オリンパス/オリンポス(Olympus)

・所要時間:45分
・今回の人数:3 人(俺、妻、ゆづ)

ゲーム概要

ワーカープレイスメント+拡大再生産ゲーム!

  • 中央ボードには、10人のオリンポスの神々と、対応するアクションスペースαとβがある。
  • 各プレイヤー国ボードを持つ。国ボードには、文化、人口、軍事力、小麦、肉、魚、のパロメーターが書かれていて、ゲームが進むごとに各能力が成長ていく。 
  • 各プレイヤーは全員同じ建物セットを受け取る。
  • 手番プレイヤーは、中央ボードの好きな神のαスペースに自分の司祭コマを置く。
    他のプレイヤーは便乗してβに司祭コマを置くことができる。
  • 神の能力は、下記の通り。
    • 「パロメーターを成長させる」
    • 「小麦や肉や魚コマをもらう」
    • 「小麦、肉、魚コマを使って建物を建てる」
    • 「他プレイヤーを攻撃して資源を奪う」
    • 「他の全プレイヤーの人口を減らす」など。
  • αは効果が強く、βは効果が弱い。
  • 得点のメインは建築したカード。
    カードには得点と特殊能力が描かれている。
    ただし、得点の高い建築カードを建てるには、規定以上の文化レベルが必要。
  • 全員が全て司祭コマを置いたら、個人ボードをチェック。
    軍事力、小麦、肉、魚の能力が人口を越えていたら人口と同じレベルに下げる。
    全ての基本は人口。
    また、小麦、肉、魚のコマが5個を越えてたら越えた分捨てる。
    中央ボードの司祭コマを回収して次ラウンドへ。
  • 個人ボードの文化、人口などの各パラメーターがMAXになると、該当の栄光カードをもらえる。
    この栄光カードのうち7枚がなくなったら、ゲーム終了。
  • ゲームの大きな流れとしては、建築カードをたくさん建てるために文化レベルを上げつつ、小麦、肉、魚を効率的に集めていく。
    軍事力が弱いと資源を略奪されるし、人口力が弱いと資源生産効率が悪いので、全てのパロメーターをバランス良く上げる必要がある。



感想

2019年当時
●妻
面白いね。
思ったよりやることがシンプルて、やれることが増えていくのも嬉しい。
少し間延びしたかな?

●ゆづ(7歳の娘)
楽しかった。
強い建物を建てるのが難しいけど、建てられて嬉しかった!

●自分
とても洗練されたルール!
ワーカープレイスメントの面白さと、拡大再生産のわくわく感、セットコレクションのジレンマなど、ボードゲームを味わう上で重要な要素がたくさん詰め込まれながらも、バランス良くわかりやすくまとまっている。
これは凄いレベル。

ただ一つ、直接攻撃(マルチ)要素があることだけが、我が家向きではなかったです。
重要な人口をいきなり三分の一に減らす異常な神様アポロンはほんとにやばい。
軍事力を活かして攻め込むのもまずい。
もしこの手の直接攻撃をやろうことなら、妻は「もう二度とこのゲームやらない。家にあるボードゲーム全部売るね。」とブチ切れるだろうし、ゆづにいたっては、「ほんとに嫌。もう一生パパ攻撃しない。もうゲームもしない。」と、半日くらい泣くことでしょう。笑

そして、我が家は、そのことがみんなわかっているため、抑止力となり、軍事力は一切上げず、他プレイヤーを悲しませるアポロンを選ばない超平和的プレイに。
このゲームは、ある程度の直接攻撃によるダメージがあってバランスがとられているため、それがないと成長し放題で間延びしまくりました。笑



総合評価

  • 総合評価:7
  • 独創性:8
  • わかりやすさ:7
  • システム洗練度:9
  • 間延び感の低さ(起伏):7
  • リプレイ性:7
  • コンポーネントの魅力:8
  • 脳汁感(ジレンマ味わい度):8
  • テーマ再現性:7
  • 戦術の幅:8
  • ドキドキわくわく感:8
  • 手番ごとの成長感:9
  • 攻撃性の低さ:1
  • 7歳児と本気で遊べる度:5
  • 3歳児も楽しそう度:1
  • ギリシャの神様勢揃い感:9
  • オリンパスだとカメラを想起:10

~Fin~

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