マゼラン(Magellan:Elcano)

こんにちは! ヒロです!
いつもブログを読んでくださりありがとうございます。

王と枢機卿、ズーロレット、コロレット、パトリツィア、ムガル、リシュリュー、ハンザ、クワイエットヴィレなど、独特かつ日本等のような鋭い切れ味のゲームを産み出した天才デザイナー「シャハト」氏をご存知でしょうか?

彼の作ったゲームは、いずれも他にない独特のプレイ感かつ悶絶級のジレンマを与えてくれます。
それゆえ、ボドゲ初心者よりも中級者向けのものが多いように感じます。

今回は、そんなシャハト氏のゲームの中でも、初心者から楽しめるシンプルで楽しいカードゲームをご紹介します!

マゼラン(Magellan:Elcano)

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Pythagoras
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・所要時間:30分
・今回の人数:4人(俺、妻、ゆづ、ヨタくん)

ゲーム概要

<テーマ>

マゼランたちの世界周航をテーマにしたカードゲーム。

<準備>

  • 各プレイヤーに同じ内容の15枚の船員カードセットを配布し、シャッフルして自分専用の山札に。
    そこから5枚を引いて手札に。
  • 海カードを色ごとにシャッフルし、3つの山札を作る。

<ゲームの進行>

  • 各ラウンドの最初に、3種類の海カードの山札の一番上を1枚ずつめくる。(各色1枚ずつ、合計3枚が並ぶ)
  • 手番では、スタートプレイヤーから順番に、手札から船員カードを1枚自分の前にプレイするか、パスをする。
    ※船員カードは上下で違う色になっているので、プレイする時にどっちを活かすか選べる。
  • 全員がパスをしたら、各プレイヤーが自分の前に出した船員カードの数字の合計を色ごとに比べる。
    最も船員カードの数字の合計が大きいプレイヤーがその色の海カードを獲得。
  • 海カードを手に入れたプレイヤーは使ったカードを全て捨てる。
    海カードを手に入れられなかったプレイヤーは船員カードを手札に戻す。
  • その後、自分専用の山札から2枚を追加で引いて手札を補充。
  • 上記を繰り返し、海カードの山札が尽きたラウンドでゲーム終了。
    手に入れた海カードの数字の合計が最も大きい人が勝ち。



感想

●妻
シンプルだけど毎回何処まで粘るかが悩ましくて楽しかった!
変則的な競りゲームだね。

●ゆづ(9歳の娘)
面白かった!
あまり強いカードを先に出し過ぎると後で困るから悩ましいね。
すぐ終わるし、良いゲームだと思う。

●ヨタくん(5歳の息子)
楽しかったね!
ヨタくんは、どうしても欲しかったカードにいっぱいカードを使っちゃったから、後でカードを貰えなくて悔しかったんだー。

●自分
ルールを読んだ時はシンプル過ぎてこれでゲームになる?と思ったけど、やっでると見事に周りを牽制し合う心理戦と、意地とブラフの張り合いの競りが楽しく、終始没頭できました。

カードが上下で異なる色のため、少ないカード数で2倍の選択肢をくれるのは何気に凄いシステムだと思いました。
しれーっとした雰囲気のコンポーネントと説明書ながら、やってみると切れ味に驚く感じは、やはり天才シャハト氏作です。

みんなでワイワイというよりもガチで勝負するほうが合うゲームな一方、同じメンツと繰り返す遊ぶようなリプレイ性はないため、遊びどころが難しいゲームですね。



総合評価

  • 総合評価:7
  • 独創性:7
  • わかりやすさ:9
  • システム洗練度:8
  • 間延び感の低さ(起伏):7
  • リプレイ性:6
  • コンポーネントの魅力:5
  • 脳汁感(ジレンマ味わい度):6
  • テーマ再現性:5
  • 戦術の幅:6
  • ドキドキわくわく感:6
  • 手番ごとの成長感:6
  • 攻撃性の低さ:6
  • 9歳児と本気で遊べる度:8
  • 5歳児も楽しそう度:7
  • シャハト氏作のゲームの切れ味は結構人を選びますよね。

~Fin~

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