ウシとロバ(Ochs & Esel)

・今回の人数:4人(俺、妻、ゆづ、ヨタくん)
・プレイ時間:20分

ゲーム概要

「ウシ」「ロバ」の特殊カードがある大富豪系カードゲーム。
カード枚数が膨大で、なんと12人までプレイ可能。

  • カードの構成は、(1~13までの数字カード)×8枚とジョーカー4枚、ロバとウシが各1枚。
  • ウシとロバを除く全てのカードをシャッフルして、プレイ人数に合わせた枚数手札を配布。
    ウシとロバはテーブル中央に置いておく。
  • 各ラウンドのスタートプレイヤーは、同じ数字なら好きなだけカードをプレイ。
    次のプレイヤーは、前プレイヤーと同じ枚数で強い数のカードのみプレイできる。
    できなければパス。
    1周回ったらラウンド終了。
    最も数の高かったプレイヤーが次のスタートプレイヤーとして最初のカードを出せる。
  • 1ラウンド目に最も大きなカードを出したプレイヤーはウシを、2ラウンド目に最も大きなカードを出したプレイヤーはロバを、手札に加える。
  • ウシカードは、スタートプレイヤーのみが出せる。
    出されたらウシラウンドとなり、このラウンドでは全プレイヤーが必ず1枚ずつカードを出す。
    前プレイヤーの数字は無視して好きな数字を出せる。
    最も少ない数字を出したプレイヤーが出されたカード全てを受け取り、ゲーム終了時にマイナス点として手元に伏せて置くことに。
  • ロバカードも、スタートプレイヤーのみが出せる。
    出されたらロバラウンドとなり、このラウンドでは全プレイヤーが必ず1枚ずつカードを出す。
    前プレイヤーの数字は無視して好きな数字を出せる。
    最も少ない数字を出したプレイヤーが出されたカード全てを手札に加えることになる。
  • 以上を繰り返して、誰かの手札がなくなったら、そのラウンドを最後までやってゲーム終了。
    手札に残ったカードの数字がそのままマイナス点。
    ジョーカーはマイナス14点、ウシはマイナス15点、ロバはマイナス20点。
    ウシラウンドてカードをとって手元に伏せていたプレイヤーは、同様に数字がマイナス点だが、ジョーカーはマイナス1点、ウシはマイナス点なしなので、そこまでのダメージではない。
  • 手札をなくしたプレイヤーが1位、他はマイナス点が低い順に順位が決まる。



感想

2019年当時
●妻
面白い。
ロバカードの使いどころが難しいね。
何度かやって勘を身につけたい!

●ゆづ(7歳の娘)
楽しかった!
得意だと思う!

●ヨタくん(3歳の娘)
ヨタくん、このロバのゲーム楽しい!
またやりたい!

●自分
大富豪を知っていればすんなりプレイできる上、12人という大人数でも対応可能な優等生ゲームなので色んな場面で重宝します。

大富豪と違うのは、各ラウンドが1週で終わることと、階段や8切り、Jバックなどの一連のオプションルールがないこと。
このあたりを説明すれば、後はロバとウシの特殊ラウンドを説明すればOK。

ロバとウシのラウンドがあることによって、1や2などの小さい数字も無駄ではなくなり、いつ出すかの悩みどころが多い。
また、手札に残った数字が大きいとマイナス点も大きいので、最後の方に大きな数字を残して一気に出し抜く大富豪戦術はリスクを伴う。
よって、大富豪が得意な人も何度かやらないと感覚が掴めない。
ただ、掴むと非常にゲームバランスが優れていて、中毒性が高いことに気づく。

さすがクラマー先生、と思わせる良いつくりのゲームです。
クラマー先生のすごいところは、ニムトしかり、大人数対応のできるカードゲームを作れることですね。



総合評価

  • 総合評価:7
  • 独創性:7
  • わかりやすさ:8
  • システム洗練度:7
  • 間延び感の低さ(起伏):7
  • リプレイ性:7
  • コンポーネントの魅力:6
  • 脳汁感(ジレンマ味わい度):7
  • テーマ再現性:6
  • 戦術の幅:7
  • ドキドキわくわく感:7
  • 手番ごとの成長感:7
  • 攻撃性の低さ:7
  • 7歳児と本気で遊べる度:8
  • 3歳児も楽しそう度:7
  • ウシとロバの絵のハジケッぷり:9
  • 手札にロバを残してしまった絶望感:10

~Fin~

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