ヴォルフィーリオン(VOLFYIRION)

・所要時間:30分
・今回の人数:2人(俺、妻)

ゲーム概要

一対一のデッキ構築ゲーム!
先に相手の3つの街全てを攻略しよう。

【中古】ボードゲーム [日本語訳無し] ヴォルフィーリオン (Volfyirion)
  • お互いが所有する3つの街を、全て攻め落とした方が価値。
    各街は、防御力8、9、10をもつ。
  • 初期デッキ10枚を持ってスタート。
    カードの種類は「傭兵カード」「砦カード」「単発効果カード」「特殊カード」の4種類、各カードは、「お金」「攻撃力」「知識力」「防御力」の4つの能力を持つ。
  • 砦カード、傭兵カード、単発効果カードはお金で買える。
    特殊カードは攻撃力で買える。
    砦カード、傭兵カードは、自分の街の1つに設置し、以後恒常的に効果を発揮する。
    特殊カードも一度出したらずっと効果を発揮するが、「知識力」によって封印されてしまう。
    単発効果カードは場に残らず捨札になって、自分の手札・捨札・山札を循環する。
  • 自分の手番では、5枚の手札を使い切り、カードの購入や、相手の城への攻撃などを行う。
    相手の街の防御力を上回る攻撃力を出したら、その街を攻略できる。
  • 先に相手の3つの街全てを攻略した方が勝ち。



感想

2019年当時
●妻
すごく面白い。
ルールを聞いただけで面白いとわかるくらい研ぎ澄まされたルールだね。

●自分
キックスターターで出資し、送られてきたので早速プレイ。
ルールを読んだときから、相当洗練された2人対戦型デッキ構築ゲームだったので楽しみにしていた。

ルールが非常にシンプルな上、カード構成のバランスが良く、全体的に無駄なくまとまっている美しいシステムだと感じた。

普通のデッキ構築ゲームは、まずお金をためて強いカードを買い、目的達成に向かうのがセオリーだけど、このゲームは、お金と同じくらい攻撃力と知識力が重要で、それゆえにゲームに奥行きが出ている。
攻撃力と知識力の重要度を高めているのが「特殊カード」の存在。

「特殊カード」は、お金ではなく攻撃力を消費して買うものであり、プレイした後も場に残り続ける強力な効果をもつ。
よって、自分の特殊カードは活かし、相手の特殊カードを封じることが勝利の重要な要素。
特殊カードを封じるためには「知識力」が必要となる。

お金と攻撃力と知識力の3つの選択肢の狭間で悶絶するところに、このゲームの凄みがある。

プレイ時間も30分程度と短いので、何度も再戦したくなる。

デッキ構築ゲームはそもそも完成度の高いものが多いけど、これはその中でも洗練度で頭一つ抜けているように感じるので、デッキ構築初心者も、経験者もぜひ一度プレイしていただきたいです。



総合評価

  • 総合評価:8
  • 独創性:6
  • わかりやすさ:8
  • システム洗練度:9
  • 間延び感の低さ(起伏):8
  • リプレイ性:9
  • コンポーネントの魅力:9
  • 脳汁感(ジレンマ味わい度):8
  • テーマ再現性:6
  • 戦術の幅:8
  • ドキドキわくわく感:7
  • 手番ごとの成長感:9
  • 攻撃性の低さ:5
  • 7歳児と本気で遊べる度:4
  • 3歳児も楽しそう度:1
  • ごちゃごちゃした要素を入れない潔さ:9
  • 制限された簡易さの中の奥深さ:10

~Fin~

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