こんにちは! ヒロです!
いつもブログを読んでくださりありがとうございます。
ボードゲームの1大ジャンルを築いた競りゲー。
競りゲーの神クニツィア氏のメディチ、モダンアート、ラー、アメン・ラー、メンバーズオンリーは言わずもがな、他のデザイナーでもビブリオス、ゲシェンク、魚河岸物語など、傑作を挙げればきりがありません。
競りという行為は本能的に楽しいけど、普段の生活で遊びながらやるものではないですよね。
ヤフオクのヘビーユーザー以外は、あまり競りの経験はないと思います。
一方で、競りの快感やジレンマは、まさに人と人とのインタラクションの結晶なので、ボードゲーム未経験者にボドゲの面白さを伝える時に有用です。
しかしながら、競りゲームはやや複雑なものが多い傾向にあるので、初心者と一緒に遊ぶ場合に意外と困ります。
そんな悩みを解決するゲームがあるんです。
今日ご紹介するゲームは、クニツィア氏による、極限までルールをシンプルにしたザッツ競りゲーです。
ハイソサエティ(High Society)
・所要時間:30分
・今回の人数:4人(俺、妻、ゆづ、ヨタくん)
ゲームの概要
贅沢品を競り落とすカードゲーム !
- 各プレイヤーに同じ構成のお金カード11枚セットを配布。
贅沢品カードをすべてシャッフルして山札にする。
- 手番では、贅沢品カードの山札から1枚めくり、競りにかける。
- まず、スタートプレイヤーが手札から好きな枚数のお金カードを目の前に出して競りがスタート。
次のプレイヤーは直前プレイヤーが出したお金の合計よりも高い金額になるよう手札から追加でお金カードを出すか、パスをする。一度目の前に出したお金カードは手札に戻せないため、金額を釣り上げるには純粋にカードを追加するしかない。(前プレイヤーより少しだけ値段を上げたいのに手札に適切なお金がない場合は大きなお金を出さないといけない)
- パスをしたら目の前に出したお金カードは全て手札に戻せる。
一人を残して全員がパスしたら、残ったプレイヤーがその贅沢費品カードを獲得。
- 山札から次の1枚をめくり、直前の贅沢品を競り落としたプレイヤーから入札開始。
- 以上を繰り返し、赤く囲われたカードが3枚混ざっていて、山札から3枚めの赤カードなめくられたらゲーム終了。
- 獲得した贅沢品カードに書かれた点数を合計し、最も高い人が勝ち。
- なお、最終得点が2倍になる「×2カード」や、次に獲得する贅沢品カードを捨てないといけない「Øカード」、「マイナス得点カード」などの特殊カードがあるため、展開にき含むを生まれる。
感想
●妻
シンプルだけどジレンマありすぎて苦しいゲームだね。
面白い!
●ゆづ(10歳の娘)
良いカードがあって頑張って競り落としても、次にもっと良いカードが出たのにお金が足りなくて、安いお金で別の人が競り落としたりするのが悔しい、、、。
競りって難しいね。
他の人が狙ってないものを上手く競り落とすのがコツだね。
●ヨタくん(6歳の息子)
めっちゃ楽しい!
でも、欲しいカードがあるとすごくたくさんお金を使っちゃうので、後で苦しいんだよなぁ。
何かパパがどんどん高いお金を宣言してきて、いきなり降りるから、損してカードをとることが多かった気がする。
難しい!
●自分
研ぎ澄まされてますね。
研ぎ澄まされすぎているのかもしれません。
どこまで競るか、どこでしゃがむかの選択を繰り返すだけなのに、「一度競りで出したカードは引っ込められず、競りを続けるなら手札から追加するしかない」という縛りによって、非常に苦しい選択を迫られることが度々。
欲しいカードはだいたい被るから、適度に競ってからしゃがみたいけど、考えていることが一緒なので紙一重で先にしゃがまれて大金を積まされることも。
本当に、競りゲームって他プレイヤーとの駆け引きが熱いですね。
色んな競りゲームはあれど、ルール説明がさっと済んで、感覚的にいきなり楽しめる競りゲームは貴重です。
重宝しているゲームの一つです。
ちなみに、私がもっている旧版は箱が凄く小さいので、持ち運びに便利で気に入ってます。
総合評価
- 総合評価:7
- 独創性:7
- わかりやすさ:8
- システム洗練度:8
- 間延び感の低さ(起伏):7
- リプレイ性:7
- コンポーネントの魅力:7
- 脳汁感(ジレンマ味わい度):10
- テーマ再現性:6
- 戦術の幅:6
- ドキドキわくわく感:7
- 手番ごとの成長感:7
- 攻撃性の低さ:6
- 10歳児と本気で遊べる度:7
- 6歳児も楽しそう度:7
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