悔しい。
魚駒を狙っても、先に取られてなくなったりするし。あと、ちょっと長いのが嫌だった。

●ヨタくん(4歳の息子)
とっても楽しかった!
砂絵をたくさん書いて勝利点をもらえて嬉しかった!
財宝とかとりたかったけど、あまりとれないのは残念だったな。

●自分
噂にたがわぬゲーマーズゲーム。
南国テーマなのにガチガチのジレンマとインタラクションが凄まじいです。
自分のやりたいアクションにワーカーを置くだけだと、他プレイヤーのワーカー数次第で狙ったアクションが全くできなくなることがあるため、相当頭を使ってワーカーを配置しないといけない。
1つ1つのアクションが連動しているため、予定のアクションが1つできなくなると計画が狂う。例えば魚タイルを売って金をもらいたい場合、「船を魚駒がある海タイルに移動させる」「魚タイルをもらう」「船を自分の売店がある島の隣の海タイルに移動させる」「魚を売る」と、複数のアクションをその順番で全てやらないといけない。これがかなり難しい。

全体的にガチガチのプレイ感が続くため頭が疲れるけど、南国の美しいボードの雰囲気が抜群のため、プレイ後感が謎に爽やかな不思議なゲームです。

総合評価

  • 総合評価:7
  • 独創性:7
  • わかりやすさ:7
  • システム洗練度:7
  • 間延び感の低さ(起伏):7
  • リプレイ性:6
  • コンポーネントの魅力:8
  • 脳汁感(ジレンマ味わい度):8
  • テーマ再現性:8
  • 戦術の幅:7
  • ドキドキわくわく感:6
  • 手番ごとの成長感:7
  • 攻撃性の低さ:6
  • 8歳児と本気で遊べる度:6
  • 4歳児も楽しそう度:6
  • 備考:狙い通りの順番で全てのアクションができた時の万能感:10

~Fin~

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