こんにちは! ヒロです!
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今日ご紹介するゲームは、ミスター重ゲー「ラセルダ氏」の新作「ウェザーマシン」です。
日本語版のキックスタートに出資して入手!

カンバンEVヴィニョスエスケーププランザ・ギャラリストなど、数々の名作重ゲーを排出してきたラセルダ氏に対する我が家の信頼感は厚いです。
ただ、最大のネックはルール解読とインストの大変さです。

今回もご多分に漏れず重久なルールでしたか、愛で乗り越えて家族でレッツプレイ!



ウェザー・マシン(Weather Machine)

【中古】ボードゲーム ウェザーマシン キックスターター版 日本語版 (Weather Machine – Kickstarter Edition)

・所要時間:60分~150分
・プレイ人数: 1人~4人

ゲーム内容

  • 各ラウンドは、「手番フェイズ」 → 「ウェザーマシンフェイズ」 の順で進行。ゲーム終了条件を満たすまでラウンドを繰り返す。
  • 「手番フェイズ」では、各プレイヤーが下記1~4を一気に実施。
  1. 援助/投資タイルの使用 (下記いずれか1つを実施)
    ・保有する未使用の援助タイルを使用
    ・保有する投資タイルを捨てて目標タイルを個人ボードにセット
    ・保有する投資タイルを捨てて、個人ボード上にセットされている未達成の目標タイルを達成済みにしてボーナスを得る。
  2. 科学者(ワーカー)を今いるエリアとは別のエリアに移動配置。
    配置スペースに応じた許可証を獲得。教授コマがいたら科学許可証を獲得して、教授を次のエリアに移動させる。
  3. ワーカーを配置したエリアのアクションを実行。
    アクション(エリア)は下記4つ。
    • 供給部門:
      供給許可証を支払って下記を好きなだけ実施。
      • a. 作業場タイルを獲得配置
      • b. ポットを製造して作業場タイル上に配置
      • c.手番順を上げる
      • d.薬品を獲得して作業場タイル上に配置
    • 政府部門:
      政府許可証を支払って下記のうちいずれかを1度だけ実施
      • a.作業場のボットを政府部門の空きスペースに配置し、保有するパーツをそのスペースに配置し、そのスペースに置いてあった援助タイルを獲得。
        さらに、論文トークン(なければ投資トークン)を獲得し、政府資金トラックを1つ進める。
        ボットを置いた列のボットスペースが全て埋まったら「政府マシン稼働」となり、ボットを配置していたプレイヤーは3勝利点獲得。
        その分野の異常気象タイルにある空きマスに政府マーカーを1つ配置。
      • b.中央ボード上の援助タイルを選んでそのボーナスを獲得して裏返す。
    • 実験部門:
      実験許可証を支払って下記のうちいずれかを1度だけ実施
      • a.作業場のボットを実験部門のウェザーマシンの空きスペースに配置し、置かれたマスに記された薬品を獲得し、作業場に配置。
        実験資金トラックでマーカーを進める。
      • b.個人ボード上で論文が完成している行を1つ選び、その行の技術革新マーカーをスライドし、配置された論文に応じた勝利点を獲得。
        さらに、投資タイルを獲得。
    • 研究開発部門:
      研究開発許可証を支払って下記のうちいずれかを1度だけ実施
      • a.作業場のボットを研究開発部門にある空きマスに配置し、加えて、そのマス指定の薬品も作業場から配置。
        配置マスのボーナスを獲得後、論文トークン(なければ投資トークン)を獲得。
        さらに、その分野の鍵トークンが残ってたら取り除き、科学許可証を1枚払って3勝利点獲得も可能。
      • b.個人ボードの論文発表済の分野と中央ボード上異常気象タイルを、指定の科学許可証を支払い、その技術革新マーカーを異常気象タイルの空いているマスに置いてボーナスを獲得。
        その後、試作機を作成。試作機の作成には、対象の異常気象タイルに記載された必要パーツを、自分の個人ボードの作業場の一列から支払う必要がある。
        その際にその異常気象タイルの配置列にボットがあれば、その分のパーツは不要となり、そのボットを保有するプレイヤーに勝利点が与えられる。
        試作機の作成後、ストックから表彰トークンを1個を獲得。表彰トークンを3つ獲得した人は、ノーベル賞トークンを獲得。
  4. 手番終了時に、個人ボードに仮置きした全ての論文トークンを、配置スペースに配置する。
    表彰トークンをは手番中好きなタイミングで配置してOK。
    手番が一巡したら、「手番フェイズ」が終了となり、「ウェザーマシンフェイズ」へ。
  • 「ウェザーマシンフェイズ」では、実験部門にあるウェザーマシンのうち、アシスタントコマが配置されている列を確認し、その列の全てのマスがボットで埋まっていたら稼働する。
    稼働したら、手番順に、置かれているボットを作業場に戻し、配置されている「実験中タイル」に記載の科学許可証を支払って戻したボット分の勝利点を獲得し、記載のボーナスと論文トークン(なければ科学許可証)を獲得。
  • 最後にアシスタントコマを次の列に移動し、手番順マーカーを変更したら次のラウンドへ。
  • ラウンドを繰り返し、下記のいずれかが発生したら、その次のラウンドでゲーム終了。
    • 誰かがノーベル賞トークンを獲得
    • 最後の実験タイルが完成
    • 政府エリアの全マスにボットが配置
    • 研究開発エリアの全マスにボットが配置
  • 各資金トラックのマーカーの進み具合に応じた勝利点、達成した目標タイルの勝利点、ノーベル賞トークンの勝利点を加算し、総得点の高い人の勝ち。



