●所要時間:60分
●今回のプレイ人数:4人(俺、妻、ゆづ、ヨタくん)
ゲーム概要
箱庭特急は、完成度の高い株券ボードゲーム!
4つの鉄道会社の路線を広げて、各社への影響力と株券数で得点を獲得しよう。
- 中央ボードは、アメリカMAPとヨーロッパMAPの裏表があるMAPボードと、全体管理ボードがある。
- MAPボード上の4社のスタート地点に各社の色の汽車コマを初期配置。
- また全体管理ボードは、各社の株券と列車コマ4つが置かれる株券エリアと、各プレイヤーの4社への影響力を表す影響力トラックと、4社の路線拡大値を表す路線拡大トラックがある。
- 各プレイヤーは、他プレイヤーと被らないように2社の株券を1枚ずつ受け取ったらゲームスタート。
◆手番では、「列車コマの配置」か「株券の購入」のどちらかを実施。
- 「列車の配置」では、1社を選び、株券エリアにある列車コマを好きな数MAPボードのその会社の列車コマに繋がるように配置して街に接続する。
繋げた街に書かれている2社への自分の影響力を上げる。(それらの会社の影響力トラック上の自分のコマを前進させる)。
加えて、路線に配置した列車コマの数分その会社の路線拡大トラックを進める。
- 「株券の購入」では、1社を選び、株券エリアのその会社の列車コマの数分、その会社の影響力トラック上の自分のコマを後退させて、株券を1枚もらう。
その後、その会社の列車コマを3つ補充する。(ただし各社の列車コマはMAX5つ)
- 以上を繰り返して、2社の株券がなくなったらゲーム終了となり、得点計算。
得点計算は、会社ごとの「株券単価」☓「株券の保有数」。
株券単価は、各社の路線拡大トラック上の進み具合と、その会社に対する各プレイヤーの影響力トラック順位によって決まる。
- 総得点の高い人が勝ち。
感 想
●妻
他プレイヤーのアクション次第でやりたいことができなくなるし、影響力トラックの順位で競り合う感じがあまり好みじゃない。
でも何回か遊んだら、切れ味良くて楽しくなってきた。
●ゆづ(9歳の娘)
楽しい!
列車をたくさん置いてい影響力を強くするのと、株券をもらうのをバランス良くやらないとだから難しいね!
●ヨタくん(5歳の息子)
ヨタくん、このゲームめっちゃ好き!!
パパと協力して白い会社の列車コマをいっぱい置いて強くして、株券もたくさんもらう作戦が楽しいよね!
●自分
これは良くできた完成度の高い株券ゲームです。
列車配置と株券管理のゲームは数多くあるけど、この作品は、間延び感なくジレンマをしっかり味わえて素晴らしいです。
株券が欲しいけど、買うとその会社への影響力が下がってマジョリティ争いで不利になり、自分の株券単価が下がる可能性が、、、。
逆に、列車コマを置きまくって自分の影響力とその会社の価値を上げにいくと、その会社の株券を簡単に他プレイヤーがとってしまう、、、。
この需給バランスが見事です。
ちょっと残念なのは、株券を買ったのにその会社への影響力が減るのが現実的じゃない = 直感的にやや違和感があることかな。
この美しいゲームシステムのために仕方ないのだろうけど。
いずれにせよ、繰り返し遊べる秀作です。
総 合 評 価
・総合評価:8
・独創性:8
・わかりやすさ:8
・システム洗練度:9
・間延び感の低さ(起伏):8
・リプレイ性:8
・コンポーネントの魅力:8
・脳汁感(ジレンマ味わい度)9
・テーマ再現性:6
・戦術の幅:7
・ドキドキわくわく感:7
・手番ごとの成長感:8
・攻撃性の低さ:7
・9歳児と本気で遊べる度:9
・5歳児も楽しそう度:9
・備考:「列車と株」の響きは、ボードゲーマーをワクワクさせるよね。
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