・所要時間:60分
・今回の人数:4人(俺、妻)
ゲーム概要
名作「レース・フォー・ザ・ギャラクシー」のボードゲーム版。
- 各自個人ボードを受け取る。個人ボードには初期ワールドが書かれている。
- 中央ボードに発展タイルを24種類の並べ、その近くに7種類のアクションタイルを配置。
ワールドタイルを全て袋に入れたらゲームスタート。
- 毎ラウンド、全プレイヤー1回ずつ手番が来る。
2人プレイのみ2回ずつ。
- 手番では、7種類のアクションから1つを選択。
手番プレイヤー含む全てのプレイヤーがそのアクションを実行でき、手番プレイヤーはボーナスをもらえる。 - 7種類のアクションは、下記の通り。
- ①発展タイルを中央ボードが購入して個人ボードに配置する「開発」
- ②袋から惑星タイルを引いて自分のストックに置く「探索」
- ③自分のストックの惑星タイルをコストを払って個人ボードに配置するか、入植者コマをもらう「入植」
- ④個人ボードに配置した惑星タイル上に製品コマを置ける「生産」
- ⑤惑星タイル上の製品コマを販売・消費してお金や勝利点をもらう「交易&消費」
- ⑥手番プレイヤーのみコインをもらう「孤立」
- ⑦手番プレイやのみ勝利点をもらい、次のスタートプレイヤーになる「外交使節派遣」。
発展タイルを置くためのコストは「お金」。
惑星タイルを置くためのコストは「お金」と「入植者コマ」。
- 上記を繰り返し、「用意していた勝利点チップが尽きた」「用意していた入植者コマが尽きた」「誰か1人が惑星タイルを7枚置いた」「誰か1人が発展タイルを10枚置いた」のいずれか1つが為されたら、そのラウンドでゲーム終了。
- ゲーム中にとった勝利点と、発展タイル・惑星タイルに書かれた勝利点を合計し、最も高い人が勝ち。
感想
2020年当時
●妻
これまでやったこのシリーズの中では一番面白かった。
相変わらずコンボを考えるのと、タイルの効果を読むのが付かれるので苦手は苦手だけど。
プレイ時間も短くて間延びもないので、まぁいいと思う。
●自分
これは面白いです。
とても良いゲームに仕上がってます。
カード版は「製品」と「お金」もカードで表現したのが、本作ではしっかりした製品コマとお金タイルがあるので、直感的な分かりやすさが格段にUPしている。
中央の発展タイルは全プレイヤー公開情報、かつ、全員がとれるわけではない個数制限があるので、発展カードの引きによる運の要素が減り、いつどのタイミングでとるかの戦術性が高まっている。
アクション選択は、本家カード版やダイス版だと全員が同時にアクションを1種選んで公開する形だったので、自分が絶対にやりたいアクションはボーナス付きで絶対にやれていたが、本作は順番に1つずつ選べるので、他プレイヤーの選択後に残ったアクションから最適なものを選ぶ。
よって、他プレイヤーの選択によっては欲しいボーナスがもらえなくなるので、裏を返すと自分の選択で相手を妨害することもできる。これによりインタラクションが増えている。
ちなみにこのアクション選択方法は名作プエルトリコと同じ。
一方で、カード版やダイス版の楽しさの要素の1つだった、お互いのアクションの読みあいや公開時の盛り上がりがなくなったのはちょっと残念。
ゲーム終了トリガーが4つ増えたので、短めにしっかり終わるので、間延びは全くせず切れ味の良さを感じる。
無駄がなく綺麗にまとまった、完成度の高い拡大再生産ゲームです。
個人的にはかなりストライク。
総合評価
- 総合評価:8
- 独創性:7
- わかりやすさ:8
- システム洗練度:9
- 間延び感の低さ(起伏):9
- リプレイ性:8
- コンポーネントの魅力:8
- 脳汁感(ジレンマ味わい度):7
- テーマ再現性:7
- 戦術の幅:7
- ドキドキわくわく感:7
- 手番ごとの成長感:9
- 攻撃性の低さ:7
- 8歳児と本気で遊べる度:7
- 4歳児も楽しそう度:2
- 備考:シリーズものはルールの把握・説明が楽なのがそもそもアドバンテージ!
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