こんにちは!ヒロです。
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今回は、我が家の好きなボードゲームデザイナーを紹介するシリーズの3回目になります。
これまでは、ウヴェ・ローゼンベルク氏、フリードマンフリーゼ氏をご紹介してきましたが、今回は、シモーネ・ルチアーニ氏をご紹介します。
ウヴェ氏とフリーゼ氏は、デザイナーとしての露出が結構多いので、ボードゲーマーでなくても聞いたことがあるかもしれませんが、ルチアーニ氏はこの二人と比較するとコアかもしれません。
でも代表作をみると、知っているボドゲがゴロゴロあるかも!?
早速いってみましょう!
◆経歴◆
✦1977年9月7日産まれ。
✦イタリアのフェルモ出身(イタリア半島の東岸側)
✦10歳までの幼少期にボードゲームをたくさん遊ぶ。子供時代から、オリジナルのボードゲームを作り始めていた。
✦ボローニャ大学教育科学部卒業。
✦25歳(2002年)の時に、出版レベルでボードゲームに取り組むことを決意。
✦27歳(2004年)にイタリアの同人ゲーム最大の賞「プレミオ・アルキメデ」に初応募。
✦31歳(2008年)で、「プレミオ・アルキメデ」のカードゲーム部門で大賞を受賞。
✦32歳(2009年)にボードゲームを初出版。デビュー作は「魚市場」。
✦35歳(2012年)の時に、6作品目となる「ツォルキン」をひっさげて、世界最大級のボードゲーム見本市「エッセンシュピール」に出展。当時無名のデザイナーながら大注目され、一躍世界的著名デザイナーの道へ。
✦パブリッシャーズ「クラニオ・クレイエーション」の編集長。
◆代表作◆ ・ツォルキン・ロレンツォイルマニーフィコツォルキン:マヤ神聖歴 (Tzolk’in: The Mayan Calendar)置いたワーカーを放置するほど強力なアクションができるようになる独特なシステムのワーカープレイスメントゲーム!・マスターオブルネッサンスロレンツォイルーマニフィコ(Lorenzo il magnifico)ダイスを使ったワーカープレイスメントゲーム!ルネサンス期のフィレンツェの貴族となり、尊敬と名声を集めよう。・グランドオーストリアホテルマスター・オブ・ルネッサンス:ルネッサンスの偉人たち(Masters of Renaissance)「ロレンツォ・イル・マニーフィコ」のカードゲーム版!手番はシンプルながらジレンマを味わえる。ビー玉システムが斬新です・ニュートングランド・オーストリア・ホテル(Grand Austria Hotel)オーストリアのホテルを経営してお客様を増やし、一流ホテルにしていくゲーム!・バラージニュートン (Newton)知識を広げる旅に出たり、研究したり、業技術を高めたり、業績を残したりして、一流の科学者として名を残すことを目指すゲーム。・マルコポーロの旅路バラージ (Barrage)水力発電がテーマのワーカープレイスメントゲーム!・ティルトゥムマルコポーロの旅路 (The Voyages of Marco Polo)2015年ドイツゲーム大賞受賞!マルコポーロとなり、ヴェネチアから北京を目指すダイスワーカープレイスメントゲーム。・ジャングルレースティルトゥム(Tiletum)ヨーロッパを舞台に、柱・建物・大聖堂を建てたり、見本市開催に向けて条件を達成したりする王道のドイツゲーム!ジャングルレース (Jungle Race)シンプルかつジレンマ溢れるレースカードゲーム!5匹の動物を動かして得点を獲得しよう。
海外での過去のインタビューでのルチアーニ氏のコメントを見るに、彼は、決まりきったやり方やお決まりの踏襲は嫌で、ゲームごとに違った形でプロジェクトを進めるのが好きとのこと。
ボードゲームを作る際には、まずコアとなるアイディアを出して、それを中心にゲームシステム全体に筋が通るように組み立てていく創り方とのこと。
そして、その流れを「彫刻と似ている」と例えていました。
素敵すぎる。
ルチアーニ氏のボードゲームは、やや複雑なルールが多いのに、散らかった印象がなく美しくまとまっているものが多い。
これは彼のボードゲームの創り方の拘りの結晶のようです。
確かに、彼の代表作のマルコポーロ、ロレンツォイルマニーフィコ、ツォルキン、バラージの3作品を並べても、同じデザイナーが作ったと瞬時にわかる人は少ないでしょう。
通常は各デザイナーの癖みたいなのが見えるのですが、これがないのが凄まじい。
現在進行系で新しいシステムを積極的に取り入れたスーパーゲームをリリースしてくれるルチアーニ氏は、現代ボードゲーム界の至宝と言っても過言ではないでしょう。
これからも新作を楽しみにしてます。
リスペクト!!
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