ヘブン&エール (Heaven and Ale)

・今回の人数:3人(俺、妻、ゆづ)
・プレイ時間:120分

ゲーム概要

名作「アズール」のミヒャエル・キースリング氏作!
個人ボードに作物タイル・修道僧タイルを置いていき、作物・修道院コマをパワーアップさせていくビール造りゲーム

  • 中央にゲームボードを設置。
    ゲームボードはスタートマスからゴールマスまでトラック状になっており、各マスごとに「作物タイルを買って個人ボードに配置」「修道院タイルを買って個人ボードに配置」「決算」「条件達成ボーナスをもらう」など、もらえるものが書かれている。
  • 個人ボードは、右側の暗い日陰エリアと、左側の明るい日向エリアに分かれていて、各エリア細かくマスが分かれている。
    日向エリアにタイルを配置する場合は、日陰エリアの倍のコストがかかる。
    また、個人ボードには各作物コマ・修道士コマが進むトラックが書かれている。
  • 手番では、各プレイヤーはゲーム中央のトラックの好きな場所に駒を移動し、止まったマスの効果を得る。
  • 個人ボードには建設予定地が書かれているマスがあり、作物タイルや修道士コマが建設予定地の周囲を囲うように配置されると、建設予定地に建設タイルを置ける。
    建設タイルを置くと、タイルに応じて周辺の作物タイル・修道士タイルが発動される。
  • 決算すると、個人ボードに設置した「特定の作物タイル全て」「得点の数字の作物タイル全て」「特定の修道士全て」など、10種のいずれかを発動できる。
    発動すると、日蔭エリアのタイルの場合は、その数分コインをもらえる。
    日向エリアのタイルの場合は、その数分個人ボードの作物コマ・修道士コマをトラック上で進められる。
  • 6ラウンドが終わるとゲームセットとなって得点計算。
    得点計算の前に、個人ボード上のトラックの一番後ろにある作物コマの位置を確認し、修道士コマの位置に応じた比率(1:3など)で、一番後ろのコマを1つ進め、一番進んでいるコマを比率分下げる。(1:3なら、一番後ろのコマを1つ進め、一番前のコマを3つ下げる。)
    一番前のコマが一番後ろのコマと同じ位置になってしまう直前まで行い、コマの位置が最終確定。
    その後、「一番後ろの作物コマの位置(数字)」×「修道長駒の位置(数字)」が得点となる。
    総得点が最も高い人が勝ち。



感想

2020年当時
●妻
普通に面白いけど、なんか長く感じた。最後の得点計算前の調整があることで、自分が勝っているのかどうか把握しずらいのがちょっとな。

●ゆづ(7歳の娘)
楽しかったけど、最後の点数計算がよくわからなくて、思ったより低くて嫌だった。

●自分
中央ボードのトラックでコマを進め、そのマスの効果で個人ボードをパワーアップさせていくという流れは非常にわかりやすい。
個人ボードが充実していく感じもとてもワクワクする。
思った以上にゲーム時間が長いのが難点かな。ダウンタイムも長め。
基本的には修道士コマを最優先で進めていき、作物コマは一番前と一番後ろが差が出ないよう、偏らずに進めていくと点数が上がりやすい気がする。ただ、この計算もやや複雑で、計算中にだれる感じ。
ビールをつくるテーマだけど、ビールを作ってる感じがしないのも個人的には残念。
ゲームシステムが独特で、人気なのがわかる面白いゲームだけど、ある程度のゲーマー同士が繰り返し遊ぶとより面白さがわかるかな。

総合評価

  • 総合評価:6
  • 独創性:8
  • わかりやすさ:7
  • システム洗練度:6
  • 間延び感の低さ(起伏):6
  • リプレイ性:6
  • コンポーネントの魅力:7
  • 脳汁感(ジレンマ味わい度):7
  • テーマ再現性:5
  • 戦術の幅:7
  • ドキドキわくわく感:7
  • 手番ごとの成長感:8
  • 攻撃性の低さ:8
  • 7歳児と本気で遊べる度:7
  • 3歳児も楽しそう度:3
  • 備考:修道士の顔がとてもいい味出してます。

~Fin~

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