西フランク王国の子爵(Viscounts of the West Kingdom)

・所要時間:120分
・今回の人数:4人(俺、妻、ゆづ、ヨタくん)

ゲーム概要

西フランク王国3部作の3作目!
「子爵コマ」を周回させながら、リソースを獲得し、高得点を目指そう。

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  • 中央ボードゲーム上の自分のコマを、時計周りに移動させて停まったスペースのアクションを行う。
  • 各プレイヤーは、個人ボードと初期カードデッキと特殊カード1枚目を受け取ってゲームスタート。
  • 手番では自分のデッキから3枚を引いて手札に。
    個人ボードにはカードを配置するスペースが3枚あるので、手札から1枚選んで一番左のスペースに配置。
    そこに既にカードが置いてあったら1枚ずつ右側にスライドさせる。
    その結果一番右からはみ出たカードは捨札に。
    個人ボード上の3枚のカードに書かれたアイコンの数によってこの手番で移動できる歩数や、各アクションの実行強度が決まる。
  • まず、カードの歩数アイコンの合計数まで、時計回りで自分のコマを移動させ、任意のスペースに停まる。
    その後、スペースの位置に応じたアクションを1つ選んで実行。
  • アクションは、下記の4つ。
    • 「書かれたレートで資源を交換する交易」
    • 「自分の建物駒を配置して、書かれたボーナスをもらう&建物に応じた能力up & ゲー終了時の得点となる建築」
    • 「自分の人駒を城に配置してボーナスをもらう&ゲーム終了時に得点となる城配置」
    • 「置いてある本タイルを獲得してボーナスをもらう&ゲーム終了時に得点となる写本」
  • いずれのアクションも、個人ボード上の3枚のカードに書かれたそのアクションのアイコンの合計がアクション実施条件に達している必要がある。足りない場合は、該当の資源駒を捨てることでアイコンの代わりとして補填できる。
  • アクション実施後、中央ボードのアクションスペースにある仲間カードをコインで購入可能。
    購入したカードは購入時効果を適用した後に捨札置き場に。
    その後、手札が3枚になるまで補充して、次のプレイヤーの手番へ。
  • カードによっては、配置時、配置中、個人ボードから出された時にボーナス効果を発揮するものもある。
  • 借金カードと権利書カードがあり、個人ボード上のカードの効果や、アクションスペースのボーナスなどで獲得していく。
    また、同じくカード効果やアクションボーナスで、保有する借金カード、権利書カードを裏返すことができる。
    借金カードを裏返すと好きな資源がもらえ、権利書カードを裏返すとゲーム終了時にもらえる得点が上がる。
  • 以上を繰り返して、借金カードか権利書カードのどちらかが指定の枚数とられたらそのラウンドでゲーム終了。
    建築済みの建物からの勝利点や、城に配置した人駒の勝利点、保有する本タイルの勝利点、権利書カードの勝利点、表のままの借金カードのマイナス点、裏返った借金カードor権利書カードの枚数マジョリティ得点などを計上し、最も勝利点の高い人が勝ち。



感想

●妻
すごい面白い!!
だけど、待ち時間が長いし、全体的にプレイ時間も長いからちょっと疲れるゲーム。

●ゆづ(9歳の娘)
うーん。長いよこのゲーム。
パパとママが長考するからなかなか自分の番回ってこないし、、、。

●ヨタくん(5歳の息子)
ヨタくんはちょっとよくわからなかったなぁ。
建物を建てるのも、本をとるのも難しかった。

●自分
西フランクシリーズはどれも面白い!
ただ、手番でやることが悩ましすぎるので長考しがちになってしまい、全体的にダウンタイムが長くなる傾向があるのがちょっと難点。ただ、それを差し引いても、ゲーム終了時の充実感は相当のもの。

本作は、個人ボード上の3枚のカードが効果を発揮する、というシステムが独特で楽しいです。カードを強化することでボード上の3枚でやれるアクションが強化されるのがたまらなく楽しい。勝利点の獲得方法も、城への駒配置、建物配置、写本、権利書カードと大きく分かれていて、どれを重視してもいい勝負になるバランスが素晴らしいです。
完成度の高いゲームだと思います。

総合評価

  • 総合評価:7
  • 独創性:8
  • わかりやすさ:7
  • システム洗練度:9
  • 間延び感の低さ(起伏):6
  • リプレイ性:7
  • コンポーネントの魅力:7
  • 脳汁感(ジレンマ味わい度)8
  • テーマ再現性:6
  • 戦術の幅:9
  • ドキドキわくわく感:8
  • 手番ごとの成長感:8
  • 攻撃性の低さ:7
  • 9歳児と本気で遊べる度:6
  • 5歳児も楽しそう度:3
  • 備考:3部作の共通点が、「ゲームシステム自体」ではなく、「美徳・悪徳ポイントとキャラクターカード絵 = ゲームに流れる雰囲気」というところが面白いです。

~Fin~

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