ニュートン (Newton)

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突然ですが、ボードゲームにおける「テーマ」がについて。

俺は個人的にボードゲームにのめり込むためにはテーマってとても大事だと思ってます。
冒険、巨悪の討伐、街づくり、未開の地の開拓、宇宙開拓史、農場経営者、鉄道会社経営、飲食店経営などの多くの名作ゲームに選ばれているテーマや、フッションブランド経営、大学経営、病院経営など一風変わったテーマのゲームもあります。
そして俺は、テーマが良いゲームが大好物なんです。
今日ご紹介するゲームは、「後世に名を残す科学者を目指す」がテーマです!

ニュートン (Newton)

created by Rinker
テンデイズゲームズ
¥7,700 (2024/12/04 02:36:47時点 Amazon調べ-詳細)

・所要時間:90分
・今回の人数:4人(俺、妻、ゆづ、ヨタくん)

ゲーム概要

<テーマ>
知識を広げる旅に出たり、研究したり、業技術を高めたり、業績を残したりして、一流の科学者として名を残すことを目指すゲーム。

<準備>

  • 旅ボード、技術ボードを中央に配置し、指定の各スペースにランダムで特典タイルを置く。
    みんなの取りやすい位置にアクションカードの山札をレベルごとに分けて配置し、それぞれ3枚ずつ表向きに並べる。(以後ディスプレイと呼ぶ)
  • 各プレイヤーに個人ボードと初期カードセットと科学者コマ、弟子コマ、足跡キューブ、本棚タイルを配布。
    コマ、キューブ、タイルは指定の場所に配置。
  • 各プレイヤーに偉人カードを4枚ずつ配布し、ブースタードラフトで4枚を確定させる。

<ゲームの進行>

  • 手番では、手札から1枚を個人ボード上に配置し、書かれたアクションを実施。
    アクションの強度は、カード配置後に個人ボード上に見える今おいたカードと同じアクションアイコンの数に応じて増加。
  • アクションは「旅」「技術」「研究」「業績」「講義」の5つ。
  • 「旅」:
    旅ボード上の自分の科学者コマをアクションポイント分まで進める。
    大学、都市、古代遺跡で止まると足跡キューブを個人ボードから取って配置できる。
    特典タイルを通過したらその特典を先着1人が獲得。
  • 「技術」:
    技術マップ上の自分の弟子コマを1つ選び、アクションポイント数分進める。
    止まったマスに応じた特典をGET。
    特典タイルを通過したらその特典を先着1人が獲得。
  • 「研究」:
    個人ボード上の本棚にの空きスペースに本タイルを配置。
    本棚は3段構成で、アクションポイント吸数に応じてどの段を選べるか決まる。
    配置するためには各空きスペースに書かれた条件を満たしている必要がある。
    条件は、「旅ボード上で特定のスペースに足跡キューブを置いている」や「個人ボードのカードスペースに見える本の色と数が指定の数ある」など。
    条件は薬品トークンを払うと減免される。
    本棚はいくつかのスペースのまとまりごとに区切られていて、縦横全てのマスを本でタイルで埋めるとそのスペースの勝利点を毎ラウンド終了時に獲得。
  • 「業績」:
    技術ボード上部の業績トラック上の自分のコマをアクションポイント数分進める。
    1スペース進める度に2金獲得。
    特典の書かれたスペースに到達すると特典を獲得。
  • 「講義」:
    ディスプレイからアクションカードを1枚獲得して手札に加える。
    アクションポイントによってどのレベルのカードがとれるか決まる。
  • 「旅」「技術」「業績」には、条件を満たすと到達できる特殊スペースがあり、ボーナスアクションやゲーム終了時に勝利点がもらえる。
  • 各アクション中に得られる特典の中に、「偉人カードを1枚プレイ」というものがある。
    偉人カードには、ゲーム終了時特典と、追加アクションが書かれていて、プレイすることで効果を発動。
  • 手番アクションとは別に、お金を払うことでフリーアクションが可能。
    使えばいつでもできるクイックアクションがあります。
    「1金払ってディスプレイにカードを2枚追加」「2金払ってアクションポイント+1」「3金薬品トークンを1つ獲得」「5金払って弟子コマを1つを技術ボードに追加」など。
  • 手番が5順すると個人ボードにはアクションカードが5枚置かれた状態になり、ラウンドが終了。
    まず、本棚スペースの縦横やボーナス特典分の勝利点を獲得。
    次に、このラウンドでプレイしたアクションカードのうち1枚をカード配置スペースの下に差し込む。
    これにより、このカードのアクションアイコンが常に見える状態になり、以後このアクションポイントは常に+1になる。
    最後に、ディスプレイのカードを捨てて3枚ずつ表に並べ直したら次のラウンドへ。
  • 6ラウンドが終了したらゲーム終了。
    ゲーム中に獲得した勝利点に、到達している特殊タイルごとのゲーム終了時勝利点、プレイ済みの偉人カードの勝利点を合計し、総得点の高い人が勝ち。



感想

●妻
面白かった!
できるアクションが多すぎて何からやったらいいかわかんないね。でも毎回戦略が変わるからリプレイ性高そう。

●ゆづ(9歳の娘)
すごく楽しかった!!
本棚がやっぱり大事だね。本棚を埋めるために全部の行動を計画してやったら1位がとれて嬉しかった。

●ヨタくん(5歳の息子)
最初は難しくて嫌だったけど、2回目はよくわかって楽しかった!
本棚と旅がちゃんとできると強いよね!

●自分
「アクションカードの獲得」自体がアクションの1つなので、やれるアクションの強度や選択肢がゲームが進むに連れてプレイヤーごとに大きく分かれていくのが独特で面白い。
毎ラウンド終了時にボードにカードを差し込んで個人ボードをパワーアップさせるのが、悩ましくも楽しい。
全てのアクションが他のアクションに繋がっていくので、手なりでプレイすると全く点が伸びない。先を見据えた計画性が大切という、やや難易度高めのシステム設計。

特典チップや特殊スペースのタイルが毎回ランダム配置なので、遊ぶ度に展開が変わって、リプレイ性も高い。
随所に楽しい仕掛けが成されている、総合力の高い好ゲームです。



総合評価

  • 総合評価:8
  • 独創性:8
  • わかりやすさ:7
  • システム洗練度:8
  • 間延び感の低さ(起伏):8
  • リプレイ性:8
  • コンポーネントの魅力:7
  • 脳汁感(ジレンマ味わい度):9
  • テーマ再現性:8
  • 戦術の幅:9
  • ドキドキわくわく感:8
  • 手番ごとの成長感:8
  • 攻撃性の低さ:8
  • 9歳児と本気で遊べる度:8
  • 5歳児も楽しそう度:8
  • 先の先まで見据えた計画性と、一つ一つ着実に進める我慢強さがとても大切です。まさに科学者!
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~Fin~

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