感想

●妻
コンポーネントは100点だね。
ラセルダさんのゲームにしては、テーマがイマイチピント来ないけど、少しずつ何かが完成していく感じはめっちゃ楽しい。
でも、ウェザーマシンとか異常気象タイルとかの関連性が理解しにくいから、慣れるまで分かりにくかったかな。

●ゆづ(10歳の娘)
どこで勝利点をもらうか決めて、必要なボットとパーツと薬品を揃えていく流れが楽しかった。
異常気象に対して対抗する手段を作るというテーマは、今っぽくて素敵だね!

●ヨタくん(7歳の息子)
楽しいけど難しかった!
何をしたら点数が入るのか、わかるまで大変だった。
でも、とにかく論文トークンをもらったり、政府エリアとかウェザーマシンとかにボットをたくさん送るといいというのは分かったので、それ目掛けて頑張ったら楽しくなってきた!

●自分
うーん、これまた難しいゲームを作りましたね、ラセルダさん。
ラセルダ氏のゲームは、ヴィニョスザ・ギャラリストなど、テーマとアクションの直感性が高度にリンクしているゲームが多かったので、大量の細かいルールやコンポーネントがあってもスムーズにプレイできたんだけど、今回はテーマが身近じゃないからか、全てのアクションの意味付けや関連性が理解しにくく、プレイが直感でできないため、一回一回ルールを確認しながらプレイしないと処理が漏れまくる自体に。

同じメンバーで繰り返しプレイする環境下で真の面白さを発揮するタイプかも。

ただ、作業場、ボット、薬品、パーツを手に入れて、それを資源にいくつかのプロジェクトに噛んでいくという大きな流れはしっかりできていて、何やってるかわかんないけど、何となくずっと楽しく、成長できている感を味わい続けられるのがこのゲームの凄いところ。
何度か遊んでちゃんと楽しかを真正面から感じられるようになりたいです。



総合評価

  • 総合評価:6
  • 独創性:9
  • わかりやすさ:4
  • システム洗練度:6
  • 間延び感の低さ(起伏):5
  • リプレイ性:5
  • コンポーネントの魅力:9
  • 脳汁感(ジレンマ味わい度):6
  • テーマ再現性:6
  • 戦術の幅:7
  • ドキドキわくわく感:6
  • 手番ごとの成長感:6
  • 攻撃性の低さ:7
  • 10歳児と真剣に勝負できる度:7
  • 7歳児も楽しそう度:6

~Fin~

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