・所要時間:70分
・今回の人数:4人(俺、妻、ゆづ、ヨタくん)
ゲーム概要
<テーマ>
中世イングランドを舞台に、貴族として国王の支持を受けることを目指すワーカープレイスメント&拡大再生産ゲーム。
<準備>
- 共通ボード、議会ボード、ストックボードを中央に配置。
- 共通ボード上の指定の場所に指定のものを配置。
- 各州スペースには対応する貴族タイルを配置。
- 指定のスペースには国王の恩恵タイル6枚を表向きで配置。
- 紛争スペースの上段に、シャッフルされた紛争カードの山札から2枚を表向きで配置。
- 議会ボードには、上段に3枚、下段に3枚の法律カードを配置。
- 各プレイヤーには、個人ボード、拡張タイル6枚、ついたて1枚、戦力1・2の騎士駒1つずつ、投票マーカー1つ、金貨2枚、従者駒2つ、投票タイル2枚(賛成と反対)を配布。
- 金貨、従者駒、投票タイルは非公開情報としてついたての内側に置く。
- 投票マーカーは個人ボード上の指定の場所に置く。
- 拡張タイル1枚を選んで個人ボードに配置し、残りはストックとして分けておく。
<ゲームの進行>
- 各ラウンドは「騎士配置フェイズ」「法律確定フェイズ」「報酬フェイズ」の3フェイズで構成。
- 「騎士配置フェイズ」では、保有する騎士駒1つを下記いずれかの場所に派遣。これを全員が手持ちの騎士駒を置ききるまで行う。
- 「州スペース」※他プレイヤーの騎士駒が既に置かれている場合でも、それより大きな戦力の騎士駒か、「騎士駒+従者駒」の戦力合計が上回っていれば、配置済みの騎士駒をそのプレイヤーの手元に返して、代わりに自分の駒を置ける。
- 「個人ボードのアクションスペース」
- 「紛争スペース」※紛争スペースに置かれた先着3つの騎士駒の持ち主プレイヤーは、国王の恩恵タイル6枚から好きなものを1枚選んで報酬を得る。
- 「法律確定フェイズ」では、そのラウンドで採用する法律カード3枚を、みんなで投票して決める。
- 議会ボード上段の3枚の法律カードについて、1枚ずつ採用するか棄却するか全プレイヤーで投票。※投票タイルで賛成か反対かを示し、握った投票チップの数の合計で採用か棄却かを決める。
- 投票の結果、棄却となった場合は、下段からそのラウンドで採用確定となる1枚が上段に加わる
- もともと上段に合った3枚全ての投票が終わり、得点条件となる3枚が確定したらフェイズ終了。
- 各法律カードには、「達成条件と獲得できる資源・勝利点」が書かれている。
- 「報酬フェイズ」では、フェイズ1で配置した騎士駒を指定のスペース順に処理していく。。
- まずは州スペースを順番に確認し、騎士駒を置いたプレイヤー、該当のアクションを実施。
- 各州スペースのアクションは、「新しい騎士駒の獲得」「保有する騎士駒を1戦力UP」「個人ボードの拡張」「従者駒や金貨を獲得」「貴族チップを獲得」など。
- 個人ボードのアクションスペースに騎士駒を置いたプレイヤーは、スペースに応じて「騎士駒・従者駒・金貨の獲得」などを実施。
※その際、拡張タイルが置いてあるアクションスペースは自動的に実施できる。 - 個人ボード上に貴族チップが置いてあるプレイヤーは、その数に応じて投票マーカーを獲得。
- 2つの紛争スペースでは、それぞれ合計戦力を確認し、配置されている紛争カードの戦力を上回れば勝利。勝利したら騎士駒が手元に戻り、報酬を受け取る。負けたら次のラウンドまで騎士駒は残る。
- 報酬フェイズが終わったら、次のラウンドの準備。
- 負けてしまった紛争スペースにある紛争カードと騎士駒は、下側の継続紛争スペースにスライド。
- 上側のスペースには新しい紛争カードを配置。
- 議会スペースの下の段の空きスペースに、法律カード山札から補充。
- 上記を5ラウンド行ったらゲーム終了。「保有する騎士駒の戦力合計」「個人ボード上の拡張タイル数」
- 「貴族チップの数」などによって追加勝利点を計上し、合計点の高い人が勝ち。
感想
●妻
置いたワーカーを追い出されるとムカつく。
ゲームとしては騎士駒が成長したり、得点手段が豊富だったりと、戦術性が高くて面白いと思う。
●ゆづ(9歳の娘)
楽しかったけど、置いた騎士駒を追い出させるのが嫌だった!
●ヨタくん(5歳の息子)
楽しかったよ!
パパと協力して、紛争に勝って勝利点をたくさんもらえたね!
貴族を集めるとたくさん点数が入るのに、あまり集められなかったのが悔しい。
●自分
他プレイヤーとのインタラクションが強めながら、戦術の幅が広くて拡大再生産性も感じられる良作。
要素が多めなのに1時間ちょっとで終わる切れ味も良い感じです。
計算されつくしたゲームシステムが美しいと思いました。
法律カードの採用投票も独特で面白いです。
我が家ではやろうと思ったことを邪魔されたりするのを極度に嫌うため、騎士駒を追い出さされることに抵抗感を感じつつも、無理してそのアクションをやらなくても良いくらいのアクション選択肢があることから、あまり揉めずに進行できました 笑。
総合評価
・総合評価:6
・独創性:7
・わかりやすさ:7
・システム洗練度:8
・間延び感の低さ(起伏):7
・リプレイ性:5
・コンポーネントの魅力:6
・脳汁感(ジレンマ味わい度):5
・テーマ再現性:7
・戦術の幅:8
・ドキドキわくわく感:6
・手番ごとの成長感:7
・攻撃性の低さ:4
・9歳児と本気で遊べる度:7
・5歳児も楽しそう度:8
・備考:法律カードの採用を巡った投票勝負が熱いです。
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