・所要時間:60分
・今回の人数:4人(俺、妻、ゆづ)
ゲーム概要
競り×駒配置ゲーム!
前半と後半で得点の重さが変わるため、逆転も起こりやすいゲーム。
- 細かいマスにわかれたボードを中央に設置。
そこに各プレイヤー色の駒を置いていき、置き方で得点していくゲーム。
駒を置くためには、「駒を置く場所の書かれたカード」を競りで入手する必要がある。
- 1ラウンドで12枚の場所カードを使用。
ラウンドは6回のターンで構成され、毎ターン2枚の「場所カード」が中央に出される。- チップを握って競る。
競り勝った人が好きな方のカードを1枚もらい、そのカードに書かれた場所に自分の駒を置ける。 - 競り負けてカードをもらえなかったら、チップを1枚もらえる。(残念賞)
(そもそも競りでチップを握らなければ、2枚のチップをもらえる) - 6ターン終了時点で中央のカードがなくなり、得点計算。
- 得点は、下記の4つ。
・外周沿いの駒の数が多い人と2位の人
・「2駒以上連続の塊」の数
・各湖の周辺駒の多い人
・「2駒以上連続の塊」の構成コマ数が最も多い人と2位の人
4ラウンド行うが、このもらえる得点はラウンドごとに変わっていく。
前半ラウンドは「外周沿い得点」と「塊の数得点」が高く、後半は「湖周辺数得点」と「塊の構成コマ数得点」が多い。
よって、前半と後半で戦術が変わる。 - 4ラウンド終了時に集計し、得点が高い人が勝ち。
- チップを握って競る。
<好感度ポイント>
- 前半と後半で得点の重さが変わるため、逆転も起こりやすく、間延び感がなくて良い。
- 陣取りだけど、「自分置く=相手の点数減る」という直接的な要素が少なめなので、陣取り嫌いの我が家でもやれる。
- 中央のカードの出る順番や、相手の握るチップ数で展開が変わるので、そこまでアブストラクトではなく、緩やかにプレイできる。
感想
2019年当時
●妻
結構面白いよ。
なんか長く感じたので、またやりたいとは特に思わないけど。
●ゆづ(娘。7歳)
普通だった。
ちょっと面白かった。
●自分
キングダムビルダーに似ているが、競りとカード運の要素が入るため、ままならない感が強め。
前半と後半の得点源が真逆になるのは良いシステムだと思う。
前半は駒を「外周に」「2個セットを散らして」置く戦略。
対して後半は、駒を「湖周辺に」「できるだけつなげて」置く戦略になる。
前半の得点をとりまくるほど、後半の得点は不利になる。
一方で、ある程度前半の得点をとらないと、後半で逆転も難しい。
このあたりの絶妙なゲームバランスは、唸らせるものがある。
しかしながら、「競り」の要素については、駒配置ゲームとの相性が悪い気もした。
この手の駒配置ゲームは、そもそも駒を置く場所選びで長考しがちになるが、これに加えて、「競るチップ数」を考えることも必要で、いちいちゲームが止まる。
ゲーム全体は長くはないんだけど、ダウンタイム(他の人が考えている間の待ち時間)が長く、これが妻が長さを感じた原因かと。
駒配置ゲームは好きなので、またやりたいゲームだけど、個人的にはキングダムビルダーの方が格上に感じました。
総合評価
・総合評価:6
・独創性:7
・わかりやすさ:6
・システム洗練度:6
・間延び感の低さ(起伏):7
・リプレイ性:6
・コンポーネントの魅力:6
・脳汁感(ジレンマ味わい度):7
・テーマ再現性:6
・戦術の幅:6
・ドキドキわくわく感:6
・手番ごとの成長感:6
・攻撃性の低さ:5
・7歳児と本気で遊べる度:5
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