こんにちは! ヒロです!
いつもブログを読んでくださりありがとうございます。
今日ご紹介するゲームは、巨匠クニツィア氏の名作「ヘックメック」のカードゲーム版です。
ボードゲームをカードゲーム化した作品は、一般的には「プレイ時間が短くなる」「持ち運びが楽になる」「値段が安くなる」「箱が小さくなる」など、楽しさ・遊びごたえは本家には及ばないけど便利で良いね、というパターンが多いですよね。
でも稀にカードゲーム化によってパワーアップするパターンに出会うことがあって、そんな時は新鮮な発見に嬉しくなります。
このヘックメックもそのパターン。
普通に面白かったヘックメックが、さらに強烈に面白くパワーアップしてます。
ヘックメック カードゲーム (Heckmeck am Karteneck)
・所要時間:30分
・今回の人数:4人(俺、妻、ゆづ、ヨタくん)
ゲーム概要
- カードは1~5までの数字が書かれた鳥カードが各17枚ずつと、5の数字の書かれた虫カードが25枚で構成。
全カードをシャッフルして山札にし、各プレイヤーに6枚ずつ配布して初期手札とする。
- プレイ人数に応じた個数を抜いた全ての虫タイルを全てシャッフルして裏向きの山札にして中央に配置。
そこから、プレイ人数と同じ枚数をオープンにする。
- 手番では、下記2つのどちらかのアクションを実施。
- 手札から1種類のカードを1枚以上自分の前にプレイし、(既に自分の前に置いたカードと同じカードは出せない)、目の間のプレイ済みカードの合計数を宣言する。
その後、山札から1枚カードを手札に補充。 - パスをして(このラウンドの以降の手番も全てパス)、山札からカードを2枚手札に補充。※ 最後にパスしたプレイヤーだけはカードを補充できない。
- 手札から1種類のカードを1枚以上自分の前にプレイし、(既に自分の前に置いたカードと同じカードは出せない)、目の間のプレイ済みカードの合計数を宣言する。
- パスした時に、プレイ済みカードに虫カードが1枚もなければ、中央に並べられた虫タイルの中で一番数字が小さいタイルを獲得。
パスした時に、プレイ済みカードに虫カードが1枚以上あれば、宣言したカード合計と同じ数の虫タイルが、他のプレイヤーの虫タイルの山の一番上にあれば、盗んで獲得。
- 全員がパスしたら、既に虫タイルを獲得した人以外のプレイヤーで、プレイ済みの鳥カードの合計数を比較し、大きいプレイヤーから順に数字の大きい虫タイルを獲得。
獲得したタイルはとった順に重ねて1つの山になるように配置。(最後に取ったタイルが一番上になる)
- 全プレイヤー、獲得したタイルは全員から見えるようにオープンにしておく。
全員が虫タイルを獲得したら、虫タイルの山札からプレイヤー人数分の虫タイルをオープンにして、次のラウンドへ。
- 虫タイルの山札がなくなったらゲーム終了。
獲得した虫タイルの虫の数の合計が最も多い人の勝ち。
感想
●妻
面白いね!
もとのヘックメックはダイスを振った手番プレイヤーの手番を待つ時間がかなりイマイチだったけど、このゲームは手番でカードを出すだけだからすごくサクサク進んでノーストレス。
●ゆづ(10歳の娘)
楽しい!!
やることはシンプルだけど、どの数字のカードを何枚いつ出すのかがすごく悩ましくていい感じ。
●ヨタくん(6歳の息子)
めっちゃ楽しいけど、せっかくとった虫タイルを盗られるのがちょっと嫌だったな。
でも、簡単なルールで楽しいゲームだね!
●自分
本家ヘックメックは、ルールの斬新さに驚いて楽しく遊んだけど、他プレイヤーの待ち時間が長すぎて何度か遊んで飽きちゃった経緯があります。
今回このヘックメックがカード版になったと聞いて、ピントくるものがあって購入。
やはりダウンタイムがかなり減って、最初から最後までスピーディーに楽しめました。
手札補充のタイミングもコントロールしないといけないのも悩ましくて良い。
終始、手札と、場&他プレイヤーの一番上の虫タイルをにらめっこしながら悶絶するジレンマあふれるプレイ感。
たまりません。
総合評価
- 総合評価:7
- 独創性:7
- わかりやすさ:7
- システム洗練度:8
- 間延び感の低さ(起伏):8
- リプレイ性:7
- コンポーネントの魅力:7
- 脳汁感(ジレンマ味わい度):7
- テーマ再現性:7
- 戦術の幅:6
- ドキドキわくわく感:6
- 手番ごとの成長感:7
- 攻撃性の低さ:5
- 10歳児と本気で遊べる度:9
- 6歳児も楽しそう度:8
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