・所要時間:120分
・今回の人数:4人(俺、妻、ゆづ、ヨタくん)
ゲーム概要
<テーマ>
- ファッション業界をテーマにしたビジネス系ワーカープレイスメントゲーム。
- アパレル企業を経営し、建物や仕事を増やし、人を雇用し育て、自慢の服を作り上げ、4回行われるファッションショーで高い評価を獲得することを目指す。
<準備>
- ゲームボード上に、「契約カード」「施設カード」「従業員カード」などを指定の場所に配置。
- 各プレイヤーは、個人ボードと初期デザインカードを受け取る。
- 個人ボードは維持費パロメーターがある。初期は「-3」に設定。
<ゲームの進行>
- ゲームは、全12ラウンド。3ラウンドごとに「ファッションショーラウンド」が行われる。
それ以外のラウンドはファッションショーに向けた「通常ラウンド」。
◆通常ラウンドでは、「ワーカー派遣フェイズ」「アクション実施フェイズ」「アップグレードフェイズ」「維持・収入フェイズ」の4フェイズで進行。
- 「ワーカー派遣フェイズ」では、スタートプレイヤーから順番に、中央ボード上の好きなアクションスペースに自分のワーカーを配置する。全プレイヤーが3つのワーカーを全て置いたらフェイズ終了。
- アクションスペースは全9種。
※アクションスペースごとに、駒を置ける上限数が決まっている。- 「①銀行でお金を借りる」:お金を獲得
※クレジットカードと現金を受け取る。後日要返済。 - 「②契約カードを獲得」:特殊効果を持つ契約カードを1枚獲得。
※ファッションラウンドを1回経ると効果が薄れ、2回減ると破棄。 - 「③施設カードを獲得」:お金を払って特殊効果を持つ施設カードを1枚購入。
※カードごとの維持費を個人ボードの維持費パロメーターに反映。 - 「④従業員カードを獲得」:特殊能力を持つ従業員カードを1枚獲得。
※初期は3枚まで獲得でき、それ以降は施設カード1枚ごとに1人雇える。
※カードごとの維持費を個人ボードの維持費パロメーターに反映。 - 「⑤デザインカードを獲得」:デザインカードを1枚獲得。
- 「⑥生地獲得フィールド(国内工場)」:
少量のお金を払って、1種類の生地を好きなだけ購入。品質トークンを1つGET。 - 「⑦生地獲得フィールド(問屋)」:
中量のお金を払って、好きな種類の生地を1枚ずつ購入。品質トークンを2つGET。 - 「⑧生地獲得フィールド(輸入)」:
高額なお金を払って、1種類の生地を好きなだけ購入。品質トークンを3つGET。
- 「①銀行でお金を借りる」:お金を獲得
- 「アクション実施フェイズ」では、アクション「①銀行でお金を借りる」から番号順にアクションを実施。同じアクションは先にワーカーを置いた人優先。
- 「アップグレードフェイズ」では、獲得済みの「従業員カード」と「施設カード」を、コストを支払って裏返して「効果の強い面」にすることができる。
※上がった分の維持費を個人ボードの維持費パロメーターに反映。
- 「収入・維持フェイズ」では、「契約カード」「従業員カード」「施設カード」「個人ボード上の維持費パロメーター」に従ってお金をもらったり払ったりする。
◆3ラウンドごとに訪れる「ファッションショーラウンド」では、「デザインカード選出フェイズ」「アワードフェイズ」「販売フェイズ」を行う。
- 「デザインカード選出フェイズ」では、各プレイヤー保有するデザインカードの中からファッションショーに参加させるものを1色だけ好きな枚数選択し、それらの上に、指定の生地を配置する。
※指定の生地を置けないカードは選べない
- 「アワードフェイズ」では、「品質」「トレンド」「PR」「デザインカードの数」の4要素のうち、そのラウンド指定の要素でプレイヤー間の優劣を決める。
各要素で1位・2位のプレイヤーは、指定の数のスタートークンを獲得。
- 「販売フェイズ」では、ファッションショーで選んだデザインカードを全て売却。
各デザインカードには売却額が書かれていて、その分だけお金を獲得。いずれもかなりの収入になる。
加えて、「選んだデザインカードの枚数 × そのラウンドで得たスタートークンの数」分のお金もGET。
- 販売終了後、ファッションショーで使った品質トークン、トレンドトークン、PRトークン、生地駒は全て捨てる。
※スタートークンや、使用していない生地駒は残す。
※スタートークンは、個数に応じて次のファッションショーの時に勝利点に変換される。
◆以上を繰り返し、12ラウンド終了でゲーム終了。お金と勝利点を合計し、最も多い人が勝ち。
感想
●妻
面白かった!
拡大再生産&ワーカープレイスメントだね。
テーマも洗練されてていいね。
●ゆづ(9歳の娘)
ファッションショーで可愛い服をどんどん発表して、ガツガツお金をもらえる感じが楽しかった!
●ヨタくん(5歳の息子)
ファッションショーで、カードの枚数とか、品質トークンとか、色んなので比べていくのが楽しかった。
あと、カードをとってパワーアップしていくのも嬉しいね!
●自分
説明書を読んだ時はかなり複雑そうで覚悟していましたが、やってみたら非常にスッキリしたゲームデザインで、しっかり没頭できました。
1・2ラウンドでデザインカード、生地、トークンなど必要なものを集め、3ラウンド目のファッションショーでマジョリティ勝負をする」というメインの流れを把握すれば、後はそれをいかに効率的に行うかの勝負。
契約カード、施設カード、従業員カードも、名称や能力が面白くてGOOD。
何より、維持費の概念が良いですね。施設も従業員も、持ち続けるにはコストがかかるので、増やせば良いというものでもなく、より適したものを全員が真剣に狙いに行く感じが、企業経営を彷彿として楽しいです。
テーマの華やかさや、ファッションショーのメリハリが相まって、間延び感も感じにくい素敵なゲームでした。
総合評価
・総合評価:8
・独創性:8
・わかりやすさ:7
・システム洗練度:8
・間延び感の低さ(起伏):7
・リプレイ性:6
・コンポーネントの魅力:8
・脳汁感(ジレンマ味わい度):8
・テーマ再現性:9
・戦術の幅:7
・ドキドキわくわく感:8
・手番ごとの成長感:8
・攻撃性の低さ:7
・9歳児と本気で遊べる度:7
・5歳児も楽しそう度:7
・備考:「準備や練習」→「本番で勝負」の流れのゲームは、本能的に楽しい気がします。
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