・所要時間:120分
・今回の人数: 4人(俺、妻、ゆづ、ヨタくん)
ルール概要
<テーマ>
超名作!プランテーションや建物を活用し、インディゴやコーヒーなどを生産・販売・貿易して勝利点を稼ぐゲーム。
<ゲームの準備>
- 中央ボードに生産タイルと建物タイルを配置。
- プレイ人数に応じた役割タイルを並べる。
- プレイ人数に応じた貿易船を配置。
- 商館タイルを配置。
- プランテーションタイルをシャッフルして山札にし、そこから5枚を表向きに。採掘場はその横に積んでおく。
- 生産物コマ、勝利点チップ、入植者コマをプレイ人数分用意。入植者コマはプレイ人数分入植者船に置く。
- 各プレイヤーに、個人ボードと3コインとトウモロコシorインディゴタイル(手番順で指定)を配布。
<ゲームの進行>
- スタートプレイヤーが、役割タイルから好きな1つを選択。
その役割タイルに書かれたアクションを手番順に全員が実施。
その役割タイルを選んだプレイヤーには役割ごとに特典がある。
全員がその役割のアクションを実施orパスしたら手番終了となり、次のプレイヤーの手番に。
- 次のプレイヤーは、そのラウンドですでに使われた役割タイル以外から1つ選択。
そのアクションを全員が実施し、選んだプレイヤーはその役割の特典を得る。
- 役割タイルごとに実施できるアクションは以下の通り。
- 開拓者タイル:
- 全員実施のアクション:表向きのプランテーションタイルから1枚を獲得して個人ボードに配置。
- 選んだプレイヤーのみの特典:プランテーションタイルの代わりに採石場タイル(建物が割引になる効果)をとっても良い。
- アクション後処理:残ったプランテーションタイルを捨て、山札から新たに5枚表にする。
※ プランテーションタイルは入植者コマを配置することで活性化。
- 市長:
- 全員実施のアクション:入植者コマを1つ以上もらえる(入植船に置かれている入植者コマの数に応じて)
- 選んだプレイヤーのみの特典:入植者コマを1つ追加でもらえる
- アクション後処理:全プレイヤーの建物タイルの入植者スペースの空き数合計と同じ数の入植者コマを入植者船に乗配置。(最低でもプレイヤー人数分は置く)
- 建築家:
- 全員実施のアクション:建物タイルを1枚購入
- 選んだプレイヤーのみの特典:1コイン安く建物を購入
- アクション後処理:特になし
※建物タイルは入植者コマを配置することで活性化。
- 監督:
- 全員実施のアクション:個人ボード上の、「活性化済みプランテーションタイル」と「それと同種の活性化済み建物タイル」に応じて、その種類の生産物コマを獲得。プランテーションタイルと建物タイルのセットがある分だけ全て生産可能。
- 選んだプレイヤーのみの特典:生産した商品をコマと同じものを追加で1つ獲得。
- アクション後処理:特になし
※トウモロコシだけは、プランテーションタイルのみ(建物タイル無し)で生産可能。
※ストックが0の生産物コマは生産不可。
- 商人:
- 全員実施のアクション:商館には4マスの販売スペースがあり、各種1つずつ販売可能。手番順に空いている販売スペースにまだ置かれてない種類の生産物コマを配置(販売)できる。
- 選んだプレイヤーのみの特典:販売したら1金追加でもらえる
- アクション後の処理:4マス全てが埋まっていたら全てをストックに戻す。
※コーヒー4コイン、タバコ3コイン、サトウ2コイン、インディゴ1コイン、トウモロコシ0コイン。
- 船長:
- 全員実施のアクション:貿易船はそれぞれ生産物の出荷が可能な異なる数の空きマスがある。
手番順に出荷したい生産物を1種類選び、空きマスに配置し、配置した数の勝利点を得る。
1つの貿易船には1種類の生産物しか配置できない。
貿易船ごとに異なる生産物を配置しなくてはならない。
出荷できる生産物を持っていたら必ず出荷しないとだめ。
出荷できる生産物がなければパス。全員がパスをしたら出荷終了。
- 選んだプレイヤーのみの特典:最初の出荷時に1勝利点追加で得る
- アクション後の処理:余った生産物を1つだけ残して全てストックに戻す。
- 全員実施のアクション:貿易船はそれぞれ生産物の出荷が可能な異なる数の空きマスがある。
- 金鉱掘り:
- 全員実施のアクション:なし
- 選んだプレイヤーのみの特典:自分だけ1コイン獲得
- 全プレイヤーが役割タイルを選んでアクションを全員が完了したら、ラウンド終了。
誰にも取られず残った役割タイルの上に1コインを乗せたら、スタートプレイヤータイルを左隣の人に渡し、全員が役割タイルを中央に戻したら次のラウンドへ。
- 上記ラウンドを繰り返し、ラウンド終了時点で下記いずれかの終了条件を満たしていたらゲーム終了。
- 勝利点チップの残りが0
- 入植者コマの残りが0
- 建物タイルを12枚配置したプレイヤーがいる
- ゲーム中に獲得した勝利点チップに、建物タイルの得点とボーナスを加算し、勝利点合計が高い人が勝ち。
感想
●妻
いつやっても面白い!
運の要素がほとんどなくガチガチに勝負する感じだから、経験者と初心者で差が出そうなゲームだね。
船長で出荷を強制されるとムカつくけど、自分のやりたいことをコツコツやって拡大していけるので楽しいよ。
●ゆづ(9歳の娘)
楽しいけど、船長やられて折角育てた生産物を捨てなくちゃいけないのが悲しかった。まだあんまり上手くできないんだよね。
●ヨタくん(5歳の息子)
ヨタくんは、コーヒーとかタバコとか、値段が高いのをどんどん作って行ったら点数をたくさんとれたよ!最初にたくさんお金を貰うのがいいね!
●自分
うーん、楽し過ぎる。
プランテーションと建物を購入して自分のボードが拡大していくのが楽しいのはもちろんだけど、役割カードを選ぶ嬉しさと悩ましさが良いスパイスになっていて面白さを引き立ててます。誰かが選んだ役割をみんなで実行するため、ダウンタイムがほぼなくサクサク進む爽快さも素晴らしい。
役割カード選択、プランテーションの選択、各建物タイルの先着制、販売と出荷の縛りなど随所で他プレイヤーとのインタラクションが散りばめられていて、みんなでボードゲームしてる感も強い。他プレイヤーのアクション選択の影響は受けるも、変な運の要素が殆どないため、計画通りに成長させていく手応えも感じられます。まだやりたい事が残る中で終了するので、プレイ時間の体感値も実時間ほど長くないという絶妙なバランス。
とにかく総合力が半端じゃなく高いです。
長らく世界一を独占していたモンスターゲームは伊達じゃないですね。
基本的に自分のことで一杯一杯かつアクションが任意なので他プレイヤーを攻撃要素はないのですが、船長による出荷だけは強制アクションで生産物を破棄させるため、人によっては苦しいと感じるかも。うちの場合は娘が辛そうでした。
いずれにせよ最高のゲームであることは疑いがないです。
総合評価
- 総合評価:9
- 独創性:9
- わかりやすさ:8
- システム洗練度:10
- 間延び感の低さ(起伏):9
- リプレイ性:9
- コンポーネントの魅力:8
- 脳汁感(ジレンマ味わい度):9
- テーマ再現性:9
- 戦術の幅:9
- ドキドキわくわく感:9
- 手番ごとの成長感:9
- 攻撃性の低さ:8
- 9歳児と本気で遊べる度:7
- 5歳児も楽しそう度:8
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