こんにちは! ヒロです!
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重量級だけど何度も遊んでしまうスルメゲーム。
そんな恐ろしいゲームを、いくつご存知ですか?
今日ご紹介するゲームのデザイナー、マーティン ワレス氏は、「ブラス」「数エーカーの雪」「ロンドン」など、中毒性の高い傑作を世の中に排出しています。
そして、彼のゲームの特性は、ズバリ「借金」。
彼のゲームは借金が前提。
我々日本人が苦手とする借金という重たい枷を、平気ではめてくるのです。
借金し、稼いで払って儲けが出ず、ようやくトントンになったと思ったら急にお金の巡りが良くなって、アドレナリンがでてきて、、もう中毒の始まりですよ。
今日ご紹介するゲームは、そんなワレス氏作の傑作ゲームの1つです。
蒸気の時代 (Age of Steam)
・所要時間:120分
・今回の人数:4人(俺、妻、ゆづ、ヨタくん)
ゲーム概要
<テーマ>
鉄道会社のオーナーとなり、株を発行して資金を得、鉄道を建設し、列車を走らせ、荷物を運ぼう。
<ゲームの進行>
- プレイ人数によって回数の異なるラウンド制。
- 各ラウンドは下記10のフェイズで構成。
- 株式発行フェイズ:
各プレイヤー、任意の数の株式を発行し、1株ごとに5ドルを獲得。
※初期は2株を持った状態でスタート。 - 競りフェイズ:
手番順を決定するための競りを行う。
スタートプレイヤーから手番順に金額を宣言。
前プレイヤーよりも大きな額を宣言するか、パスして競りから抜けるかを選択。
最初にパスしたプレイヤーは、お金を支払わず最後の手番順にねる。
次に抜けた(3番手)プレイヤーは、自分が宣言した額の半額を支払う。
次に抜けた(2番手)プレイヤーと最後まで残った(1番手)プレイヤーは全額を支払う。
次のフェイズ以降、ここで決まった手番順になる。 - 特殊アクション取得フェイズ:
手番順に、このラウンドで使用できる特殊アクションを選択。
1アクション先着1名のみ。
特殊アクションは、「機関車レベルを1上げる」「線路敷設の際に4つ置ける」「商品補充フェイズで2商品を好きな都市に敷設できる」「好きな町に都市タイルを置ける」など。 - 線路敷設フェイズ:
手番順に、マップに3枚まで線路タイルを配置。
タイル置く地形とタイルの種類に応じた金額を支払う。
配置した結果2つの都市・町を結んだら、その路線は完成となり、路線上に自分の所有権マーカーを置く。 - 商品輸送フェイズ:
手番順にマップ上の任意の都市にある商品キューブ1つを、同色の別の都市に運べる。
その際に通った路線ごとに、持ち主は収入トラック上の自分の収入コマを1進める。
これを2順行う。一手番でいくつの路線を通れるかは、そのプレイヤーの機関車レベル次第。
このフェイズ・商品コマを運ぶ代わりに機関車レベルを1上げても良い。 - 収入フェイズ:
現在の収入トラック上の自分の収入コマの位置に応じて、ストックからお金を獲得。 - 経費支払フェイズ:
手番順で経費を支払う。
経費は、株式発行数と機関車レベルの合計。
お金が足りない場合は足りない分収入トラックを下げる。
それでも足りないとゲームから脱落。 - 減収フェイズ:
現在の収入が11以上に到達している場合、その到達レベルに応じて強制的に収入が減る。 - 商品補充フェイズ:
白・黒のダイスをそれぞれプレイヤー数だけふり、出た出目とその出目のダイス数数に応じた商品を、出目に応じた都市に補充する。 - クリーンアップフェイズ:
ラウンドマーカーを1進める。
- 規定の数のラウンドが終わったらゲーム終了。
- 「収入から株式発行数を引いた数×3」と、「完成した路線のタイル数」を加えた数を合算し、最も得点の大きい人の勝ち。
感想
●妻
意外にシンプル。
同じ商品コマを先取りで奪い合うバチバチな感じがあまり好きじゃないけど、慣れてくるとかなり面白いね。
●ゆづ(10歳の娘)
最初は全然上手くできなくて破産して泣いちゃったけど、次遊んだら上手くできた!
ちゃんと収入が入ってくるようになるとすごく楽しいね。
●ヨタくん(6歳の息子)
ヨタくん、破産して泣いちゃったよ。。
でも、上手く線路を繋げてたくさんお金を貰えるようになると、どんどん楽しくなってくるね!
●自分
これは中毒性の高いゲームですね。
さすがは世界中にファンがいる名作中の名作。重ゲーなのにルールが非常にシンプルで、ゲームが始まると迷いなく進行できます。
序盤から中盤は、収入よりも支出が高くなり、株式発行で凌ぐ苦しいラウンドが続くけど、頑張って安定して距離の長いルートで商品を運べるようになって黒字化すると、激しい達成感とともに体中からアドレナリンが出ます。
そこからはどうやってより儲かるかを考えて拡大していく楽しい時間。
ここまで前後半で苦楽のメリハリがあるゲームはなかなかないですね。
登山とか、マラソンとか、減量、とか、我慢の結果達成できる喜びって凄まじい快感が伴いますよね。
また、マップ・ルールがアレンジできる拡張もたくさんあってGOOD。
若干バチバチになるところがあるので我が家的にはそこまでではないのですが、俺個人的にはかなりツボにハマる、大好きなゲームです。
総合評価
- 総合評価:8
- 独創性:8
- わかりやすさ:8
- システム洗練度:9
- 間延び感の低さ(起伏):8
- リプレイ性:8
- コンポーネントの魅力:8
- 脳汁感(ジレンマ味わい度):10
- テーマ再現性:8
- 戦術の幅:8
- ドキドキわくわく感:8
- 手番ごとの成長感:9
- 攻撃性の低さ:4
- 10歳児と本気で遊べる度:7
- 6歳児も楽しそう度:7
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